重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

桜花賞回顧…だけというのも味気ないので+αも

小牧の涙にちょっとウルッと来てしまいましたが、それ以外に感慨深い物はありません。淡々と振り返りましょう。桜花賞回顧です。

jpn1_pict.gif桜花賞
Lap:
12.4-10.9-11.3-11.8-12.1-11.7-11.6-12.6=1:34.4
(前:34.6-46.4/後:48.0-35.9)

好発のエイムアットビップを内からデヴェロッペが交わしていく流れ。テンから速めの流れになりましたが、3~4角で若干緩んでまたペースがじわじわと上がっていく持続力勝負に。最後の1Fのラップの落ち方と言い、後の馬が台頭できる下地は十分にあったんですがね…それにしても馬場差は有るにせよ阪神JFよりコンマ6秒も勝ちタイムが遅いのもどうかと。ねぇ…奥さん。


×レジネッタ(1着)11-10-10 外
中団の外目を追走。直線も坂で一旦止まりかけるが、坂上からもう一伸びして鞍上念願のG1初制覇。予想段階でも水準以上の底力+瞬発力は持ち合わせていると書いたが、それが十分に発揮できる流れになったのが良かっただろう。ただこの馬は阪神JFとほぼ同じタイムで駆けての優勝だけに、他が不甲斐なさすぎたというイメージは拭えない。休み明けで戻した体もここ2走で減らしており、距離面含めてオークスへ向けての壁は高そう。

エフティマイア(2着)07-07-06 中
先行集団の後ろを追走。直線に入り一時は完全に先頭に立つも、最後の最後に勝ち馬に交わされてしまった。リトルアマポーラが牡馬混合の重賞で4着…などと言われていたが、この馬は勝っており(新潟2歳S)そういう意味含めて、この人気の無さは舐められすぎかもしれない。ただその新潟2歳が瞬発力勝負(後方からの馬が上位独占する中、この馬だけが先行策という事実も有るが)で、阪神JFでは大敗…底力面での裏付けが何も無かっただけに、個人的には完全に手が回らない一頭で、どうしようもないというのが本音である。で、オークスに向けては…フジキセキ産駒だけにやはり距離面が心配。

ソーマジック(3着)09-08-08 中
後の集団の前目をスムーズに追走。勝負所でも各馬より先に仕掛けに掛かるも直線に入り、アッという間に勝ち馬に先を越されてしまったが、ジリジリと伸びてゴール寸前で3着浮上。ここ2走の内容と同じく持続力が試される流れになってもので、流れ的にも向いたと言えよう。オークスでも流れ次第で上位を賑わす事は可能性は有るし、瞬発力面での未知の魅力もある。更なる上積みに期待してみたい。

…ハートオブクイーン(4着)03-04-06 最内
えーと…本当にスイマセン。どこ走ってたんですか?先団の内?ふーん…そうですか。改めてこの馬の好走要因を探して見たのだが、どうにもこうにも…この位で勘弁して下さい。

リトルアマポーラ(5着)15-15-14 大外
後方2番手から4角でも大外をぶん回して追い込みに掛けたが…出遅れた事はもちろんだが、得意の瞬発力勝負にならなかった事、依然として馬場の内が悪くならない事…の中で掲示板を確保したのは、鞍上の判断は置いといてそれなりに力を証明出来たといっていいのではないか?とにかく3強の中では一番言い訳の出来る敗戦だったと思う。ペース的にはオークスの方が向きそうなので、改めて期待。

…エイムアットビップ(7着)02-02-02 内
好発から逃げ馬を見た2番手に控える。直線にはいると逃げ馬がバテたので早々に先頭に立つ形になったが、一時はそのまま押し切るのでは?と思わせる伸び脚だったが、坂の手前で力尽きた。やはり今日の様なスピードを前に出す競馬が合っているのは間違いなかったようだ。それでいて止まったのはやはり距離面ではないだろうか?

トールポピー(8着)13-13-12 大外
中団やや後方からの競馬。勝負所で手応えの悪くなるのはいつものことだが、勝ち馬の外に出してリトルアマポーラと合わせに行った(?)ために結果的にかなり外を回らされる羽目になってしまった。とは言え、ペースが決して向かなかった訳ではないので、これだけ伸びないのも意味が分からない。強いてあげれば10㌔減くらいか?距離面では問題無さそうなので、オークスで改めて期待…という事にするが、兄貴が兄貴だけに…この時点で終了…という線も一応、頭に入れておいたほうがいいかも。

ブラックエンブレム(10着)13-13-12 中
こちらも痛恨の出負け…すぐに後方馬群の中まで巻き返すものの…直線も全く見どころなし。ペース面ではむしろ合っていただろうし、スムーズに先行出来ていたらまた違った結果が出ていた筈だ。後は調整過程…予定の行動で個人的にも分かっていて印を打っただけに文句を言うつもりもさらさらないが、やはりG1を取る為の調整ではないという事なんだろう。

◎オディール(12着)08-08-08 中
後方集団の一番前を手応え十分で追走。4角で前との差が詰まってきた時にはあえて外に出して(恐らく外から来るであろう黄色帽2頭との勝負になった時の為)直線を迎えるが、全くといっていいほど伸びなかった。ペース的にも合っていただろうし、位置取りも何の文句もなかっただけに、この結果はホントに意味不明…ま、鞍上も分からんと言ってるのにオイラが分かる訳も無いwww。

有力馬たちが力を出し切れた訳ではないので、オークスに向けての展望は非常に難しいですね…ただ、負けた中でも希望の光を見出せたのは3・5着馬位でしょうかね~。これでは、何の面白みもないので、忘れな草賞も簡単に見ておきましょう。


忘れな草賞
Lap:12.6-10.7-12.1-12.4-12.2-12.3-12.3-12.3-12.5-12.8=2:02.2
(前:35.4-47.8-60.0/後:62.2-49.9-37.6)

ハナ希望かつ道中緩ませたくないシゲルエスペレが作る流れ。3角辺りでは大逃げの態勢だっただけにLapを額面どおりに受け取ることは出来ませんが、底力を問われる流れになったことは間違いないです。

そんな中、中団から楽に押し切ったムードインディゴ(1着 07-07-06-05 外)と中団から勝負所で積極的に上がって行きかつ終いまでしっかり伸びたプティマカロン(2着 10-10-08-05 大外)はレースレベルは別にして、自身の底力を見せてもものでそれなりに評価はしていいと思う。逆に3着のグラーフ(12-12-11-08 大外)はペース・展開共にバッチリ向いた感は強く、それならば逆にこのペースで僅差4着に残したシゲルエスペレ(01-01-01-01 最内)を評価したい所。5着のブーケフレグランス(02-02-02-02 内)はペース・距離などという以前に力が付ききっていない印象。秋に向けて休養がベストかと…


簡単ですが、おまけも含めて以上でございます。こりゃオークスに向けてはトライアルでまた何か出てきそうな予感はしますね~。

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