クビ、クビ、クビ、クビ~朝日チャレンジカップ回顧~
です、です。
トップから最下位までわずかコンマ6秒。最大着差が半馬身ですからね。ハンディキャッパーうはうはのレースだったんじゃないでしょうか。
2012年12月 8日(土) 5回阪神3日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第63回朝日チャレンジカップ
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝・外 1800m 17頭
LAP 12.3-10.9-11.2-11.7-12.4-12.1-12.0-11.3-12.7=1:46.6
通過 34.4-46.1-58.5-70.6 上り 72.2-60.5-48.1-36.0
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
9 | ショウリュウムーン | 秋山 | 1.46.6 | 04-09 | 35.6 | 6 | ||
4 | アドマイヤタイシ | 岩田 | 1.46.6 | クビ | 03-05 | 35.7 | 4 | |
5 | タガノエルシコ | 幸英 | 1.46.7 | クビ | 14-11 | 35.6 | 13 | |
14 | キングストリート | 酒井 | 1.46.7 | クビ | 17-16 | 35.3 | 17 | |
1 | ▲ | サンレイレーザー | 藤岡 | 1.46.8 | クビ | 04-05 | 35.9 | 7 |
12 | × | サトノパンサー | 松田 | 1.46.8 | ハナ | 10-05 | 35.9 | 9 |
3 | ネオヴァンドーム | 川田 | 1.46.8 | クビ | 11-14 | 35.5 | 11 | |
10 | フレールジャック | 福永 | 1.46.9 | クビ | 02-02 | 36.2 | 3 | |
8 | ◎ | シルクアーネスト | 太宰 | 1.46.9 | クビ | 14-11 | 35.8 | 10 |
13 | デルフォイ | 藤田 | 1.47.0 | クビ | 04-03 | 36.2 | 5 | |
16 | トライアンフマーチ | 四位 | 1.47.0 | クビ | 07-03 | 36.2 | 8 | |
15 | ヒストリカル | 浜中 | 1.47.0 | ハナ | 14-16 | 35.6 | 2 | |
2 | ミッキードリーム | 和田 | 1.47.0 | 頭 | 07-09 | 36.0 | 12 | |
17 | イケドラゴン | 野元 | 1.47.1 | クビ | 01-01 | 36.5 | 14 | |
7 | ○ | リルダヴァル | 池添 | 1.47.1 | ハナ | 12-05 | 36.2 | 1 |
11 | ライブコンサート | 国分 | 1.47.2 | 1/2 | 12-11 | 36.1 | 16 | |
6 | テイエムアンコール | 熊沢 | 1.47.2 | ハナ | 07-14 | 36.0 | 15 |
単勝 9 \1610
複勝 9 \450 / 4 \310 / 5 \1580
枠連 2-5 \1510 (6)
馬連 04-09 \7050 (29)
ワイド 04-09 \2080 (29)/ 05-09 \13120 (78)/ 04-05 \7820 (70)
馬単 09-04 \15310 (64)
3連複 04-05-09 \164550 (274/680)
3連単 09-04-05 \901440 (1542/4080)
【ペース・展開おさらい】
大外からイケドラゴンが押して押してハナ主張。後は内からサンレイレーザーやフレールジャック、アドマイヤタイシが続く流れ。3Fもやや速めの通過で、4F目も11.7とあまり緩めない逃げ馬に対し、一旦差が広がりかけるのだが、5F目の12.4でまた一団に。そこからも淡々とした流れが続き、直線でペースが上がるものの、最後は坂の影響もあって一気にペースダウンでのフィニッシュ。全体の流れとしては緩みがかなり少ない消耗戦テイストの持続力勝負と見ていいだろう。
馬場的には前日の回顧でも書いたが、ペース次第では外目からでも伸びるような状況…ただ流れが向けば届くといった感じで、内も悪くない分、ロスなく回れるだけ内目がやや優勢といったところではないだろうか。
【各馬寸評】
ショウリュウムーン:3角までは先行集団。ただ勝負どころでは、外からジワジワと迫りくる各馬に対し内目のこの馬は動くに動けず…結果、4角ではポジション取りが悪くなってしまったが、そのままの位置で進路を確保すると、ジワジワと伸びて何とか差しきった。中京記念でもそうだったように、元々ラストでLapが大きく落ちるような辛抱比べのレースでは、きっちり結果を出しているように、ここも流れ的には合っていたといえるだろう。今後も条件次第で出し入れがきっちり出来る馬であり、上手く付き合って行きたい。
アドマイヤタイシ:先団で上手くポジションを確保し、直線でも一歩先に抜けだしたのだが、勝ち馬にわずかに前に出られてしまった。前走は新味を出した形になったが、ココはそれまでの適性を見せての結果。ただしココはうまく立ちまわっての結果であり、次以降も無条件で買える馬ではないことは、しっかり覚えておこう。
タガノエルシコ:中団後ろから4角手前で外目を進出…一旦は置かれるような形になったが、脚を切らさずに前にきわどく迫った。脚質が脚質だけにアテに出来ない面もあるが、道中緩みの少ないレース、さらにコーナー2つのコースならば自身の脚はしっかり使える馬で、今後も中心視は出来ないものの、ケアは欠かせない一頭。人気が上がるタイプではないだけに、追いかけても決して損はないと思うが…
キングストリート:4角でもほぼ最後方。それでも大外を一気に伸びてきた。元々上がりを要さない流れで良績を残してきていたのだが、近走を見ても、ましてや休み明けでは到底狙えた馬ではないだけに、これはどうしようもない。ただ数多く使われてきた印象でもまだ6歳なだけに、まだもうひと花…があってもおかしくないかも。
サンレイレーザー:前半から出していってしっかり自身の位置取りをキープ。直線も際立った脚はないものの、外の各馬に目が行く中で、最内でギリギリまで踏ん張った。流れを考えればどちらかと言えば割りを喰った方なのだが、それでもしっかりと粘れているのは好印象。先行馬ながら上がりの脚もそれなりにあるだけに、次以降もいいところは必ずあるはず。京都金杯は間違いなく買い。
サトノパンサー:3角過ぎてから外目を積極的に上がっていったが、ラストは脚色が一緒になってしまった。消耗戦に近い流れは経験が少ないだけに仕方ないかもしれない…緩みの少ない流れでも、もっと持続力を活かせる流れならといったところか。
ヒストリカル:いつもより早めの動き出しになったが、直線で際立った脚は見せられず。流れとしては突き抜けてもおかしくないイメージを持った馬だけに、続戦ならば今後も疑って掛かる必要あり。
リルダヴァル:中団から4角までで前を捕らえるような位置まで上がってきたが、直線早々に脚を失ってしまった。3歳春の実績からここでも…という評価が大勢を占めるとおもうのだが、ここまで3連続好走もOP特別、今春に準オープンを勝った馬と思えば、ここでのコンマ5秒差は決してありえない話でもないだろう。強いて言えば上がりを強調できるレースのほうが良かったのは確かだが、力が抜けた存在ではないということで良いと思われる。
逃げ馬不在の戦前予想でしたが、完全に想定外の消耗戦テイストなレース…ただ、上位はそれなりにそんなペースに適正のある馬が揃いました。阪神外回り…特にコーナー2つの8・9F戦はたまにこういう事があるのですが、基本は切れ味だけでは対応できないコースであることは頭に入れておきましょう。
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