重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2019 皐月賞の回顧

 いやぁ…タイガーウッズがやりました。同年代で、大きな挫折も経験した中での復活劇は感慨深いものがあります。昔からの性分で、圧倒的に強い人やチームを応援しようという気持ちが全く湧いてこない人なので、以前の1強時代の彼は、あまり好きじゃなかったんですよね…今は絶対的な強さと言うより、大混戦時代の1人の有力プレイヤーまで復権してきたという所で感情移入してしまう自分がいます。でもスタート前は、モリナリに優勝してほしいなと思っていた自分もいて…中々言葉で説明するのはむずかしいですな。

 なんせ、トップがコロコロと入れ替わり、手に汗握る展開で寝るヒマもなかったおかげで、回顧も早めに仕上がったというのは喜ばしい限り…あ、それと、馬の1強は全然応援できるんですよねぇ、不思議なもんで。実際に馬券を買うことは少ないんですが。はい、なかば強引に紐付けできたので、本題にまいりましょう。

 

 

皐月賞

Lap・馬場振り返り

12.3-10.5-12.0-11.8-12.5-12.1-12.2-11.7-11.6-11.4=1:58.1

 ランスオブプラーナが行く所にダディーズマインドが並びかけて1角手前。2F目が速くなったのだが、隊列が決まってからはすぐにペースは落ち着いた。5F目で12.5まで落ちてひと塊で後半に入っていったのだが、そこからは徐々にゴールまでペースを上げていく加速型の持続力勝負での決着となった。5F分割ではほぼイーブンなのだが、今回の場合、加速を続けていく中でポジションを上げていかなくてはならない訳で、比較的後ろの馬には厳しい流れになったと言えるだろう。

 

各馬振り返り

 サートゥルナーリア:スタート決めて中団外のポジションをキープ。2着馬を目標に4角外から並びかけると叩き合いを外からねじ伏せて無敗でまず1冠。”まず"という言葉はふさわしくない勝ち方にも見えるのだが、少なくとも自身より前の馬たちに有利だった流れの中を、休み明けでねじ伏せたのだから、着差以上の内容だったと見るべきだろう。自身、一気にメンバーもペースも上がった中で、問題なく対応できた辺りは、今更ながらセンスの高さを示すものだし、トップスピード戦にも対応でき、ダービーの流れにもマッチする可能性が高い。順調に行けば2冠に最も近いのがこの馬という評価を変える必要はない。

 ヴェロックス:しっかり出て好位を追走。4角を前にしっかりと前を射程に入れる正攻法で押し切りを図ったのだが…この競馬をして差されるのだから、どうしようもないというのが正直な所。小回り10Fで結果を出し続けている馬で、トップスピードの質は落ちるだけに、ダービーでは少し乗り方に工夫が必要になりそうだが、そこはこの鞍上…流れに合わせる乗り方しか出来ないというわけではないので、期待すべきはその辺りか。

 ダノンキングリー:前から2列目の内を難なくキープ。直線では前の馬の内に入れてあわやのシーンを作ったが、ラストはわずかに差されてしまった。少し狭いところを突くことになったのだが、トップスピードではメンバー中トップとも言えるものを持っているだけに、そこまで不利に映らなかった。1・2着馬とは通った位置も違うのだが、向こうは向こうで持ち味を生かす競馬だったし、コチラに有利に働いたということはない。むしろトップスピード戦では優位に立てるものを持っているので、東京替わりは恐らくプラスに働くはず。距離面では微妙に映るが、それは勝ち馬とて同じなので、現時点の適正では2番手の有力候補としておきたい。

 アドマイヤマーズ:スタート出て好位もやや掛かり気味。4角では2着馬の内を持ったままだったが、1・2着馬が行った後に追い出す形になってしまった。もうちょっとデムーロなら強引に行っても良かったのかなと思うのだが、反応自体で見劣ってしまっているので、この距離では力の差が見えた一戦だったとも言える。NHKマイルに向かうようなので、そこならば主力扱い…グランアレグリアとのガチ勝負を期待。

 クラージュゲリエ:中団内目から4角ではアドマイヤマーズの後ろ。そこから追い出されたが、前とは逆に離されてのゴールとなった。ペースバランスは悪くなかっただけに、力を出し切った内容だったと言えるだろう。後ろから行って切れる脚を使える馬ではないだけに、ダービーで前を逆転するのは相当難しいと言っていい。

 タガノディアマンテ:出負けの時点で位置取り的にノーチャンス。この馬の上がりは使っての6着だけに、仕方無しの部分が大きいだろう。後傾Lapなら安定した脚が使える馬なので、メンバーさえ落ちれば重賞でも出番があるはず。

 

 

 後ろの馬がノーチャンスだ何だ言って、力のない馬が脚を使えるようなペースでもなかったので、上位馬は評価していい内容だったと思います。そんな訳でことさら強調できる馬はいないのですが、全く自身の競馬が出来ずに、秋以降に改めて期待してみたいなと思わせたのがこの馬→でした。







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