混沌…スプリント路線~セントウルS回顧~
です、です。
今週もずーっと来客。来週も火曜から日本から社員が来ての打ち合わせや顧客訪問などなど…その翌週はもう日本ですから、ここからかなりバタバタして行きそうな気配です。
2012年 9月 9日(日) 4回阪神2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第26回セントウルS
3歳以上・オープン・G2(別定) (国際)(指定) 芝・内 1200m 16頭
LAP 12.0-10.3-10.9-11.0-11.2-11.9=1:07.3
通過 33.2-44.2-55.4-67.3 上り 67.3-55.3-45.0-34.1
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
4 | エピセアローム | 武豊 | 1.07.3 | 05-05 | 33.4 | 6 | ||
9 | ロードカナロア | 岩田 | 1.07.3 | 頭 | 03-03 | 33.7 | 1 | |
16 | アンシェルブルー | 和田 | 1.07.3 | クビ | 08-07 | 33.1 | 12 | |
6 | カレンチャン | 池添 | 1.07.4 | 3/4 | 02-02 | 34.1 | 3 | |
14 | サドンストーム | 勝浦 | 1.07.5 | 1/2 | 11-11 | 33.1 | 13 | |
10 | エーシンヴァーゴウ | 佐藤 | 1.07.6 | クビ | 03-04 | 33.8 | 4 | |
7 | ヘニーハウンド | 川島 | 1.07.7 | 3/4 | 05-07 | 33.7 | 5 | |
15 | スギノエンデバー | 北村 | 1.07.7 | 頭 | 12-12 | 33.1 | 8 | |
11 | エーシンリジル | 川須 | 1.07.8 | クビ | 08-09 | 33.6 | 14 | |
13 | エーシンヒットマン | 幸英 | 1.07.8 | ハナ | 05-05 | 33.9 | 10 | |
3 | マジンプロスパー | 浜中 | 1.07.9 | 3/4 | 01-01 | 34.7 | 2 | |
8 | マコトナワラタナ | 松山 | 1.08.1 | 1 1/2 | 12-12 | 33.5 | 11 | |
12 | アウトクラトール | 藤岡 | 1.08.2 | クビ | 15-15 | 33.2 | 15 | |
2 | サンカルロ | 吉田 | 1.08.2 | 頭 | 08-09 | 33.9 | 7 | |
5 | エーシンホワイティ | 福永 | 1.08.5 | 1 3/4 | 14-12 | 33.8 | 9 | |
1 | ベイリングボーイ | 高倉 | 1.08.5 | ハナ | 16-15 | 33.4 | 16 |
単勝 4 \1650
複勝 4 \400 / 9 \130 / 16 \1710
枠連 2-5 \380 (1)
馬連 04-09 \1670 (5)
ワイド 04-09 \700 (6)/ 04-16 \14090 (65)/ 09-16 \4510 (37)
馬単 04-09 \4920 (14)
3連複 04-09-16 \61870 (117/560)
3連単 04-09-16 \378500 (626/3360)
【ペース・展開おさらい】
速い馬はいても、明確にハナを主張する馬がいないメンバー構成だったが、人気3頭が意識的に前を目指す序盤戦…結局最内のマジンプロスパーが最後まで押し続け、先手を奪ってのペースメイクとなった。野芝オンリーの開幕週高速馬場とは言え、テンの33.2は過去10年で最速、特に2F目の10.3も中京開催の2006年に次ぐタイム…そこから少しペースが落ちるもののスピードの持続が必要な流れとなり、さすがに前には苦しい流れになったのではないだろうか。それは前後半差+0.9という、これも過去10年で最も大きな数字も物語っていると言える。ただし、前の2頭が離しての通過だっただけに、3番手以降の馬に関しては、そこまで速い流れではなかったことは覚えておいたほうがいいだろう。
【各馬寸評】
エピセアローム:悪くないスタートからスッと前付けしての追走…直線に入っても目立つ伸びではなかったが、各馬が止まり気味になった坂下からグイグイと伸びて先に抜けた2着馬をすんでのところで交わしてのゴール。前走はかなり後方からの競馬から、大外ぶん回しで3着まで来た訳だが、単純な数字比較だけで見れば、前走→33.4-33.7=1:07.1 今回→33.9-33.4=1:07.3 と前走より楽な前半戦だったということが見て取れ、距離への慣れという意味では、前走を使われたことはかなり大きかったのではないだろうか。またこの馬自身、全体のペースに関わらず、ワンペースで走りきれるという特性があるだけに、この距離では安定したパフォーマンスができそう。
ロードカナロア:スタート直後は行く馬がなければ自分が…位の感覚だったのだろうが、内から行く馬が現れ一転、しっかり控えてのチョイ差しを選択。4角までは思い通りの展開で勝ちパターンに入っていたと思われたが、わずかに交わされてしまった。このレースでも自身は33.7-33.6で駆けたように、消耗戦になりすぎるようなレースは苦しい馬…流れといい上手く控えた鞍上の判断といい間違いのないものだったと思われる。このレース含め4着以下なしの安定株だが、今回の結果や宮記念の走りを見ても、決して厳しい流れがベストのタイプではないだけに、本番もそこは頭に入れて予想を組み立てるべき馬と言えるだろう。
アンシェルブルー:大外ながら上手く中団前につけてロスを最小限にして追走…直線もしっかり伸びて前に迫ったが…流れ的には問題なかったのだろうが、OP特別でもドカ負けはしないものの、一歩足りない競馬を続けていただけに、ココでの走りが予想できたかと言われれば…というのが、正直なところ。G1にも出てこられるのであれば、一応注意はしたいが…この好走だけでアテに出来るかと言われれば、それはまた別の話。
カレンチャン:しっかり先手を主張し、内からマジンプロスパーに行かれて、番手を選択。直線では一瞬、押し切るような場面も見せたが、最後は止まってしまった。とは言え、流れ的な逆流をかなり受けた上での、他馬より不利な斤量とプラス22キロの馬体重…情状酌量の余地はいくらでもある敗戦といっていい。いかにも前哨戦の負け方といった感じで、全く評価を落とすものではない。本番も無視できない存在になるのは間違いない。
サドンストーム:休み明けで大きく馬体を増やしながらも、決して太め感はなし。中団後ろから追走して直線でも止まることなく伸びており、休み明けとしては及第点。京王杯もファルコンSも決して弱い競馬ではなかっただけに、この結果が夏で更に力をつけた結果なのであれば、6Fで緩まない流れでも十分やれそうな気配。
エーシンヴァーゴウ:前走でも流れを考えれば、評価を落とすまでの負けではなかったが、この舞台でも掲示板をにぎわすまでには至らず…勝負のアヤを考えても、次以降で一気に巻き返せる要素があるとは思えず、ペース合っても3着に塗っておくのがいいかもしれない。
実質G1の様なメンツ構成でしたが、3歳牝馬の新星が勝ち切ってしまいました。やはりこの路線は混戦模様ですね…香港系の馬も抜けた存在はいませんので、次もだいぶ予想には苦労しそうな気配です。
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