長距離レースというモノは…~菊花賞回顧~
マイドです
今週も来客等ありバタバタすると思いますので、回顧は早めに済ませておきましょう。まずは菊花賞から…
2010年10月24日(日) 5回京都6日 天候 : 小雨 馬場状態 : 良
【11R】 第71回菊花賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定) 芝・外 3000m 18頭
LAP 13.2-11.5-11.8-12.5-12.0-12.5-13.2-13.0-13.1-12.7-13.0
通過 36.5-49.0-61.0-73.5 上り 73.3-60.6-47.6-35.6
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
6 | ビッグウィーク | 3.06.1 | 03-03-02-02 | 34.4 | ||
10 | × | ローズキングダム | 3.06.3 | 1 1/4 | 13-13-10-10 | 33.9 |
12 | ビートブラック | 3.06.3 | クビ | 04-04-03-03 | 34.4 | |
2 | △ | レーヴドリアン | 3.06.4 | 3/4 | 05-05-07-08 | 34.1 |
14 | ▲ | コスモラピュタ | 3.06.4 | クビ | 01-01-01-01 | 35.9 |
15 | ○ | トウカイメロディ | 3.06.5 | クビ | 10-10-07-08 | 34.2 |
1 | △ | ヒルノダムール | 3.06.5 | 頭 | 08-08-10-11 | 34.0 |
8 | トレイルブレイザー | 3.06.7 | 1 1/4 | 08-08-04-05 | 34.6 | |
3 | × | クォークスター | 3.06.7 | 頭 | 17-17-17-16 | 33.5 |
13 | ゲシュタルト | 3.06.7 | 頭 | 05-05-04-03 | 34.7 | |
17 | × | アロマカフェ | 3.06.8 | 1/2 | 07-07-07-07 | 34.6 |
18 | サンディエゴシチー | 3.07.0 | 1 1/4 | 17-18-17-14 | 34.0 | |
4 | ネオヴァンドーム | 3.07.1 | クビ | 12-12-13-14 | 34.2 | |
11 | リリエンタール | 3.07.3 | 1 1/4 | 10-10-12-12 | 34.5 | |
9 | ◎ | シルクオールディー | 3.07.3 | クビ | 15-14-13-12 | 34.6 |
7 | ミキノバンジョー | 3.07.6 | 2 | 15-14-16-16 | 34.5 | |
5 | △ | シルクアーネスト | 3.07.7 | クビ | 13-14-15-16 | 34.7 |
16 | カミダノミ | 3.08.2 | 3 | 02-02-04-05 | 36.2 |
単勝 6 \2320
複勝 6 \470 / 10 \130 / 12 \1150
枠連 3-5 \1910 (6)
馬連 06-10 \2170 (6)
ワイド 06-10 \850 (5)/ 06-12 \9350 (80)/ 10-12 \3140 (33)
馬単 06-10 \7440 (23)
3連複 06-10-12 \46410 (128/816)
3連単 06-10-12 \338840 (779/4896)
ビッグウィークが好発もコスモラピュタがハナを主張するとスッと引いて淡々とした流れに。予想エントリでは前半6Fは速めに推移が定番と書いたが、今年に限って言えば前半6つの中に12.5が2つも入っており、6F通過の73.5は実は過去10年で3番目に遅い流れ。その上で次の5Fが65.0はほぼ例年通りの緩みを見せて、坂の下りからの4F勝負となった訳だが、全体的な流れから言っても前をいく馬に有利だったという事は間違いない。
もうひとつのポイントは上記第2区間の5F(7F目~11F目)で逃げ馬はキッチリ緩めているにも関わらず、2番手以降がこの部分で離されてしまったこと。坂下りからは徐々に差を詰めるものの、逃げ馬が捕まったのは残り1F過ぎてからであり、この展開では後方からいく馬は確実に用なし状態である。
この観点から言うと、前目で競馬した1・3着馬に関してはさほど評価に値しないというのが正直なところ。2着に食い込んだローズキングダムは位置取りから考えても一番強い競馬をしたと言っていいだろう。ただし例年の菊花賞と違いクローズアップすべきなのは上がりの能力…底力面で裏付けが取れたとは言い難いパフォーマンスと言えよう。
一方で前目から押し切った勝ち馬ビッグウィークや3着ビートブラックに関してはある程度の持続力と抜け出す脚は見て取れた。この2頭に共通して言えることは、以前に瞬発力勝負のレースで結果を出している馬と言う事…その辺りに好走の原因がありそうだが、この展開では今後に繋がるかどうかはかなり微妙であり、人気になるのであれば嫌う方向で考えて良いだろう。
レーヴドリアンは今回に限っては前目で競馬した事が奏功したが、結果としてはいつもとあまり変りなく、根本的に強いのか?という疑問を投げかけておくことにする。
菊花賞に関しては距離が特殊であり、負けの原因が距離の場合はペース適性がハッキリと掴めないケースが多いために、個人的には参考外として捉えています。今年はレベル的に考えても疑問であり、更に参考に出来ない菊花賞になってしまいました。