有馬記念~12/26の勝負レース~
です です。
昨日は◎がしっかり勝ち切ってくれたのですが、相手1つがが無印ではどうにもこうにも…ま、ペースを読み違えてましたからね…スイマセンというしか無いわけです…
さて…有馬記念。週中からエントリして来ましたが、ここでは出走馬の展開や馬場状態なんかも加味しながら、最終結論を出していこうと思います。
宜しければ、週中の布石エントリを確認した上でここからさきをご覧になって頂ければ幸いです。
【中山10R 有馬記念 芝2500m】
<展開予想>
周知のとおり、コレといった逃げ馬がいない…引っ掛かるくらいなら行かせると言っているエイシンフラッシュがいるくらいのもので、どちらにせよテンから速いレースにはなりそうもない。ただそこは中山2500m…というより、中山外回りコース…前半はいくらスローでもレースの動き出しが速いのは必定。当然、持続力を求められる流れになると推測するのだが、前半の貯金がある分、やはり前目で流れに乗れる馬が有利に映る。さらに土曜の馬場状態を見ても、全く内は死んでおらず、外からの追込は全く話にならない状況が続いているだけに、その辺りは予想に大きく加味しておいたほうがいいだろう。
<出走全馬短評>
1.ヴィクトワールピサ:皐月賞の内容を見ている限り、持続力面でも高い評価が出来る一頭なのだが、ダービー・JCと見る中での、瞬発力適正との兼ね合いを考えるとやはり瞬発力面で優秀なのではないかと思われる。また距離面でこれ以上伸びるのは確実にプラスではない事を踏まえると、この人気では大きく買おうとは思えない。
2.ネヴァブション:AJCC2回制覇の中山巧者は言わずもがな。当然ロングスパート適性も持っている。今秋は明らかに距離の不足している毎日王冠、天皇賞で差の無い競馬…特に天皇賞は馬場バイアスの逆流をもはねのけての結果であり、上位とは遜色ない評価が出来る。また前走のステイヤーズSは苦しい競馬の中で最後は息切れのような形に…ここでの距離短縮は間違いなくプラス。自在性を持った脚質、そして絶好の枠…力差を埋めるだけの要素は揃ったと見ていいだろう。
3.フォゲッタブル:昨年4着馬も今年は年を通して精彩を欠く結果になってしまった。前走はあれだけ掛かって小差の5着ならば狙い目はないわけでもないのだが…この流れでは食手動かず。
4.トーセンジョーダン:この秋、最大の上り馬…なにより圧巻は前走のアルゼンチン共和国杯。東京の2500mでもかなり苦しい流れを余裕たっぷりに追走しての抜け出し…その内容は間違い無くここでも通用するものだった。ここ2走は東京で高いパフォーマンスを見せていたが、中山でも実績があるとおり全く苦にしないどころか、むしろ向くのではないだろうか。そしてこの枠、比較的前に行ける脚質…ブエナとは未対戦の分、未知の魅力にかけてみるのも悪くないかと…それだけの素質とココで走れるだけの条件は揃っていると判断したい。
5.ルーラーシップ:ダービーで見た馬体は惚れ惚れするほど気品に溢れ、まさに良血馬…という感じだったが、それに遜色ないパフォーマンスを見せた鳴尾記念、その内容は高い持続力を言う事になる。切れ味勝負のダービーでは後塵を拝したが、この舞台ならば同世代との差はもっと詰まるはず。何より叩き2走めの上澄みも考えれば、ここでも好勝負は可能。ただ、広いコースの方が絶対にいいタイプだけに、スムーズに走れるかが大きなポイント。
6.ローズキングダム:残念無念の取り消し…もし出てても押さえまでしか買わなかったと思うので、出来れば出て欲しかったですね…
7.ブエナビスタ:昨年の2着馬、そして宝塚記念でも次元の高い走りを見せており、底力面でも優秀なものを持っているのは間違いないところ。ただ今秋の2戦の走りを見ても、瞬発力を繰り出せる舞台のほうがより力を発揮できるのもまた明白…実際に瞬発力を要さない流れでは勝ちきれていないだけに、勝ちと言う部分では単勝1倍台程の信頼感は無いと見たい。ただ4着以下というイメージもとてつもなく湧きにくいのも事実。
8.メイショウベルーガ:この馬もロングスパート適正はかなり高いと言っていいだろう。京都でかなり高いパフォーマンスを見せているが、阪神大賞典やJCでもそれなりの競馬を見せており、決して走れないという訳でもなさそうだ。位置取り面での不利は否めないが、中山マイスターである事も後押しして、小銭一枚押さえておいてもいいかも。
9.ダノンシャンティ:常識的に考えて、故障した休み明けに走る舞台ではない…もし、勝ち負けになるようなことがあれば素直に謝るしか無いが、個人的には全く買おうと思わない。
