マイラーとしての資質…~朝日杯フューチュリティステークス回顧~
です、です。
個人的にはデムーロの差し出した手を、首を振ってやんわり断ったノリさんが印象的でした。さすがG1 2着の帝王ですね。早速、振り返りましょう。
2012年12月16日(日) 5回中山6日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第64回朝日杯フューチュリティS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 1600m 16頭
LAP 12.1-10.8-11.0-11.5-11.9-12.2-11.8-12.1=1:33.4
通過 33.9-45.4-57.3-69.5 上り 70.5-59.5-48.0-36.1
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
14 | ロゴタイプ | M.デ | 1.33.4 | 02-03-02 | 36.1 | 7 | ||
5 | コディーノ | 横山 | 1.33.4 | クビ | 07-03-05 | 36.0 | 1 | |
3 | ゴットフリート | C.ス | 1.33.8 | 2 1/2 | 11-08-07 | 36.0 | 3 | |
12 | フラムドグロワール | C.ウ | 1.33.9 | 3/4 | 05-05-05 | 36.3 | 5 | |
7 | ティーハーフ | 武豊 | 1.33.9 | クビ | 14-15-11 | 35.5 | 6 | |
16 | ノウレッジ | 蛯名 | 1.34.0 | クビ | 07-05-07 | 36.4 | 10 | |
6 | ラブリーデイ | C.ル | 1.34.0 | クビ | 09-08-11 | 36.2 | 4 | |
9 | エーシントップ | 浜中 | 1.34.1 | クビ | 02-05-02 | 36.6 | 2 | |
8 | ★ | クラウンレガーロ | 幸英 | 1.34.1 | ハナ | 02-08-07 | 36.3 | 8 |
2 | ネオウィズダム | 柴田 | 1.34.2 | 1/2 | 05-02-01 | 36.8 | 12 | |
11 | アットウィル | 岩田 | 1.34.2 | クビ | 11-13-11 | 36.0 | 13 | |
1 | ★ | ザラストロ | 松岡 | 1.34.3 | クビ | 16-15-15 | 35.8 | 11 |
4 | テイエムイナズマ | 池添 | 1.34.5 | 1 1/2 | 15-13-10 | 36.3 | 9 | |
13 | ディアセルヴィス | 勝浦 | 1.34.6 | 3/4 | 13-11-15 | 36.5 | 16 | |
10 | ワキノブレイブ | 福永 | 1.34.7 | クビ | 09-11-11 | 36.6 | 15 | |
15 | マイネルエテルネル | 柴田 | 1.34.9 | 1 1/4 | 01-01-02 | 37.6 | 14 |
単勝 14 \3450
複勝 14 \450 / 5 \110 / 3 \280
枠連 3-7 \1380 (7)
馬連 05-14 \1560 (6)
ワイド 05-14 \660 (6)/ 03-14 \2270 (23)/ 03-05 \360 (3)
馬単 14-05 \7770 (18)
3連複 03-05-14 \4530 (14/560)
3連単 14-05-03 \54880 (146/3360)
【ペース・展開おさらい】
クラウンレガーロが出る所を、外目からマイネルエテルネルが並びかけ、更にインのポケットに入っていたネオウィズダムが掛かり気味に2角で外目に出して交わしていく、出入りの激しい展開。3F通過33秒台は過去10年で初めて。更に4・5F目も大きく緩ませることはせずに通過…結果直線で勝ち馬が抜けだした時に若干Lapは上がったものの、完全前傾で後半は辛抱比べという展開。スピードの持続力もさることながらラストの底力が問われるレースとなった。
【各馬寸評】
ロゴタイプ:前半から積極的な競馬も、出し入れを繰り返す各馬を尻目に自身のペースを守りながらのレース。直線でいち早く抜けだすと、コディーノの追撃をいっぱいに振り切っての勝利。前走は中盤緩みをもたせた瞬発力勝負を楽々抜けだしてのレコード勝ちだったが、ここでさらに厳しい流れにも対応してみせた。相手ウンヌンではなくこの流れをラストに大きく落とすことなく駆け抜けたのは素直に評価したい所。しっかり制御の効く走りができる分、距離はもう少し伸びても問題無いだろうが、あまり長い距離は向いてないタイプ。その辺りを踏まえながらも来年も要注目。
コディーノ:鞍上も勝利ジョッキーも「掛かった」と言っていたが、パトロールフィルムで見ると3角で外に出しかけた時に、勝ち馬にほぼ並ぶところまで前に出ており、その部分の所を指していると思われる。そこから建てなおして前に迫るものの、ラストは勝ち馬と脚色が同じになってしまった。コレまでは持続力の中で切れ味を見せての勝利で、キレを求められない流れでは若干分が悪いということも言えるのかもしれない。それでもこの結果というのは誉められるべきなものかもしれないが、これだけのスピードに難なく対応できている点から見ると、意外に距離面での限界が早く訪れるような気がしないでもない。
ゴットフリート:前半はじっくり中団の後ろから、3角から徐々に外目に切り替えていくと、直線は2着馬の後ろを追撃したのだが、思うように前との差を詰めることは出来ずのゴール。乗り方としては文句なしだろう。この馬も前走はキレを全面に押し出してのもので、この内容でも問題なく対応できたのは収穫、距離はこちらのほうが大丈夫そうで、そういう意味含め、来年以降注目していいのではないだろうか。
フラムドグロワール:前半は先団に位置するも、ネオウィズダムが掛かっていった辺りで対応せずにマイペース。直線も勝ち馬の直後まで迫るのだが、徐々に離されながらのゴール。決して自身も止まっているわけではないのだが、立ち回り方含めて見ても、現時点で前との差は少し有りそうだ。
エーシントップ:前半はいい位置だったが、出入りの激しい展開に巻き込まれるような形でちぐはぐなレースに…やはりこの部分が大きかったといえる。ペースや距離への対応力という部分に対するジャッジはもう少し様子見という事で。ただ、スンナリと自身のペースで走れないと意外と脆いタイプかも。
ザラストロ:すいません。狙いすぎです…中山は全く向いてないって、今さら言うなという感じですがwww
流れのわりには後方からの馬の台頭はあまりなく、そういった意味でも前目で厳しい流れを捌いた勝ち馬は強かったと言えるでしょう。ただ結果的に今回のレースは「2歳マイル王決定戦」という意味合いが色濃く出てしまったように感じられ、クラシックと直結するような内容でなかったことも事実です。また、関西のもう少し長い距離を走ってきた馬たちは軒並み出てきておりませんし、これだけでは何も見えてないと言えるでしょう。その意味でも、コディーノには圧勝してもらって、来年の対決をもっと盛り上げてほしかったんですがね…ま、今週末の隠れG1に期待することにしましょう。
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