重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

鞍上の好判断という名の強運~日本ダービー回顧~


まいどー!!です、bera-an2です。

ようやくiOS5.1.1の脱獄作業にとりかかり、とりあえずサブのiPhone4だけは終わりました。今回、入獄→再脱獄という部分においては全くロスなくサクサクすすんだのですが、結局JBアプリを入れなおすのに時間がかかりまくってる始末…特にiPhone4の方はサブということで、アプリの整理なんかも長期間ほったらかしにしてたので仕方なしなんですがね…シンガポールでサブを使った際に、メインとの設定の違いに相当手こずりまして…その煩わしさを忘れない内にやってしまおうと言うことだったのですが、この調子じゃメインを再脱獄するのは、相当後になりそうな感じです。めんどくささが勝ってしまいますね…

かなり前ふりが長くなってしまいました。そして更新のタイミングも相当に遅くなってしまいました。iPhoneを持たぬ皆さんには何の関係もないですよね…サッサと参りましょう。


2012年 5月27日(日) 2回東京12日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【10R】 第79回東京優駿
3歳・オープン・G1(定量) (牡・牝)(国際)(指定) 芝 2400m 18頭

LAP 12.8-10.8-12.0-11.7-11.8-11.7-12.2-12.4-12.3-11.7-12.0-12.4=2:23.8
通過 35.6-47.3-59.1-70.8  上り 73.0-60.8-48.4-36.1


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
10ディープブリランテ岩田2.23.8
03-04-04-0334.53
11×フェノーメノ蛯名2.23.8ハナ07-07-06-0733.95
14
トーセンホマレボシウィリ2.23.93/402-02-02-0236.17
8×ワールドエース福永2.24.0クビ11-11-10-1033.81
6ゴールドシップ内田2.24.0クビ13-13-11-1033.82
7
コスモオオゾラ柴田2.24.11/207-08-08-0734.210
12
トリップ田辺2.24.31 1/406-06-06-0534.716
9
エタンダール松岡2.24.41/210-10-11-1234.013
5
ベールドインパクト藤岡2.24.4クビ11-12-13-1433.912
17
グランデッツァ池添2.24.61 1/205-05-05-0535.04
4
ジャスタウェイ秋山2.24.83/417-16-15-1534.115
16
モンストー柴田2.25.01 1/214-15-15-1534.417
18
アルフレード武豊2.25.11/214-14-13-1234.78
1
スピルバーグ横山2.25.4218-18-18-1734.49
13
クラレント小牧2.25.63/403-03-03-0336.314
3
ゼロス川田2.25.81.501-01-01-0138.111
15
ブライトライン佐藤2.26.0109-09-09-0935.918
2×ヒストリカル安藤2.26.7416-17-17-1735.76

単勝  10 \850
複勝  10 \310 / 11 \390 / 14 \440
枠連  5-6 \4870 (19)
馬連  10-11 \5680 (17)
ワイド 10-11 \1730 (15)/ 10-14 \1450 (13)/ 11-14 \2080 (22)
馬単  10-11 \10180 (32)
3連複 10-11-14 \14160 (38/816)
3連単 10-11-14 \87380 (236/4896)

【ペース・展開おさらい】
予告通りにゼロスがハナ。それに続くトーセンホマレボシクラレントという隊列…3Fまでは標準的な入りだったが、トーセンホマレボシが意外と強気に乗ったせいか、向正面から11秒にLapが上がり5Fで59.1の通過となる。これは2000年以降でも2004年…キンカメの大レコード樹立の年に次ぐ速さなのだが、この時点では縦長ながらも各馬あまり前との差を開けないような隊列…その後、7~8Fでようやく12秒台と、前が若干が緩めるのだが、実はこの部分で3番手以降の先団グループはそれより更にペースを緩め、中団~後方はひと塊のような状態に…そして9F目の12.3のところからペースを上げていき、直線で一気のギアアップ…結果としてポジション取りによって、全く違う適性が求められる流れとなった。

先頭・2番手の馬…ペースは速く息を入れるタイミングも遅く、かつわずか…かなり苦しい競馬。
先団の馬たち…前半5つ辺りまでは苦しめ、ただ6F目から息を入れる部分もあった上での、直線でのギアアップ能力を試される競馬。
中団~後方グループ…前半もこの手の位置取りの馬たちにしては、楽できたと言うわけでもないにも関わらず、前がペースを緩めた時も、しっかりと息を入れられずに直線で瞬発力を求められる競馬。