10.エイシンフラッシュ:実は皐月賞で一番強い競馬をしたのはこの馬ではないかと思っている。その後、持続力を試す舞台が無かっただけに、まだ未知の部分がある可能性もあるのだが…その可能性と前に行くという陣営の言葉を信用するならば、是非押さえておきたい存在と言えよう。
11.トゥザグローリー:前走の走りは高い持続力を証明するもので、ここでの適性も充分。ただ春の内容も、休み明けに使われたレースのメンバーも、同じ勝ちでもその内容も、ルーラーシップと比べると一枚落ちる印象。来年以降は大きなレースが必ず取れると思っているが、今回に関してはローテーション面含めて触手が動かない。
12.ドリームジャーニー:昨年、ブエナビスタ下している時点でココでの適正は言うまでもない。一頓挫あった宝塚記念でも、その後のオールカマーでも内容としてはかなり強い競馬と表していいだけの内容だけに、大きな衰えはないと思われる。同じような臨戦過程になってしまったとは言え、過去の実績から言うと無視できない存在。
13.オウケンブルースリ:苦しい流れになればなるほど真価を発揮する差し馬…そういう意味では今回の舞台はあまり適しているとは言えない。京都だけが合うとは思えないが、中山はいかにも合いそうにないイメージもマイナス点。
14.ペルーサ:この秋全て出遅れ…いくら練習を積んでいるとは言え、この舞台で出遅れない保証はどこにもない…ただ、出遅れながらも瞬発力で差を詰めてきたここ2走…春の若葉S・青葉賞で見せた圧倒的な持続力を見せる機会はどこにもなかったわけで、この舞台でのパフォーマンスを想像したときに、アッと言わせる可能性がある数少ない馬である事は間違いない。不安要素はあるが、ちゃんと走れば勝ち負け…でも、いつも人気してる…という、どう考えても良い付き合いができない馬なのは百も承知で、今回は夢見てみたい。
15.レッドディザイア:秋華賞の持続力勝負でブエナに先着…ヴィクトリアマイルもコンマ1秒差とこの馬も瞬発力を必要としない流れならば、ブエナに太刀打ち出来る存在であることは明らかなのだが、今回は臨戦過程が大きく違う点、しかも追い本数が明らかに不足している点、かなり不利な枠を引いてしまった点を考慮すると明らかに押せない…押さえまでと言う事で。
16.ジャミール:アルゼンチン共和国杯、ステイヤーズS共に流れを利しての差し込みだったわけだが、やはり注目すべき点はそのスタミナ面…今回、後傾気味の持続力勝負はこの馬にプラスには働くと思われるが、このクラスに入ってのパフォーマンスということを考えると、やはり買えない存在と言わざるをえない。
枠 | 馬 | 印 | 馬名 | 性齢 | 重量 | 騎手 | オッズ |
1 | 1 | ヴィクトワールピサ | 牡3 | 55 | デムーロ | 8.4 | |
1 | 2 | × | ネヴァブション | 牡7 | 57 | 後藤浩輝 | 50.9 |
2 | 3 | フォゲッタブル | 牡4 | 57 | 岩田康誠 | 48.0 | |
2 | 4 | ◎ | トーセンジョーダン | 牡4 | 57 | 三浦皇成 | 19.4 |
3 | 5 | × | ルーラーシップ | 牡3 | 55 | ルメール | 16.7 |
3 | 6 | ローズキングダム | 牡3 | 55 | 武豊 | -- | |
4 | 7 | ○ | ブエナビスタ | 牝4 | 55 | スミヨン | 1.8 |
4 | 8 | △ | メイショウベルーガ | 牝5 | 55 | 蛯名正義 | 38.8 |
5 | 9 | ダノンシャンティ | 牡3 | 55 | ベリー | 31.7 | |
5 | 10 | △ | エイシンフラッシュ | 牡3 | 55 | 内田博幸 | 12.8 |
6 | 11 | トゥザグローリー | 牡3 | 55 | ウィリア | 57.9 | |
6 | 12 | × | ドリームジャーニー | 牡6 | 57 | 池添謙一 | 11.9 |
7 | 13 | オウケンブルースリ | 牡5 | 57 | 横山典弘 | 21.5 | |
7 | 14 | ▲ | ペルーサ | 牡3 | 55 | 安藤勝己 | 9.4 |
8 | 15 | △ | レッドディザイア | 牝4 | 55 | 四位洋文 | 36.0 |
8 | 16 | ジャミール | 牡4 | 57 | 福永祐一 | 68.6 |
▲はいつもの趣旨と違い、○を負かすことが出来るんじゃないかと言う観点から付けております。3番人気でも怒らないでね…また、エイシンフラッシュはかなり×をつけたい衝動に駆られましたが、あえて△にしております。
正直、今年の総決算のレースをこの鞍上に託すのか…と、思うと心細い感は否めませんが、いつかはG1勝つんだろうから、それが今日でもイイやないか…と思ってみることにしましょう。