馬が変わったの?~中日新聞杯回顧~
です、です。
予想こそ乗せてませんでしたが、結果的に勝ち馬から3連複を買って取ってしまいました…つうか、もうちょっとついても良かったんじゃないでしょうかね。これがタラレバ定食2皿目の話です。
2012年 3月 4日(日) 1回中京2日 天候 : 小雨 馬場状態 : 良
【11R】 第48回中日新聞杯
4歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)[指定] 芝 2000m 17頭
LAP 12.9-11.3-12.9-12.8-12.7-12.0-11.9-12.2-11.4-12.1=2:02.2
通過 37.1-49.9-62.6-74.6 上り 72.3-59.6-47.6-35.7
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
11 | スマートギア | 2.02.2 | 06-07-07-07 | 35.0 | ||
3 | ダンツホウテイ | 2.02.5 | 1 3/4 | 09-08-08-08 | 35.1 | |
17 | ダノンバラード | 2.02.6 | 1/2 | 08-08-09-10 | 35.1 | |
5 | ヒットザターゲット | 2.02.6 | ハナ | 09-10-11-11 | 35.0 | |
16 | エーシンジーライン | 2.02.9 | 1 3/4 | 01-01-01-01 | 36.4 | |
4 | コロンバスサークル | 2.02.9 | 頭 | 06-04-06-05 | 35.8 | |
15 | セイカアレグロ | 2.03.1 | 1 | 05-04-04-04 | 36.2 | |
7 | オールアズワン | 2.03.1 | ハナ | 14-14-15-15 | 35.1 | |
13 | ダノンスパシーバ | 2.03.1 | クビ | 11-11-11-14 | 35.3 | |
8 | シンメイフジ | 2.03.2 | クビ | 02-04-05-05 | 36.1 | |
14 | メイショウカンパク | 2.03.2 | クビ | 14-14-15-15 | 35.2 | |
12 | リッツィースター | 2.03.3 | 1/2 | 11-11-11-12 | 35.6 | |
2 | マイネルスターリー | 2.03.4 | クビ | 14-14-14-12 | 35.7 | |
10 | アクシオン | 2.03.5 | 3/4 | 14-17-17-17 | 35.4 | |
1 | コスモファントム | 2.04.0 | 3 | 02-02-02-02 | 37.2 | |
9 | イケドラゴン | 2.04.1 | 3/4 | 02-02-02-02 | 37.4 | |
6 | レインフォーレスト | 中止 | 11-11-09-08 |
単勝 11 \1370
複勝 11 \370 / 3 \360 / 17 \150
枠連 2-6 \2830 (15)
馬連 03-11 \5510 (23)
ワイド 03-11 \1540 (21)/ 11-17 \780 (3)/ 03-17 \960 (9)
馬単 11-03 \12230 (51)
3連複 03-11-17 \6690 (15/680)
3連単 11-03-17 \54410 (156/4080)
【展開・ペースおさらい】
外からエーシンジーラインがポンと出て後は誰も競りかけず…初コースの重賞だったこともあるか、とにかく一団でペースが上がらない…5F:62.7はここがもはやローカル小回りではないという事を改めて感じさせてくれる数字である。そこから逃げ馬自らがペースを上げ、直線に入り更に一気にLapを上げるものの、坂で止まってしまいフィニッシュ。結果的に5Fのロングスパート戦となった。
【各馬寸評】
スマートギア:スタートして少し押して中団の前をキープ。そのままスムーズに追走すると、前の馬がペースを緩めた4角で勢い良く前に並びかけるとそのまま抜け出し、坂の上で勝負あり。前走は一貫Lapを中団からの競馬だったが、今回は上り5つの勝負で完勝。勝ちきれなかった時も、4F以上のロングスパート戦で上がり最速の常連馬だったが、それを少し前目の位置からやってのけた…そんな感じである。差し系の馬にしてこの安定感は大きな武器…年齢が年齢だけにこれ以上の大きな変化は望めないかもしれないが、今ならもう少し強いメンツとも勝負できそうな気配である。
ダンツホウテイ:前走は出負けしただけで、本来はこの位置から競馬出来る馬。今回はインから直線だけ外に出しての連確保。ペース適性もいつ走るのかもイマイチつかめない馬なのだが、ロングスパート戦、一貫Lapの時は常に注意をはらう必要があると言えよう。
ダノンバラード:中団の外を余裕たっぷりに追走…だが、坂上からは思ったほど伸びなかった。このクラスでこの程度の馬と言ってしまえばそれまでなのだが、日経新春杯の走りと思えば、適正はもう少し他のところにあるような気がする。このままこの辺を使い続けるのであれば、人気を吸い取って飛んでくれるありがたい存在になっていただきたいのだが…
ヒットザターゲット:条件戦の連勝が共にゴールまでジワジワとペースが上がり続けるLapを好位から押し切り。今回もロングスパートには違いないが、全く条件が違う、更にこれまで全く結果の出ていなかった控えての競馬だけに、それなりに見えるものはあった。あまり人気にならないタイプだけに、同じような流れが見込めるのであれば、今後も注目する必要ありと言えよう。
エーシンジーライン:さすがに控えすぎ…最後もバッタリといってないが、この展開では厳しい。もっと言えば、4角の12.4の溜めがこの馬にとっては余計だった。今回に関しては馬の力でどうにかなるものではなかったので、特に気にする必要はないのだが…
エーシンジーラインのところでも少し書きましたが、中京芝のポイントはやはり4角に位置する上がり3つめのLapでしょうね。逃げ・先行馬が坂を前にしてなるべく溜めたくなる区間なんですが、前目から瞬発力を使える馬はそうそういませんし、いくら溜めても坂の上りで余力が無くなってしまう…逆に差し馬は前が緩めた時に前との差を楽に詰め、勢いを持続させられるわけですから、やはり差す馬に分が出てきます。逆に前半から厳しいLapを刻んでも坂でお釣りが無くなってしまうわけで…逃げ馬はかなり立ち回りが難しいコースになっているような気がします。