前後半差分析祭り=高松宮記念予想=
マイドです。ようやく春のＧⅠ戦線開幕…手始めは6F戦の高松宮記念でございます。正直言ってこのレース当たった事がありませんwww。今の私の状況から見てもきっと当たりませんが、昨秋のスプリンターズＳの時にも使ったやり方で、6F戦を見て行くことにしましょう。
とりあえずは、このレースの過去５年から…
'08(良) 33.4-33.7=67.1 ▽0.3
'07(重) 33.8-35.1=68.9 ▽1.3
'06(良) 33.7-34.3=68.0 ▽0.6
オレハマッテルゼ(先)－ラインクラフト(先)
'05(良) 33.3-35.1=68.4 ▽1.8
'04(良) 32.9-35.1=67.9 ▽2.1
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追い込みで届いたのは脅威の末脚をもつデュランダルのみ…それも前後差2.1秒という急流を利してのものでした。基本的に後から一本のみの馬は軽視した方 がいいと思います。また逃げ馬に関しても連対を果たしたのは02年のショウナンカンプまで遡らなくてはいけません。最終週の開催が常だけにその辺りも微妙 に影響しているのでしょう。今年、早くも２開催目を迎えた中京ですが、最終週に来てようやく内伸びが止まった感じ…とはいえ、馬場の３分どころあたりが一 番伸びるのかなという印象ですが、どちらにせよ逃げ馬も積極的には買いたくありません。
ただ先行と差しから買えというだけでは絞りきるのに話にならない訳で…更に見てみると、前後半差が1.0秒以上の05/07年は差し馬のワンツー、逆に1.0秒以内の年は先行馬が絡んでいるという特徴も見られます。その辺りが推理のヒントになりそうです。
で…今年。大外からジョイフルハートが逃げ宣言していますが、ローレルゲレイロもハナの方が競馬しやすいタイプ…ただ両者の暴走の可能性は限りなく低く、折り合いをつけての流れ…今のやや時計の掛かる中京の馬場を考えても33.5-34.4=67.9辺りのLapを考えて予想をしてみようと思います。要は先行馬が若干有利なのではないか…という見立てですね。
次に昨年のスプリンターズS以後の6F戦の前後半差と連対馬の脚質を見た上で各馬の精査に入りましょう。作ってみて驚きましたが暮れの阪神は6Fの1600万以下のレースが無かったんですね…
スプリンターズS(G1) 33.6-34.4=68.0 ▽0.8桂川S(1600万) 34.0-34.5=68.5 ▽0.5
ウエスタンダンサー(先)－ビーチアイドル(追)
福島民友C(OP) 33.1-34.8=67.9 ▽1.5
アイルラヴァゲイン(先)－サープラスシンガー(逃)
京洛S(1600万) 33.6-34.2=67.8 ▽0.8
京阪杯(G3) 34.2-33.9=68.1 ▲0.3
醍醐Ｓ(1600万) 34.6-34.8=69.4 ▽0.2
ゼットフラッシュ(差)－アーバンストリート(差)
納屋橋S(1600万) 33.5-35.5=69.0 ▽2.0
アーバンストリート(差)－アキノパンチ(差)
尾張S(OP) 34.1-35.3=69.4 ▽0.8
ヘイローフジ(追)－サープラスシンガー(逃)
サンライズＳ(1600万) 33.4-35.1=68.5 ▽1.7
アポロフェニックス(差)－ダイワシークレット(先)
淀短距離S(OP) 34.4-34.0=68.4 ▲0.4
サープラスシンガー(逃)－コスモベル(先)
石清水Ｓ(1600万) 34.7-34.3=69.0 ▲0.4
マチカネハヤテ(逃)－セトノアンテウス(先)
山城S(1600万) 34.8-34.3=69.1 ▲0.5
シルクロードS(G3) 33.6-34.9=68.5 ▽1.3
アーバンストリート(追)－ソルジャーズソング(差)
韓国馬事会杯(1600万) 33.5-35.2=68.6 ▽1.7
アーバニティ(先)－エーシンエフダンズ(先)
オーシャンS(G3) 33.4-35.8=69.2 ▽2.4
アーバニティ(差)－コスモベル(先)
≪参考≫
阪神C(G2) 34.2-11.6-35.8 ▽1.6
12.3-10.9-11.0-11.6-11.5-11.8-12.5
阪急杯(G2) 34.1-11.6-35.4 ▽1.3
12.2-10.6-11.3-11.6-11.7-11.6-12.1
コスモベル：前傾Lapでも後傾Lapでも先行さえ出来れば、安定した力を発揮できる馬。ちなみに昨夏の小倉Sでは33.6-33.6=67.2というイーブンLapを先行して勝ちきっている（同着だが）だけに、この舞台でも好走資格は十分に持っているといえる。ただマイル以上での実績が必要になっている近年のトレンドと、追ってあまり味の無い馬だけに外から早めに来られた時の対応と面では少し不安が残る…のだが、この人気なら押さえて損はないかと。
ソルジャーズソング：こちらも差し馬のペースにさえなれば確実に脚を使ってくる馬。とは言え桂川Sで僅差の３着という実績もあり、今回の想定ではギリギリ圏内…そんなイメージ。内枠だけに上手く立ち回れば、上位進出の可能性もあるだろうが。
アポロドルチェ：オーシャンSでは差しに回って３着…スプリンターズSでは先行して５着と展開に恵まれた感ありあり。ここで仮に先行したとしても、他馬と同様のパフォーマンスが取れるかどうかはかなり微妙に見える。
