雨がもたらした結末は…~オークス回顧~
マイドです
そして…スイマセン
もうぐうの音も出ない状態ですが、回顧だけはキッチリと…
オークス(馬場状態:稍重)
Lap:12.2-10.9-12.3-12.4-12.8-13.1-13.3-13.5-13.5-12.0-11.5
(前:35.4-47.8-60.6/62.9-49.4-35.9:後)
17 | アパパネ | 2.29.9 | 6 | 13 | 13 | 11 | 大外 | 35.2 | ||
18 | × | サンテミリオン | 2.29.9 | 同着 | 6 | 10 | 10 | 8 | 大外 | 35.3 |
2 | アグネスワルツ | 2.30.2 | 2 | 1 | 2 | 2 | 2 | 内 | 36.1 | |
13 | △ | アニメイトバイオ | 2.30.4 | 1 1/4 | 15 | 13 | 14 | 14 | 大外 | 35.4 |
6 | ◎ | オウケンサクラ | 2.30.4 | クビ | 12 | 10 | 10 | 11 | 外 | 35.6 |
3 | × | アプリコットフィズ | 2.30.5 | 1/2 | 14 | 7 | 8 | 8 | 最内 | 36.0 |
11 | ブルーミングアレー | 2.30.6 | 1/2 | 18 | 10 | 10 | 11 | 中 | 35.9 | |
9 | モーニングフェイス | 2.31.3 | 4 | 6 | 9 | 8 | 8 | 外 | 36.8 | |
10 | タガノエリザベート | 2.31.7 | 2 1/2 | 5 | 4 | 4 | 3 | 外 | 37.5 | |
5 | △ | ギンザボナンザ | 2.31.9 | 1 1/2 | 6 | 4 | 4 | 5 | 中 | 37.5 |
14 | △ | シンメイフジ | 2.32.3 | 2 1/2 | 12 | 18 | 18 | 18 | 内 | 37.1 |
12 | トレノエンジェル | 2.32.5 | 1 1/4 | 6 | 15 | 14 | 14 | 大外 | 37.5 | |
8 | プリンセスメモリー | 2.32.5 | クビ | 17 | 15 | 14 | 14 | 最内 | 37.5 | |
15 | × | エーシンリターンズ | 2.32.6 | 1/2 | 4 | 7 | 7 | 5 | 大外 | 38.2 |
1 | ▲ | コスモネモシン | 2.32.8 | 1 1/2 | 6 | 4 | 4 | 5 | 内 | 38.4 |
16 | ステラリード | 2.32.9 | クビ | 15 | 15 | 14 | 14 | 大外 | 37.9 | |
4 | ○ | ショウリュウムーン | 2.33.0 | 1/2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 中 | 38.8 |
7 | ニーマルオトメ | 2.34.6 | 10 | 2 | 1 | 1 | 1 | 最内 | 40.6 |
戦前の予想を覆して、アグネスのハナを叩いたニーマルオトメ、少し離れてアグネスワルツ…この2頭が5馬身程度離しての先行策。馬場を考慮すれば3F~5Fにかけてはやはりやや速めの流れと言えるだろう。そこから13秒台を4つ繋げ、直線で一気のギアアップとなった。ただ後続に関しては5F通過で前とは約1秒差、残り5Fから徐々に差を詰めだして3Fの時点で前に吸収という図式が見て取れただけに、前から4つ目と後ろから4つ目、そして前から5つめと後ろから5つめのLapがそっくり入れ替わったようなLapになったのではないかと推測される。どちらにせよ瞬発力勝負なのだが、前を走った馬には苦しめの展開だったことは、想像に難くないだろう。
朝から降り続いた雨でも、何とか持ちこたえていたのが一変…稍重になってからは、馬場が変わったかのような外伸び馬場に大変身…それでも8Rや9Rはさほど顕著ではなかったが、メインになってその傾向がモロに出るようになってしまった。大方の予想ではビハインドかと思われていた外枠が一気に好材料に変身した訳である。
優勝を分け合った2頭はその恩恵を最高に受けての快走。共に瞬発力面では秀でたものを持っていただけに、こうなってしまえば抗いようが無いというのが正直なところ。ただこの馬場での好走はスタミナ面での裏付けという事も言えるだろうし、当然秋も有力という事になってくるだろう。ただし共にワンペースまたはロングスパートへの適正は見せていないだけに、そこは頭に入れておいた方が良さそうだ。
今日に限って言えば、一番強い競馬をしたのはアグネスワルツだったように思える。前が下がってくるのをジッと待ちつつ、後続をギリギリまで引きつけてのスパート開始という、ベテランらしい冷静な騎乗も光ったが、前半の流れをモロに受けた上での、使った瞬発力と粘りこみ…更に馬場の逆流もあった事を考えれば、内容としては相当高い。秋への適正としては現時点ではこの馬の方が上に感じられる。
アニメイトバイオはアパパネを更に見る位置からの競馬。外をついてよく伸びたが、最後はアグネスと脚色が同じになってしまった。その辺りは距離の可能性が大きそうだが、どちらにせよアパパネとは完全に勝負付けが済んでしまった感じ…世代2番手目指しての秋という事になるだろう。オウケンサクラは2頭が抜けた後にジワジワと伸びて掲示板だけは確保した。コチラは瞬発力面で遅れをとってしまった印象だが、逆に言えば秋の適正にはコチラのほうがハマる可能性が大きいだけに、今日の結果だけは悲観する必要はない、
好枠から一転、地獄の枠になってしまったのがアプリコットフィズ。一瞬、見せ場は作っただけに、まさに天気に翻弄された一番手と言っていいだろう。そういう意味では今日の結果だけをもってどうこう言うのはやめておいた方が良さそうだ。
その他、内の馬を中心に馬場にやられてしまった馬もいるだけに、その辺りは秋まで判断保留と言う事で。ただショウリュウムーンは負けすぎ…
VTRを見ると外から勝ち馬2頭の抜けだす様にかなりインパクトを感じましたが、馬場を考えればまだ勝負がついたとは思っていません。秋には秋の適性がある分、巻き返してくる馬も必ずいると思いますし、それはそれで夏以降の楽しみにしておきたいと思います。