正攻法での偉業達成~秋華賞回顧~
マイドです
今週は火曜~金曜まで出張で全く更新出来そうにありませんので、早めに回顧だけでもUPしておきます。違った意味でG1で意気消沈の秋華賞回顧です。
2010年10月17日(日) 5回京都4日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第15回秋華賞
3歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・内 2000m 18頭立
LAP 12.0-10.8-12.0-11.9-11.8-12.8-12.5-11.6-11.2-11.8=1:58.4
通過 34.8-46.7-58.5-71.3 上り 71.7-59.9-47.1-34.6
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
15 | ○ | アパパネ | 1.58.4 | 11-12-08-08 | 34.1 | |
10 | × | アニメイトバイオ | 1.58.5 | 3/4 | 11-10-12-12 | 34.0 |
4 | × | アプリコットフィズ | 1.58.6 | 1/2 | 04-04-05-04 | 34.4 |
17 | △ | ワイルドラズベリー | 1.58.7 | クビ | 15-13-12-12 | 34.2 |
1 | レディアルバローザ | 1.58.7 | クビ | 06-07-08-10 | 34.3 | |
13 | △ | ディアアレトゥーサ | 1.58.9 | 1 | 08-09-05-04 | 34.8 |
16 | クラックシード | 1.59.0 | 1/2 | 16-16-15-15 | 34.2 | |
7 | レインボーダリア | 1.59.1 | 3/4 | 06-06-05-07 | 34.9 | |
9 | △ | アグネスワルツ | 1.59.1 | 頭 | 01-01-01-01 | 35.3 |
18 | プリンセスメモリー | 1.59.2 | クビ | 16-16-17-17 | 34.2 | |
8 | ▲ | オウケンサクラ | 1.59.2 | クビ | 02-03-03-02 | 35.2 |
2 | ベストクルーズ | 1.59.3 | 3/4 | 02-02-02-02 | 35.3 | |
12 | アンティフリーズ | 1.59.3 | ハナ | 13-13-12-14 | 34.7 | |
6 | コスモネモシン | 1.59.4 | クビ | 10-10-08-08 | 35.1 | |
11 | × | エーシンリターンズ | 1.59.5 | 3/4 | 04-04-04-04 | 35.4 |
3 | ◎ | ショウリュウムーン | 1.59.6 | 1/2 | 08-07-08-10 | 35.2 |
14 | タガノエリザベート | 1.59.7 | 3/4 | 13-13-15-15 | 34.9 | |
5 | サンテミリオン | 2.00.7 | 6 | 16-16-17-17 | 35.6 |
単勝 15 \230
複勝 15 \120 / 10 \300 / 4 \230
枠連 5-7 \670 (2)
馬連 10-15 \1420 (4)
ワイド 10-15 \570 (4)/ 04-15 \400 (1)/ 04-10 \1490 (16)
馬単 15-10 \1990 (4)
3連複 04-10-15 \3250 (6/816)
3連単 15-10-04 \12550 (13/4896)
アグネスワルツが気風のいい逃げでのペース演出。3F通過手前から離し逃げの状態になり、5F通過が58.5だったが、後続は59秒後半と言った所。その差が残り4Fから急激に差が詰まって4角では一団の状態になっただけに、後続に関しては上がり4つの勝負…ただ前半も決して楽が出来た流れではないだけに、差し系の馬により流れが向いたと言っていいだろう。
3冠の掛かるアパパネはゲート入りに手こずるのはいつもの事でスタートは完璧。外目で前に壁が作れないながらもスムーズに中団を進んでの完勝。通ったコースを見てもロスの多い進路を取っており、その中での完勝劇はちょっと力が違ったという事だろう。どんな流れになっても確実に結果を出せるだけに、今後も安定感のある走りを見せてくれそうだが、個人的に今年の3歳牝馬のレベルは微妙と思っているので、エリ女に出るのであれば、嫌う方向で考えてみたい。
アニメイトバイオは前走同様勝ち馬を見るような後方からのレース。直線は微妙に外に出しながら前走同様鋭く伸びた。位置取り的に最も恩恵を受けられたがこの馬のような気もするが、瞬発力勝負以外でも結果を出せたのは収穫と言えるだろう。4着ワイルドラズベリーも同じような位置から伸びたのだが、通った位置以上に最後は脚が上がってしまっていたところを見ると、この馬はやはり距離と言えるのではないだろうか。
意外な粘り腰を見せたアプリコットフィズ。苦しいペースへの適正はあったものの展開利はほぼ無かったと言えるだけに、大健闘と言っていいだろう。レース前もかなりテンションが上がっていたようだが、今後はその辺りが課題になってくるだろう。少なくとも2着馬よりは評価していい内容だと思う。
後1頭上げるとすればディアアレトゥーサ。中団から外目を積極的にポジションを上げて行ってのモノで、その底力面は評価していいだろう。もうちょっと上手く乗れたような気もするが…それはここでは置いておこう。
後は印を打った馬をチョロチョロと…
オウケンサクラはスムーズなレース振りだっただけに、位置取り面での逆流以上に負けすぎの印象。やはり自分で逃げた方がいいのではないだろうか?一方、若干オーバーペース気味になったアグネスワルツは2Fキッチリ貯めて瞬発力を使って再度のスピードアップ。結果コンマ7秒差なら上々…瞬発力を生かせる舞台ならば引き続き面白いと思う。
◎のショウリュウムーン…4角までは理想的なレース運びだったが、前が壁になった上にすぐ外を2着馬が通って行って万事休す。不利があったことは確かだが、内枠ゆえのリスクは最初からあった訳で…ここでの言い訳にはならない。桜花賞でも内枠から直線で立て直す不利があっただけに、器用な動きが出来ない馬であることは頭に入れておこう。
最後にサンテミリオン。某TVでのトラックマンが一押しとか言っていたが、どう見てもそんな出来には無かった…思わず「何で?」と突っ込んでしまったほど。出ればそれなりに人気する馬だけに、素直に回避すればよかったのにと思う。