2年ぶりのVは成長の証~愛知杯回顧~
何でもグレード制導入以後、関東馬が(←12/21 9:40追記 「関東馬が」と言う一節が抜けておりました。これがないとナンノコッチャの文章になってしまいますね…申し訳ございません)小倉で重賞勝ったのは、この馬が初めてらしいですね~。それも代替開催ってのが、奇妙な巡り合わせです。
2010年12月19日(日) 3回小倉6日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第48回愛知杯
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (牝)(国際)(特指) 芝 2000m 18頭
LAP 12.2-11.0-11.7-12.8-12.1-12.0-12.0-11.7-11.8-12.2=1:59.8
通過 34.9-47.7-59.8-71.8 上り 71.8-59.7-47.7-35.7
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
3 | × | セラフィックロンプ | 1.59.5 | 03-04-03-03 | 35.3 | |
5 | ○ | ブロードストリート | 1.59.5 | ハナ | 08-08-06-04 | 34.9 |
13 | × | ヒカルアマランサス | 1.59.7 | 1 1/2 | 12-12-12-09 | 34.5 |
8 | イタリアンレッド | 1.59.7 | ハナ | 15-14-14-10 | 34.3 | |
12 | △ | コスモネモシン | 1.59.8 | クビ | 10-11-09-07 | 34.9 |
1 | トゥニーポート | 1.59.8 | クビ | 01-01-01-01 | 36.0 | |
6 | スイートマトルーフ | 2.00.1 | 1 3/4 | 09-09-08-07 | 35.4 | |
9 | バイタルスタイル | 2.00.4 | 1 3/4 | 02-02-02-02 | 36.5 | |
4 | ◎ | レジネッタ | 2.00.5 | 3/4 | 16-14-14-13 | 35.1 |
11 | タガノエリザベート | 2.00.6 | クビ | 12-12-12-11 | 35.4 | |
16 | △ | ブライティアパルス | 2.00.6 | ハナ | 06-06-05-04 | 36.2 |
18 | △ | ブラボーデイジー | 2.00.9 | 1 3/4 | 03-04-03-04 | 36.8 |
10 | ▲ | シングライクバード | 2.00.9 | クビ | 17-17-17-15 | 35.1 |
7 | サンレイジャスパー | 2.01.3 | 2 1/2 | 18-17-16-14 | 35.8 | |
14 | ラナンキュラス | 2.01.5 | 1 1/2 | 14-14-17-16 | 35.7 | |
15 | × | レディアルバローザ | 2.01.8 | 1 3/4 | 06-06-06-11 | 37.2 |
2 | ムードインディゴ | 2.16.9 | 大差 | 10-09-11-17 | 51.9 | |
17 | テイエムオーロラ | 中止 | 03-03-09-中 |
単勝 3 \1390
複勝 3 \330 / 5 \170 / 13 \230
枠連 2-3 \1880 (9)
馬連 03-05 \2680 (8)
ワイド 03-05 \1050 (7)/ 03-13 \1290 (15)/ 05-13 \590 (1)
馬単 03-05 \6060 (21)
3連複 03-05-13 \4280 (4/816)
3連単 03-05-13 \29130 (35/4896)
軽量バイタルスタイルではなく、枠を利してトゥニーポートのペースメイク…4F目で12.8があるものの向こう正面からは12.0近辺のLapを刻み続ける持続力勝負…小回り重賞らしい流れとなった。
2年越しのV2達成セラフィックロンプはガッチリ押さえて4番手からの競馬…インで先に動いた2着馬を外から追いかけて何とか交わし切った。単なる先行策とは違い、待機する先行がようやく身についてきたし、これでかなり幅が広がりそうだ。来年以降も牝馬限定…特に小回りコースでは安定した力を出せるはずである。
2着惜敗のブロードストリート…鞍上は故障が発生した時点で早めに動かざるを得なかったことを相当悔やんでいたが、レースを見る限りは特に大きな影響があったとは思えない。むしろ持続力に長ける分、早めの動きがベターに…要はほぼベストのレースが出来たのではないかと感じられた。それでいてのハナ差負けは力負けとはとても言えないが、現状での力はここまでということなのだろう。
3着ヒカルアマランサスは3角から押っ付けどおし…それでいて最後までしっかり伸びたのだから、今日の走りを見るかぎりはスピードの持続力を全面に押すレースのほうが適性が高いのではないかと思われる。結果的にはもう少し前で競馬出来ていれば…そんな感じに映った。
3着馬と同じ勢いで伸びてきたイタリアンレッド…やはり小回りの淀みない流れには適性が高い。ハンデ戦だけに一概には言えないが、同様の流れでは注意しておいたほうが良い存在。コスモネモシンは勝負どころで外を選択したのが最後の最後に響いた感じ。ハンデの割には健闘した方と言えるし、次も人気がないのであれば積極的に狙ってみたい。
厚めの印を打ったレジネッタとシングライクバードは、ちょっと狙いすぎ…想定した流れの中での競馬だったのだが、土曜の馬場傾向を信じすぎての大失敗…結局はクラスが上がれば、ペースに対応できる先行馬が多くなるだけに、差し追い込み系の馬はそれらが止まるかどうかにかかっている訳で…その辺をもっと考えるべきでした。ただ後者は中止した馬の影響を少なからず被っていることは、覚えておいたほうがいいと思います。