どのレースの前哨戦なのか?~阪急杯回顧~
マイドです
2週間ぶりにチャイナに戻ってまいりました…つうか、もう夏なんですが余裕でハンソデバンドでございます。それと同時に蚊の来襲も…いきなりガッツリイカレております…
ちょっとペースを取り戻すのに時間がかかるかもしれませんが、取り急ぎ阪急杯の回顧だけでもやっておくとします。
阪急杯
Lap:12.3-11.2-11.5-11.2-11.3-11.5-12.4=1:21.4
(前:35.0-46.2/46.4-35.2:後)
2 | ○ | エーシンフォワード | 1.21.4 | -- | 3 | 5 | 5 | 最内 | 34.8 | |
4 | × | ワンカラット | 1.21.6 | 1 1/2 | -- | 6 | 6 | 5 | 内 | 34.9 |
6 | サンカルロ | 1.21.6 | ハナ | -- | 7 | 9 | 9 | 内 | 34.5 | |
10 | △ | トライアンフマーチ | 1.21.8 | 1 1/4 | -- | 4 | 2 | 3 | 中 | 35.4 |
14 | × | テイエムアタック | 1.21.9 | 1/2 | -- | 13 | 9 | 9 | 外 | 34.7 |
12 | トウショウカレッジ | 1.22.0 | クビ | -- | 13 | 12 | 11 | 中 | 34.5 | |
3 | ◎ | ビービーガルダン | 1.22.0 | クビ | -- | 2 | 2 | 2 | 内 | 35.7 |
11 | グッドキララ | 1.22.1 | クビ | -- | 15 | 15 | 15 | 内 | 34.2 | |
16 | △ | ダイシングロウ | 1.22.2 | 3/4 | -- | 11 | 11 | 11 | 外 | 34.8 |
1 | ▲ | ヘッドライナー | 1.22.3 | クビ | -- | 1 | 1 | 1 | 最内 | 36.1 |
15 | タマモナイスプレイ | 1.22.5 | 1 1/4 | -- | 4 | 2 | 3 | 大外 | 36.1 | |
13 | △ | ラインブラッド | 1.22.7 | 1 1/4 | -- | 9 | 7 | 7 | 中 | 35.7 |
8 | アーバンストリート | 1.22.8 | 1/2 | -- | 15 | 15 | 16 | 中 | 34.7 | |
7 | ファルカタリア | 1.23.2 | 2 1/2 | -- | 11 | 12 | 13 | 最内 | 35.7 | |
5 | マイケルバローズ | 1.23.3 | 3/4 | -- | 7 | 7 | 7 | 最内 | 36.3 | |
9 | × | ヤマニンエマイユ | 1.23.8 | 3 | -- | 9 | 12 | 13 | 最内 | 36.3 |
好発のビービーガルダンを最内のヘッドライナーが交わして行く展開、とは言えビービーガルダンも押さえ気味の追走で2F目が11秒台になる展開で3F通過 35.0は7F戦になってからは最も遅いペースとなった。そこからコンマ3秒上がって、坂の手前までじわじわLapが落ちて行き、ラストは一気にコンマ9秒の下落…前後半差を見ても一貫したLapに見えるが、テンが遅かった事は確実であり、前に有利な流れであったことは確かである。ただそれでいながらラスト大きくLapが落ちており、レベル的にどうだったのかと言う部分も合わせて考えたい。良馬場と言えど少し時計のかかる流れだった事も言えなくはないが…
勝ったエーシンフォワードは上手く前を見ながら脚を溜めることが出来た。やはり瞬発力を必要としない流れの方が力が発揮出来そう。またこの距離でも先行策を取れた事から、今後も安定した結果が出せるのではないかと思われる。ただG1の舞台になると、求められるものが違ってくるだけに、善戦どまりかもしれないが。
ワンカラットも瞬発力を必要としない流れの方が断然走れる。勝ち馬を前に見ながら運び先に抜け出しにかかったものの、差されてしまった。この辺りは力負けと言えるが、牝馬通しの争いならば十分にやれそう。ただコチラもヴィクトリアマイルへの適正は?なだけにまずは阪神牝馬Sに全力投球で。
58キロを背負ったサンカルロが2着馬の後ろから伸びて3着。暮れの阪神Cでは大外からグンと伸びたが、今日は上手く中団で折り合いをつけての差し込み。斤量を嫌って印は回さなかったが、この内容で一応の目処はついたと言って良いだろう。この馬はそれなりの瞬発力も持ち合わせているだけに、今日のような競馬が出来るのであれば、もう少し上のステージでも面白い存在になれるかもしれない。
トライアンフマーチはこの距離でもスッと前につけての競馬…昨秋の菊花賞以来、マイルで競馬をしていたがこの距離でもすんなり対応出来たのはやはり母の血がなせる技なのだろうか。ただこの馬はなし崩しに脚を使うより、キッチリ溜めた方が良い結果が出ると言うことはここで証明出来たと思う。力は確実に上位なだけに然るべき舞台で見直して当然。一方、ビービーガルダンは昨年の走破Lapを見ても、ここでの敗戦は不可解そのもの…体調面で万全でなかった可能性もあるが、差しに回って良い馬ではないだけに、更にペースの上がるであろう本番で対応できるかは少し微妙に思えてきた。
ペース適性が上位の馬たちがきっちりと結果を出したのですが、どちらかと言えばマイル戦に適性のある馬ばかりであり、高松宮記念の前哨戦としてはかなり物足りない結果じゃないかと個人的には思います。とりあえず今週のオーシャンSの方に目を向けるのが正解じゃないですかね~。