この芸当はなかなかできないよ…～NZT回顧～

マイドです

いやぁ～驚きました。とりあえずLapから見ていきましょう。

ニュージーランドトロフィー
Lap：12.4-11.0-11.5-11.8-11.3-11.7-11.5-11.7=1:32.9
（前：34.9-46.7/58.0-46.2：後）

16	×	サンライズプリンス	牡３	1.32.9		8	7	2	2	中	34.8
6	○	ダイワバーバリアン	牡３	1.33.2	1 3/4	4	4	5	4	内	34.8
9	▲	レト	牡３	1.33.3	1/2	8	8	5	4	外	34.8
4	△	キョウエイアシュラ	牡３	1.33.6	2	13	14	13	11	外	34.4
1	×	ニシノメイゲツ	牡３	1.33.6	クビ	8	11	9	8	内	34.9
3	◎	マイネルマルシェ	牡３	1.33.9	1 3/4	7	8	10	8	中	35.0
15	×	コスモセンサー	牡３	1.33.9	ハナ	2	1	1	1	最内	35.9
2	△	ツルマルジュピター	牡３	1.34.0	クビ	2	3	5	6	最内	35.5
13		アグネスティンクル	牡３	1.34.1	3/4	12	13	13	12	外	34.9
12	△	キングレオポルド	牡３	1.34.1	ハナ	13	12	12	8	外	35.1
10		エーシンホワイティ	牡３	1.34.8	4	4	4	4	6	中	36.5
14		アグネススペクトル	牝３	1.35.1	2	15	15	15	16	内	35.6
7		バルーン	牡３	1.35.1	ハナ	15	15	15	14	大外	35.7
8		ケイアイブリザード	牡３	1.35.4	1 3/4	1	2	2	2	内	37.3
11		エスカーダ	牡３	1.36.2	5	4	4	5	12	外	37.7
5		インプレスウィナー	牡３	1.38.6	大差	8	10	10	14	大外	39.7

ツルマルジュピターとケイアイブリザードの先行争いは外からケイアイが行って決着と思いきやジワッとコスモセンサーが交わしてハナに。そのまま持ち味を生かすべく大きくペースを緩めないままレースを進めての持続力勝負…テンと中盤は例年に比べてもさほど差は無いが、それでいて上がりもしっかりまとめており、初めて1分32秒台の決着となった。

この流れをレースの中盤から押えきれない感じで大外から上がっていたサンライズプリンス…直線も全く脚色が衰えることなくそのままゴール。このメンバーでは力が違ったといえばそれまでだが、パフォーマンスとしてもかなりのもの、持っているポテンシャルは相当なものであることは言うまでもない。しかしながら中京での連勝、スプリングSでの敗戦を合わせると、極上の底力は認められても瞬発力での裏付けが乏しいのは事実…恐らくNHKマイルに行くのだろうが、東京コースでダノンシャンティと比較した時に、この馬の方に厚い印を打つ術を私は知らない。狙うならまだダービーのほうか…

２着ダイワバーバリアンは内で上手くレースを運べた。朝日杯の時もそうであったが、苦しいペースの中でも一瞬のキレを出せる馬だけにいかにも中山コースが合う印象…逆に言えば東京は向いてないと言う事になるのだが…

勝ち馬と同じく外目を進出したレトも瞬発力を必要としない流れが向いたし、重賞でも十分やれる力は示すことができたものの、こちらも瞬発力面での裏付けは無いに等しいだけに、本番で触手は伸びそうにない。

常に自分の上がりだけは走れるキョウエイアシュラも、キレのみに特化する競馬をしているわけではないので、東京コースへの適正は現時点では無いと言わざるをえない。

その他ニシノメイゲツやマイネルマルシェ辺りはペース的には問題なくこなせたし、不利があったわけではない中での敗戦だけに力負けと言った方がいいだろう。

勝ち馬の内容は素晴らしいレース…覚えておいて損はありませんが、東京マイルに直結する内容でなかったのも事実…ただコスモセンサーがハナに立ってそれを積極的に追いかけるようなレースになるのであれば、勝ち馬があっさりという事もあるかもしれませんね。どちらにせよメンバー次第ということです。

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