華麗なる舐められ逃げ~プロキオンS回顧~
です、です。
いつの間にやらオリンピックが間近なんですねぇ。いつかのNHKスペシャルで内村航平の特集をやってるのを見て、今更ながらそんな事を考えております。全く実感が湧きませんねぇ。始まったらそれなりにテレビ観戦はするつもりなんですが。
さてさて、作成を残していた先週の重賞回顧を、このすき間に放り込んでおくことにします。
2012年 7月 8日(日) 2回中京4日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第17回東海テレビ杯プロキオンS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(指定) ダート 1400m 16頭
LAP 12.0-10.7-11.3-11.6-11.5-11.9-13.6=1:22.6
通過 34.0-45.6-57.1-69.0 上り 70.6-59.9-48.6-37.0
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
6 | トシキャンディ | 酒井 | 1.22.6 | 01-01 | 37.0 | 12 | ||
14 | アドマイヤロイヤル | 安藤 | 1.22.7 | 3/4 | 08-10 | 36.0 | 4 | |
9 | ファリダット | 佐藤 | 1.22.8 | 1/2 | 14-15 | 35.5 | 1 | |
13 | ワールドワイド | 北村 | 1.22.8 | ハナ | 07-07 | 36.3 | 10 | |
7 | シルクフォーチュン | 藤岡 | 1.22.8 | 頭 | 16-16 | 35.1 | 2 | |
3 | テイクアベット | 国分 | 1.22.9 | クビ | 02-02 | 37.2 | 3 | |
8 | デュアルスウォード | 和田 | 1.22.9 | クビ | 12-12 | 35.9 | 9 | |
5 | ダノンエリモトップ | 中井 | 1.23.0 | 1/2 | 08-08 | 36.3 | 16 | |
10 | セレスハント | 武豊 | 1.23.1 | クビ | 08-10 | 36.3 | 6 | |
1 | スーニ | 幸英 | 1.23.2 | 1/2 | 08-08 | 36.4 | 7 | |
4 | タンジブルアセット | 渡辺 | 1.23.2 | クビ | 04-04 | 37.2 | 8 | |
15 | インオラリオ | 小牧 | 1.23.3 | 1/2 | 03-03 | 37.5 | 5 | |
11 | アドマイヤスワット | 高倉 | 1.23.7 | 2 1/2 | 14-14 | 36.4 | 15 | |
16 | ニシオドリーム | 国分 | 1.24.2 | 3 | 05-06 | 37.9 | 11 | |
12 | シャア | 戸崎 | 1.24.2 | 頭 | 12-12 | 37.1 | 14 | |
2 | アースサウンド | 中谷 | 1.24.8 | 3 1/2 | 05-05 | 38.6 | 13 |
単勝 6 \11920
複勝 6 \1540 / 14 \180 / 9 \130
枠連 3-7 \12670 (25)
馬連 06-14 \34920 (50)
ワイド 06-14 \6680 (49)/ 06-09 \3240 (29)/ 09-14 \310 (2)
馬単 06-14 \96200 (111)
3連複 06-09-14 \24290 (64/560)
3連単 06-14-09 \302950 (549/3360)
【ペース・展開おさらい】
何としてでも行きたいトシキャンディと最悪番手でも問題ないテイクアベット…特に後者はダッシュの速さでは及ばないのだが、トシキャンディがポンと出てしまったことで、先手争いはないまま終了してしまった。とは言え、3Fの34.0は決して遅い流れではなく、そのままペースを維持し続けて一杯に粘りこむ競馬…前後半差3秒の完全前傾Lapで後ろの馬の出番と思われがちなのだが、そこは中京ダートマジックが存在する。
中京6F・7Fに関しては良馬場ならば、どんなペースになっても前が残る傾向が強いのである。重以上になれば差し馬がアタマまで来られるようになるのだが、稍重まではこの傾向が顕著である。さらに2着以降は、条件関係なく差してくる馬も台頭しているので、なぜこのような形になるのかを現時点で理論的に説明するのは難しいのだが、期せずしてこのレースも逃げ馬+差し・追い込み馬の組み合わせでの決着になったわけである。
【各馬寸評】
トシキャンディ:恐らく行くだけ行く作戦だったのだろう。6Fまでしか実績のない馬ならこれも仕方なしなのだが、あれよあれよという間に逃げ切ってしまった。6F単騎という条件ならオープンでもやれると思っていたのだが…とにかく、マークが薄い中での逃げ切りであることには違いなく、この結果だけでは何も評価できない。ただテンはかなり速い馬なだけに、単騎という条件を満たせるケースは今後も出てくるであろう。
アドマイヤロイヤル:いつもの通り中団に控える競馬。逃げ馬以外が直線で脱落する中、しっかりと脚を伸ばしての2着。勝ち味には遅いもののペース問わずに自身の脚は使える馬。ただし、今のところは左回りのコーナー2つのレースに限られているということは頭に入れておこう。
ファリダット:いつもの競馬をして届かずの図だけに、どうしようもないというのが正直なところだが、芝スタートの時のほど出脚が良くないというのは、微妙に影響しているのではないだろうか。ダートで新味を見せたのだが、G1という部分まで見ると、どのコースも条件的に合わないような気も…
ワールドワイド:休み明けだったが、それなりの伸びで見せ場は作った。位置取り問わずに苦しい流れで力を発揮できる馬であり、まだ衰えは無さそう。次走以降、オープン特別辺りなら十分勝負になるだろう。
シルクフォーチュン:ファリダットから更に3馬身ほど後方を追走。上がり最速は当然といえるのだが、こちらも仕方なしと言わざるを得ない。
微妙な結果に終わった要因として、↑に書いた「中京ダートマジック」があるのですが、これはそれぞれの鞍上が中京ダートへの対応方法を掴みかねてる状況がそうさせているような気もします。ですので、回数を重ねるにつれて傾向は変わってくるような気もしますし、当面はその事を考えた予想を組み立てるのがいいかもしれませんね。
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