先週の反省 その1 3/19 3/20 +α
です、です。
年に何回かあるんですよね…1週間で平地4重賞って。ちなみに今週末もです。そしてそれが終われば11月まで無いのですが、そこもアル共の週とエリ女の週と2週続けてとなります。まぁそんなことはどーでも良いですのですが、文量的にも多くなりそうなので、今週は分割で回顧をお届けいたします。まずはクラシックにつながるレース2つと、ちょっとだけ若葉Sも見ておこうと思います。
スプリングS
12.6-11.7-12.1-12.2-11.7-11.8-12.1-11.8-12.4=1:48.4
戦前の想定より前半が速めで、後傾持続力というより一貫Lapに近いような形に…3~4角で一瞬息が入ったのだがラストは失速での我慢比べ。馬場傾向も少しは影響しているが、このレースに限って言えば、完全に後ろの馬のためのLapだったと言っていいだろう。
ウインブライト:中団のやや後方よりから。3角以降は完全に外を意識し、遠心力で外に振られることよりも勢いを削がれない事を重視したコーナリングで最後までしぶとく伸び切った。大外ぶん回しの中でも、更に自身の内1頭分くらいは空けており、ロスはかなり大きかったと想像されるが、それがその馬の勝ちパターンであり、加点する必要はないだろう。ただポテンシャル勝負なら堂々の主役候補という事はわかったので、後は流れが向くかと頭数増がどこまで響いてくるか…また今回馬体を絞っての勝負駆けの感もあっただけに、反動には注意しておくべきだろう。
アウトライアーズ:やや出負けで後ろから。3角で勝ち馬が外にいったのとは対象的に馬場の中ほどで進路を探りながらの上昇。直線も伸びてはいるのだが、勢いで完全に勝ち馬に置かれてしまっていた。今日のところはロスを少なく立ち回った分、逆に伸びなかったといった感じだけに、評価としては勝ち馬と同じように見ておいて良いのではないだろうか。
プラチナボイス:中団から外目を積極的に上がっていき、4角では勝ち馬に馬体があったのだが、直線で急に内にササルところを見せ甘くなってしまった。とは言え、これまでの好走より更に厳しいペースでも構想できたことは大きい。2頭とは少し差があるかもしれないが、この馬はより前で競馬できるだけに、多頭数競馬での優位性は出せそうでこの馬も流れひとつでワンチャンスあっておかしくない。
サトノアレス:このクラスのポテンシャル戦で伸びあぐねる…ある意味お約束と言った所か。皐月賞よりNHKマイルのほうが合うと思われるだけに、皐月賞に出るなら軽視で。
トリコロールブルー:基本的には加速力を持ち味として活きるレースでこその馬ということで…青葉賞でもプリンシパルSでも買ってよし。
一連のトライアルの中では最も本番に繋がりそうなLapだったように思うのですが、2・3歳限定戦が増えた影響でトライアルも頭数が揃わないケースが増えてしまっただけに、更に頭数が増えるであろう本番の舞台でも同じような結果が望めるかというのが気になるところです。差し馬なら尚更な訳でして…
フラワーC
12.6-11.9-12.0-12.3-12.3-12.3-12.4-11.2-11.7=1:48.7
数字のバランスだけ見ればスローだが、後ろの2つは勝ち馬が叩き出したものであり、他の馬にとっては気持ち遅めの、ユタカタケの真骨頂と言える凸凹の少ないペースメイクだった。ドロウアカード的に見ると、直線までうまくスロー気味で脚をためながら、直線で小脚を使って出し抜きを図り、ラストはLapを落としながら何とか粘った…という所だろう。また馬場的には、やはりそこまで内が悪くなっているわけではなく、フラットに近い状況だったと言える。
△ 09 サクレエクスプレス(10着/11人気)
→何かと理由をつけて、推奨してみたものの…ここは力負け。何故この馬をチョイスしたのかというより、無理やり推奨する必要があったのかを言う点を反省する必要があるのかも…
ファンディーナ:序盤から勝負どころまで行きたがるところを見せながらも、コントロールはされていた。4角で軽く仕掛けると11.2で突き放して、ラストは流しながら11.7。少なくともこのメンバーでは格の違いを見せつける内容だったといえる。3戦すべてでスローから上がりを強調する競馬しかしておらず、一貫Lapなどの未知の世界には不安を残すといえるのだが、このレースでのギアアップもさほど追った所も見当たらず、持続力勝負でも問題ない可能性が高い。今年の牝馬勢はレベルが高いがそれらとも互角にやれるだけの力があることを示すパフォーマンスだったと言える。桜花賞へ向かうかどうかは未定のようだが、個人的には行って欲しい。
ハナレイムーン:1角で少しぶつかるシーンもあったがそれ以外は概ねスムーズに流れに乗れていたと言っていい。このメンバーなら2着は取ってほしかったが、馬場も合わなかっただけに、東京変わりならまだ追ってみていいかもしれないが。
2着のシーズララバイでさえ、賞金的にアウト(勝ち馬が回避すれば出走の目が出てくるのだが)ですし、勝ち馬以外はレベル的にどうかと思いますので、ここは簡単にやめておきます。
若葉S
12.4-10.7-11.9-12.1-12.0-12.8-12.5-11.9-11.6-12.4=2:00.3
勝ちタイム2:00.3は過去10年で2010、11年に次ぐ3番目、5F通過の59.1は2010年に次ぐ2番目の速さとなる。そして2秒以上の前傾の年も過去10年で2回目となるのだが、その2010年は1着:ペルーサ(次走青葉賞勝利)、2着:ヒルノダムール(次走皐月賞2着)であり、それと合わせて考えると、今年の低レベルメンバー相手なら2頭ともチャンスが有ってもおかしくないと見る。特に番手でペースの緩みとギアアップにも対応しながらしぶとさを見せた勝ち馬は同型との兼ね合いひとつで面白いところがありそうだ。
いつかの回顧にも書きましたが、世代トップと言い切れる馬がおらず、レベル的に今ひとつと思える年は、思い切って穴馬から狙ってみるのも面白いかもしれませんよ。
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