流れは完璧、馬場読みはダメダメ~北九州記念回顧~
です、です。
日本にいる間は更新が遅れるのはいつものこと…申し訳ありません。色々と愚痴りたい事もあるのですが、さっさと参りましょう。
2011年 8月14日(日) 4回小倉6日 天候 : 曇 馬場状態 : 良
【11R】 第46回テレビ西日本賞北九州記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1200m 16頭
LAP 11.8-10.0-10.6-11.1-11.4-12.3=1:07.2
通過 32.4-43.5-54.9-67.2 上り 67.2-55.4-45.4-34.8
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
15 | トウカイミステリー | 1.07.2 | 13-09 | 33.6 | ||
8 | ○ | エーシンリジル | 1.07.3 | 1/2 | 06-04 | 34.1 |
6 | × | エーシンヴァーゴウ | 1.07.3 | クビ | 03-03 | 34.7 |
3 | × | テイエムオオタカ | 1.07.4 | 1/2 | 01-01 | 35.0 |
10 | ヘッドライナー | 1.07.4 | ハナ | 04-04 | 34.4 | |
13 | ▲ | サンダルフォン | 1.07.5 | 1/2 | 09-07 | 34.2 |
1 | △ | サアドウゾ | 1.07.6 | 3/4 | 12-13 | 34.1 |
5 | ◎ | スカイノダン | 1.07.7 | クビ | 09-08 | 34.4 |
9 | タマモナイスプレイ | 1.07.8 | 1/2 | 06-06 | 34.7 | |
12 | タニノスバル | 1.07.8 | ハナ | 13-13 | 34.1 | |
14 | × | スズカコーズウェイ | 1.07.8 | クビ | 15-09 | 34.0 |
11 | △ | メモリアルイヤー | 1.07.8 | ハナ | 02-02 | 35.4 |
16 | ユメイッポ | 1.08.0 | 1 1/2 | 09-09 | 34.7 | |
2 | △ | シゲルキョクチョウ | 1.08.3 | 1 3/4 | 06-13 | 35.2 |
4 | マルブツイースター | 1.09.1 | 5 | 16-16 | 34.9 | |
7 | テイエムキューバ | 1.09.7 | 3 1/2 | 04-09 | 36.7 |
単勝 15 \1700
複勝 15 \370 / 8 \170 / 6 \150
枠連 4-8 \2800 (13)
馬連 08-15 \3000 (10)
ワイド 08-15 \960 (9)/ 06-15 \1400 (16)/ 06-08 \420 (1)
馬単 15-08 \8250 (33)
3連複 06-08-15 \4830 (13/560)
3連単 15-08-06 \39250 (107/3360)
メモリアルイヤーが好発からハナ…と思いきや、一歩目が遅かったテイエムオオタカの二の脚が速い。結果的に前半32.4-後半34.8(前後半差+2.4)の激流で推移することになった。
とは言え、コレは十分想定内…そうは問屋が下ろさなかったのは、馬場状態である。完全に外差しとまでは行かないものの、内が徐々に荒れてスピードを活かす逃げ馬には徐々に苦しくなってきていた。特に6F戦ではその傾向が顕著…個人的な敗戦はその部分を読みきれなかったのが敗因と言える。ま、自分が馬券を当てた当ててないは関係なく、まるで何事もなかったかのように回顧するのがこのブログの特徴だけに(>ヲイ)まずは勝ち馬から…
トウカイミステリーは差し馬でも少し仕掛けながら追走する流れを、道中では馬なりでどんどんポジションを悪くしていったのだが、結果的にこれが吉と出た。4角でも先に行った馬たちより内を回し、直線だけは外に出して前を捉えきっての勝利…ズバッとはまった印象が強いが、昨夏の北海道での競馬が洋芝にしては前傾気味だったこと、同舞台で激流になったアンコールSでもコンマ2秒差と字面以上に負けてない事から、前傾Lapへの適正が高かったと見るべきか。先行する事を前提に無印にしてしまったのだが、差しに回って結果が出せたことも大きい。ただ軽量の勝利だけに次以降への過剰な期待は禁物。今回はペース適性の確認だけに留めておきたい。
エーシンリジルは追走も押しながらで余裕がなかったように見えたが、内を回って差を詰めると、直線は凌ぎに凌いでの2着…ペースへの適正は十分だったが、荒れたインをさばいての結果だけにそれなりの価値はあるだろう。現状では激流専門馬のようになっているだけに、オープンでの安定勢力になるためにはその辺りへの対応がカギになってくる。
1番人気のエーシンヴァーゴウは全くスピード負けせずに、3番手にはまると直線では完全に勝ちパターン…それでいて交わされてしまったのはやはりペースへの適正と言えるだろう。ただここまでの激流が予想されるレースも少ないだけに、スプリンターSへ向けて評価を落とす必要はないだろう。万が一セントウルSを使うようなことがあれば、ダッシャーゴーゴーとの対決…それはそれで楽しみ。
脅威のスピードと粘りを見せたのがテイエムオオタカ…スタートは決して好発と言える部類ではなかったものの、二の脚で一気に先頭を奪うと、執拗に絡んでくるメモリアルイヤーを相手にせず、後ろから迫ってきた両エーシンに対しギリギリまで抵抗を見せた。どんなレースでも出来るのが強み…今回にしても展開を考えれば間違い無く一番強い競馬と言えるだろう。同産駒で比較するとするとローレルゲレイロ並み、もしくはそれ以上の器である事は間違いない。(8/19 15:45 追記→ローレルゲレイロは同じリファール系でもキングヘイロー産駒でした…訂正させて頂きますm(__)m 指摘頂いたまる坊さん…ありがとうございました。)
以下、いつもと全く違った競馬でも掲示板を確保したヘッドライナーも条件が揃えばまだまだやれそう…サンダルフォンはちょっと強引すぎる競馬…いくら内が荒れているとは言え、あそこまで外をぶん回すとロスのほうが大きい…ただ位置取り的に一番割を食ったポジションである事も事実…それはスカイノダンにも同じ事が言えるだけに、この結果を額面通りに受け取らないほうがいい。
勝ち馬はまたまた安田隆厩舎…ダッシャーゴーゴーにカレンチャンがいる厩舎です。本番は豪華な3頭使いになりそうですが、さすがに前述2頭と比べるのはかわいそうですね。