距離短縮での復活劇も…~京王杯スプリングカップ回顧~
です、です。
ようやくチャイナでの日常が戻ってきた感じです。ただ、また間髪入れずにちょっとバタバタしそうな気配です。それは何故かというと…今週中のエントリで明らかになる…はず…です。
2012年 5月12日(土) 2回東京7日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第57回京王杯スプリングカップ
4歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝 1400m 15頭
LAP 12.2-10.6-11.4-11.7-11.3-11.3-11.6=1:20.1
通過 34.2-45.9-57.2-68.5 上り 67.9-57.3-45.9-34.2
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
12 | サダムパテック | ウィリ | 1.20.1 | 07-08 | 33.3 | 4 | ||
4 | レオプライム | 三浦 | 1.20.2 | 3/4 | 11-13 | 32.8 | 11 | |
13 | インプレスウィナー | 田中 | 1.20.2 | クビ | 10-09 | 33.3 | 13 | |
8 | ストロングリターン | 福永 | 1.20.4 | 1 1/4 | 11-12 | 33.2 | 2 | |
7 | ヤマカツハクリュウ | 川須 | 1.20.4 | クビ | 06-06 | 33.9 | 7 | |
6 | エーシンホワイティ | 蛯名 | 1.20.5 | クビ | 07-06 | 34.0 | 6 | |
14 | グランプリボス | 内田 | 1.20.6 | 1/2 | 14-13 | 33.2 | 5 | |
5 | タマモナイスプレイ | 武士 | 1.20.6 | 頭 | 02-02 | 34.4 | 14 | |
10 | スペシャルハート | 北村 | 1.20.7 | クビ | 01-01 | 34.8 | 12 | |
2 | サンカルロ | 吉田 | 1.20.8 | 3/4 | 04-04 | 34.5 | 1 | |
11 | ジョーカプチーノ | 藤岡 | 1.20.9 | 1/2 | 02-02 | 34.8 | 3 | |
9 | シセイカグヤ | 柴田 | 1.20.9 | クビ | 09-10 | 33.9 | 15 | |
3 | オセアニアボス | 藤岡 | 1.20.9 | ハナ | 15-15 | 33.3 | 10 | |
1 | アグネスウイッシュ | 武豊 | 1.21.2 | 2 | 11-10 | 34.1 | 8 | |
15 | サクラゴスペル | 横山 | 1.21.3 | クビ | 04-04 | 35.0 | 9 |
単勝 12 \720
複勝 12 \290 / 4 \1210 / 13 \1860
枠連 3-7 \11860 (31)
馬連 04-12 \22590 (58)
ワイド 04-12 \6130 (58)/ 12-13 \7970 (68)/ 04-13 \12260 (76)
馬単 12-04 \36620 (103)
3連複 04-12-13 \327420 (331/455)
3連単 12-04-13 \1794700 (1823/2730)
【ペース・展開おさらい】
タマモナイスプレイが押していき、外からジョーカプチーノも行く気配を見せる中で、スペシャルハートがスッと交わしていく…戦前は確固たる逃げ馬不在と言われていたが、3F通過の34.2と言うのは、馬場を考えてもやや速めと言ったところだろう。そして11.7を挟んで、そのまま徐々にペース上げていく、スピードの持続が求められる流れ…残り1Fではすでに差し馬が先頭に立ってLapを作っており、前に位置した馬に関してはやはり消耗戦で、後方の馬に有利な流れであったことは間違いない。
また馬場的にみても、この日は外からの差しがガンガン決まった一日…流れが厳し目のレースが多かったことも確かだが、それだけでは説明できないくらいのバイアスが掛かっていたと言っていいだろう。
【各馬寸評】
サダムパテック:当初は中団やや前という位置取りだったが、ペースが速い事を悟ったのか、3~4角では深追いせずにマイペース…直線でGOサインを出すと一気に前を捕らえた。元々緩まない流れへの適性はあったのだが、それが距離短縮で生きたと言うことか。この走りならば安田記念も…といきたいところだが、この距離で強いパフォーマンスを見せた馬がマイルに変わっていいかと言われれば、それは別の話であり、人気になるのであれば引き続き嫌う方向で…と、個人的にはそう思う。
レオプライム:好発もアッサリ控えて定位置へ…直線入り口まではやや内を通して回り、直線に入りジワジワと外向きにシフト…先に抜けだした1・3着馬の後からしぶとく伸び続けて、わずかに3着馬を捕らえての賞金加算となった。昇級戦でこの相手でもこのパフォーマンスを見せられた事は大きいが、まさに7F巧者全開という感じは拭えないし、今回は流れが向いたこと、更に立ち回り方も完璧に近かったものがあり、これ以上を求めるのはかなり苦しいのではないだろうか。
インプレスウイナー:コチラも同距離の準オープンを勝っての昇級初戦。中団後ろから積極的に運んだが、その分最後に伸びを欠く結果になってしまった。とは言え、2着馬と比べればロスも多く、内容としてはコチラのほうが上と見ていいのではないだろうか。ただどちらにせよこの馬もこの距離がベストといえそうなだけに、大きなことは言えないのだが…
ストロングリターン:久々のせいかこの流れでも多少行きたがるようなところはあった。それでも必死に脚をためて、直線ではそれなりに伸びたが…ただ、骨折での休み明けとしてはそれなりの結果だろうし、次への上積みは大きそう。本番で狙いたいのはこちらの方。
ヤマカツハクリュウ:この馬らしくない先行策…馬場とあわせて考えれば、健闘している方と言っていいだろう。引き続きマイルまでの緩まない流れならば注目の一頭。
エーシンホワイティ:この馬の先行策も意外。そういう意味では力を出しきれてないとも言えるのだが、ラストでガクッと止まってしまった辺り、やはりベストは6Fと言うこと…6Fならば、この馬…かなり強いと思うのだが。
サンカルロ:戦前の想定からすると、先行することは決して間違った選択ではなかったと思われる。更に内が伸びづらい状況と、情状酌量の余地はそれなりにあるのだが、そもそも東京コースは合わない馬だけに、そういう意味でもスプリンターズSまでは用なしの馬と言うこと。
ジョーカプチーノ:この距離で押してハナ取れず…次はどこに使いますか??
2・3着が同距離を勝ち上がってきた昇級馬という、G2にしては珍しい結果になったのですが、芝7Fと言うのは非根幹距離の中でもかなり特殊な存在で、いわゆるスペシャリストと言われる馬が多数いてます。そういった馬は1F距離が伸びても短くなってもガクッとパフォーマンスが落ちる馬が多く、その辺りの出し入れはかなり有効に働きますので、覚えておいたほうがいいです。
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