大外ゆえの…好枠ゆえの…~ジャパンカップダート回顧~
です、です。
個人的には来年に向けて、いろいろ考えていることがあります。競馬関連でもそうなんですが、それ以外の部分でも楽しみなことがあったりして、その辺のプランニングをしている時が一番楽しかったりするんですよね~。遠足は準備が一番楽しい…ホントそのままです。どんな事なのかというのはその内、ここでも書いていこうと思いますが…
さてさて…考えていた展開とまるで違うようになってしまいました。早速振り返っていくことにしましょう。
2011年12月 4日(日) 6回阪神2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第12回ジャパンカップダート
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) ダート 1800m 16頭
LAP 12.5-10.5-12.8-12.4-12.7-12.3-12.2-12.0-13.2=1:50.6
通過 35.8-48.2-60.9-73.2 上り 74.8-62.4-49.7-37.4
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
16 | ○ | トランセンド | 1.50.6 | 01-01-01-01 | 37.4 | |
9 | ワンダーアキュート | 1.50.9 | 2 | 11-11-13-13 | 36.8 | |
6 | ◎ | エスポワールシチー | 1.50.9 | ハナ | 02-02-02-02 | 37.6 |
4 | ラヴェリータ | 1.51.0 | 1/2 | 05-04-04-03 | 37.5 | |
13 | ダノンカモン | 1.51.1 | クビ | 07-08-04-04 | 37.5 | |
11 | ミラクルレジェンド | 1.51.1 | クビ | 11-12-13-13 | 37.1 | |
14 | ヤマニンキングリー | 1.51.1 | ハナ | 13-14-13-10 | 37.0 | |
2 | ソリタリーキング | 1.51.2 | 3/4 | 07-07-09-08 | 37.3 | |
12 | × | ニホンピロアワーズ | 1.51.3 | クビ | 04-04-04-06 | 37.7 |
8 | ▲ | バーディバーディ | 1.51.3 | クビ | 05-06-07-08 | 37.6 |
1 | マカニビスティー | 1.51.3 | ハナ | 14-13-16-15 | 37.1 | |
5 | × | テスタマッタ | 1.51.6 | 1 3/4 | 16-16-07-06 | 37.9 |
10 | フリソ | 1.52.2 | 3 1/2 | 10-10-09-10 | 38.3 | |
7 | ダイショウジェット | 1.52.4 | 1 1/2 | 09-08-09-10 | 38.5 | |
15 | トウショウフリーク | 1.53.0 | 3 1/2 | 02-02-02-04 | 39.5 | |
3 | エイシンダッシュ | 1.53.6 | 3 1/2 | 15-15-12-16 | 39.5 |
単勝 16 \200
複勝 16 \110 / 9 \280 / 6 \120
枠連 5-8 \1570 (6)
馬連 09-16 \1750 (3)
ワイド 09-16 \530 (3)/ 06-16 \140 (1)/ 06-09 \530 (4)
馬単 16-09 \2180 (4)
3連複 06-09-16 \920 (2/560)
3連単 16-09-06 \6180 (15/3360)
予想段階での注目3騎の出方は…
エスポワールシチー→しごいて出していくも、横をチラチラ確認しながらの先行策
トウショウフリーク→馬なり先行…強行してくる馬がおれば控えますよ…ってな感じ
トランセンド→何が何でもハナ!1角までで勝負つける!の意気込み
結果1角で急激に切れこむような所を見せながらもトランセンドがギリギリで取りきってのペースメイク…そのままペースを上げて…という図式かと思われたが、5F目で12.7と緩ませて一団での競馬に持込み、そこから再度ジワジワとLapを上げての我慢比べ…勝ち時計を見ると遅いように見えるが、この日のダートはかなり時計が掛かる(=パワーが必要)な状態であり、その部分で評価を落とす必要はないだろう。
そして勝ったトランセンド。↑の通り、何が何でもコーナーに入る前にハナを取り切る構え…トウショウフリークがあまり行く気がなかった事も幸いした。中盤も飛ばしたわけではないのだが、最終的には我慢比べの展開に持ち込めたのは大きく、坂で13秒台のLapに落ちた所で差を広げての勝利だけに、この馬の特性を生かした乗り方だった。鞍上も言っていたようにハナを取ると走りが違う事からも、今回は1角で勝負ありという事…とならばそれを分かった上で、スマートファルコンの前で競馬をすればどうなるのか?て、東京大賞典は回避のようで…
そしてエスポワールシチー…番手につけるプランニングは当然想定にあっただろうし、3角から半馬身差まで並びかけるマッチレースに持ち込むのも道中を考えれば仕方のないこと…もう少し締まってパワーのいらない馬場なら…トウショウフリークが逃げてたなら…と考えることは出来るのだが、坂でバッタリ止まってしまったところを見ても今回は力負けと言わざるをえない。全盛期の力にはもう戻れないのかも…
そしてこの2強に割って入ったのがワンダーアキュート。スタートで落馬寸前の躓き…決して速いと言えない道中…完全に終わったと思ったところから内を突いてすごい伸びを見せた。イチかバチかのイン強襲でよく捌いた鞍上の好プレーも光った。何よりこのレース展開でやれたことが大きな収穫で、世代2番手のトップの座は間違いないモノになったと言っていいだろう。
引退レースのラヴェリータ…位置取りや流れの恩恵はあったと思われるが、自身の力は出せている内容…条件を選べばまだまだやれそうだ。また同じ牝馬…JBCレディースクラシック路線でラヴェリータを差し切ったミラクルレジェンドも最後外に出してしぶとく伸びての6着だけに、この馬も牡馬相手でもやれそうな背景はある。また6着馬より更にロスの多いレースながらそれなりに伸びているヤマニンキングリーもメンバーが落ちて自分のレースが出来れば、もう少しやれそうで、ダート適性は高そうだ。
いろんな思惑が交錯してペースが作られていくわけですが、枠の逆流を跳ね返して完勝したトランセンドはJRAで開催されたダートGⅠ4連勝…褒められて当然の内容でしたね。と言うか、スマートファルコンは、国際GⅠを勝たないとトランセンド以上の評価は与えられないだろうし、ドバイを考えると、しかるべき舞台でもう一度ガチでやらないといけないと思うのですが…