こんな感じだろうか。そして、馬場…この週からCコースに変わったのだが、展開重視の馬場は前週と変わらず…ただ外を回る馬はかなり苦しい競馬が続いていた。4・5着馬はその辺りのビハインドもあったことだろう。

【各馬寸評】
ディープブリランテ
先団からの競馬で、直前に馬はいなかったものの、すぐ前のクラレントを見ながら折り合いは付いていた。中盤で息を整え、直線で満を持しての追い出し…外から来る2着馬を一杯に振り切っての戴冠。苦しい流れでも3着を死守した皐月賞は決して弱い競馬ではなかったということだ。ペースで言えば、底力に加え、それなりの切れ味をも持ち合わせた馬だけに、やはり息を入れられたのが最大の勝因であり、鞍上の好ジャッジと言えよう。ただ今回はベストパフォーマンスが出せるペースと言ってもいいだけに、勝ちきるという部分だけを捉えれば、意外とペースを選ぶ馬ではないだろうか。その辺りは秋まで覚えておくことにしたい。

フェノーメノ2角から勝ち馬を3馬身程度後ろに見るような位置をキープし続ける競馬…直線ではジリジリと勝ち馬に迫ったのだが、わずかにハナだけ足りず。この馬も位置取りは違えど、ペース適性のキャラとしては勝ち馬とかなり似通っており、それがここでの好走の後押しとなったのは間違いない。それでも後わずか足りなかったのは、青葉賞を勝ってしまったから…と、表現するよりほかないだろうか。それでも、ここでの激走は次走以降に大きく大きく繋がる内容だったことは言うまでもない。是非秋の天皇賞で見てみたい一頭。

トーセンホマレボシ鞍上の超強気の競馬…このペースを番手に構え4角でムチ連打、直線早々に先頭というパターンで、誰がここまで粘りこむと想像しただろう。思えば京都新聞杯も似たような展開だったが、2200mをスピードの持続力のみで押し切ってしまったことは伊達ではなかった。しかも勝ち馬に交わされてアッサリではなく、一瞬でも食い下がって差し返そうとした素振りを見せたのは驚きの一言。鞍上が変わらないならば、菊花賞は恐らくこの馬が勝つのではないだろうか。

ワールドエース予定通りの折り合い重視の出だしで中団の後ろから…直線では内目に入ろうとしたが行き場所なく、外目のゴールドシップに体を預けるようにして進路を確保。最後までしっかり伸びてはいるが、この馬も最後は脚色が同じになってしまった。この流れで33.8を出しているだけに、力は出ているはずで、位置取り面と伸びない外目というビハインドが大きかったということだろう。ただ、勝ちに行くような競馬でなかったことも事実であり、それをさせない鞍上というのが、微妙に足かせになっている気配。距離さえ持てば菊花賞は適正が高そうなだけに、その辺りでの改善に期待したい。

ゴールドシップスタート直後を見ても鞍上は押しており、前で競馬したいという意図は見えていた。しかし馬は反応せずに、インベタで距離損を抑えながら付いて行くのがやっとという感じでの中団。向正面からは徐々に外目にシフトして最後は腹をくくったように外を回したのだが、一旦は前に出た4着馬にも差されてしまった。位置取り面含めた内容の評価は4着馬と同じでいいと思われるが、ひとつ付け加えるなら、速い時計の勝負には向いてないということだろう。

コスモオオゾラ2着馬と似たような位置取りから、直線では置かれたものの最後まで脚は途切れず。瞬発力性能の差が出てしまった内容だが、逆に言えばもっと適したレースがあるということであり、全く悲観する内容ではない。

4・5着馬には同じことが言えると思うのですが、今年の展開は、前が苦しい流れにも関わらず、後方の馬は比較的割を食ってしまうレースだった様に思われます。ただこの2頭が皐月賞で見せた力差が本当では無かったことも事実であり、適正ペースそれぞれに、各馬しっかり評価できる素晴らしいレースだったと思います。その中で、自身の馬と最も長く触れ合う機会があった鞍上が運を引き寄せた…そういうことですね。


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