結果的には行った行った…~新潟記念回顧~
です、です。
えぇ…この結果にはある意味納得しています。いろんな部分の予想と分析はあってるのに、結果がついてこないというはがゆい状態であることには間違いないのですが…取り急ぎ、振り返ります。
2011年 8月28日(日) 4回新潟6日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第47回農林水産省賞典新潟記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝・外 2000m 11頭
LAP 13.2-11.0-11.9-12.0-12.8-12.4-11.7-11.2-10.9-12.0=1:59.1
通過 36.1-48.1-60.9-73.3 上り 71.0-58.2-45.8-34.1
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
5 | × | ナリタクリスタル | 1.59.1 | 02-02 | 33.8 | |
9 | △ | サンライズベガ | 1.59.1 | クビ | 01-01 | 34.1 |
3 | ▲ | セイクリッドバレー | 1.59.3 | 1 1/4 | 08-08 | 33.3 |
7 | × | タッチミーノット | 1.59.4 | クビ | 05-05 | 33.6 |
8 | × | プティプランセス | 1.59.4 | ハナ | 09-10 | 33.1 |
6 | オペラブラーボ | 1.59.6 | 1 1/2 | 03-03 | 34.0 | |
1 | ◎ | シャイニーブラウン | 1.59.6 | クビ | 04-04 | 33.9 |
2 | ○ | エオリアンハープ | 1.59.9 | 1 3/4 | 09-09 | 33.9 |
10 | トウショウウェイヴ | 2.00.0 | クビ | 11-11 | 33.7 | |
4 | ヤマニンキングリー | 2.00.3 | 2 | 05-05 | 34.4 | |
11 | △ | ホワイトピルグリム | 2.00.6 | 1 3/4 | 05-05 | 34.8 |
単勝 5 \820
複勝 5 \290 / 9 \590 / 3 \200
枠連 5-7 \3360 (17)
馬連 05-09 \10880 (38)
ワイド 05-09 \2490 (37)/ 03-05 \780 (9)/ 03-09 \1480 (21)
馬単 05-09 \18420 (67)
3連複 03-05-09 \13790 (56/165)
3連単 05-09-03 \102850 (384/990)
戦前通り、何が行くの?状態からペースを握ったのはサンライズベガで、これはある意味予想通り。当然前半からゆったり流れての5F通過の60.9は数字通り「緩い」という評価だが、後半は徐々にペースが上がっていく持続力比べでの決着…後続馬たちも残り5Fを過ぎてから追撃を開始しており、どの馬も額面通りの持続力勝負と見ていいだろう。このレースに限って言えば少なくとも瞬発力は重視されなかったようにも感じられる。とは言え、前半のペースを考えるとやはり前目で位置取った馬たちに分があったのは言うまでもない。
と、書いてみると、前で競馬した持続力>瞬発力の馬が後続を完封した事は全く不思議ではない…特に連覇のナリタクリスタルは前を見られる絶好位からの競馬で、いつ前を交わすかを計るだけの競馬だった。能力を出させるのが難しい馬だけに、最後までキッチリ走れたことが勝因ということになるか…それだけに、次以降も確実に走るとは限らないのだが、底力面で勝負できるレースであれば常時注意が必要な存在と言えよう。
2着に粘ったサンライズベガ…予想段階でも書いたが、新潟外回りで前の馬が残せるパターンそのままの立ち回りだった。外回りで脚を小出しにしていくのは難しいと思うのだが、その点は鞍上が上手く乗ったと言える。当然、この走りは他場でのレースに繋がるものではないだけに、万一次以降に人気するようなことがあれば、嫌って考えておきたい。というか、その前の2走で高評価して惨敗…ここでは押さえまでにしたらいきなり2着と非常に相性の悪い存在である。
セイクリッドバレーはいつもより前目の競馬…インを使ってロス無く前に取り付いての追い比べだったが、前には届かず…ペースも合っていたし、自身の競馬は出来ていたように思える。今回は前がうまく上がりをまとめた事に尽きるだろうが、このレベルから抜け出すには後ワンパンチ欲しい所だ。4着タッチミーノットは七夕賞を考えれば、もう少しやれてもおかしく無いペースだった。もしかしたらもっと上がりの時計を強調するペースのほうが力を出せるのかもしれない。
天の川Sの2頭は、あまり切れ味を重視するペースにならなかったのが痛い…シャイニーブラウンはもっと末に掛ける競馬の方が持ち味が生きるだけに、前につけた時点でどうかとも思ったのだが…とにかく、今回は参考外ということで良いだろう。
終わってみれば意外なペースでしたが、このレースに新潟外回り攻略の要素がかなり詰め込まれていたように思います。上級条件になればなるほど、最後が苦しくなるレースになりがちですので、その辺りは覚えておいて損はありませんよ。