スリープレスナイト：上記レースはスプリンターズSしか出ていないが、それ以前も前傾Lapの北九州記念やイーブンLapのCBC賞などでも先行して安定した結果を出しているだけに、ペース面での心配は何も要らないと言っていい。後は半年振りがどうかだけ…ただ狙ってぶっつけになったわけではなく、中間に幾度かの頓挫があっての物だけに、１番人気ならどう考えても積極的に買いたくない。印は回すが来られたら諦めるスタンスで。
トウショウカレッジ：前残りの阪急杯で唯一掲示板を確保したが、この舞台ならば後ろから行く中でどこまで捌けるかがポイント。前が簡単に止まらない想定の中で考えるならば、届かないという結論に達するのが当たり前の様な気が。
ウエスタンダンサー：準オープン以上での好走はLap差1.0秒以内の物で、シルクロードSでは前傾Lapで撃沈。この想定では分水嶺の境界線に置かれるような感じ。ただこのメンバーなら差しに回りそうで、そうなれば枠的に馬場の恩恵はかなり受けられそう。前走の敗退でかなり評価を落としているのであれば買ってみても面白い。
アーバンストリート：前走は平坦京都の中では特異とも言える前傾Lap。この馬の流れになったのは間違いない。中京での差し切りも流れ的な恩恵は有った訳で、今回想定では触手は動かない。
ファリダット：後傾気味になった京阪杯で唯一追い込んだ脚は強烈そのもの。これだけを見ればここでも十分に買い要素かつあまり前傾にならないこの舞台も魅力なのだが、この脚質ではあまり買う気にならないのも事実…ましてやイン強襲を宣言している以上、切れ味は鈍るはずで３着にマークすれば十分の様な気も。
キンシャサノキセキ：イーブンペースの高松宮記念、中山にしては前が速くならなかったスプリンターズS共に２着とここでの好走条件は十分に満たしている馬。前走も休み明けで明らかに仕上げ途上だった事を考えると着順は度外視してもいいだろう。内で包まれるよりも真ん中あたりで先行できるのも好材料で、妙に人気を落としているのであればここは買いの一手。
ファイングレイン：昨年のこのレースは半信半疑だったものの、ほぼイーブンのLapを見事に差し切った。スプリンターズSの大敗も阪神Cの負けと合わせて考えれば、坂の影響という事も十分に考えられ、条件好転のこの舞台ならば連覇の可能性は十分あると言っていいだろう。中団辺りで自分から動かずに末脚にかけれられるかどうか。
アイルラヴァゲイン：基本的にはかなりの前傾Lapをしっかりと追いかけての馬…力的にもLap適正的にもここではやはり荷が重い。
ヘイローフジ：尾張Sでの末脚は見事、かつここでの適正も十分と見えて取れるが、ハンデ戦だっただけにその価値もここでは見劣ってしまう。かつ外差しもあまり利かない現状では、買い材料に余りに乏しい。
ローレルゲレイロ：基本的にはハナを取ったほうがレースがしやすいだけに、この枠かつ外から更に行きそうな馬がいるのはちと厄介に映る。ましてや勝ち味に遅い馬となれば、ここでも３着…という見立てが妥当かと。人気次第で出し入れすべき馬だが、現状ならば抑え程度にしておきたい。
ドラゴンファング：前走あたりを見ていてもスピード負けする感じの馬ではないだけに、この距離は心配しなくてもいいか…ただこのメンバーで好戦するとなると外の５～６番手辺りから徐々に押し上げていく流れでは、馬場の恩恵があまり受けられそうに無いのも事実。近年のトレンドにかなり乗った馬ではあるが、過大な評価は避けておきたい。
アーバニティ：今回、最も取捨に迷う馬。6Fでの実績は中山での前傾Lapのみ。そのレース内容は共に内で上手く脚を溜めての物、また準オープンでは前に壁を作れずに負けているだけに、この枠は決して好材料とはいえない。上手く内に入れてどれだけ…と言う所だが、それをするには少しロスの大きい枠に入っただけに、穴人気しているがさほど触手が動かないのも事実。
ビービーガルダン：スプリンターズSでは勝負所で怪しくなりながらも３着キープ。その後の京阪杯では後傾Lapに伸びあぐんだが、休みを挟んだ前走は圧巻の一言。緩んだペースでは厳しいのかもしれないが、前走のようなレースが出来る以上、この距離・この枠でも何ら狙いを下げる材料にはならない。不安点は鞍上…ただそれだけ。当然買わなくてはいけない馬。
スプリングソング：上記を見てもそうだが、それに加えセントウルSでもほぼイーブンのペースでの３着と、あまりペースが上がると良くない傾向にある馬と言える。加えてこの枠からならば、先行しても厳しそう。差しに回ってもロスが多そうで、あまり買い気はそそられない。
ジョイフルハート：頑張って下さい。
うーん…買い材料バッチリの馬は少なくても、一概に無視できない馬が多いですね…ただ、コーナーがきつい中京だけに外からレースをする馬は、逃げ馬とさほど差の無い位置をしっかりキープ、つまり早めに内にコース切り替えをしないと、捲り系の差し競馬では届きにくい（馬場の恩恵が必要）という事は頭に入れておいたほうが良さそうです。
◎ 09 キンシャサノキセキ
○ 16 ビービーガルダン
▲ 10 ファイングレイン
× 06 ウエスタンダンサー
× 01 コスモベル
× 04 スリープレスナイト
△ 13 ローレルゲレイロ
△ 02 ソルジャーズソング
△ 14 ドラゴンファング
ファリダットまでは印が回りませんでした…◎・○を軸にしてスリープレスナイトが飛べばラッキー的な馬券で組み立てていくしかないですね。
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