結果的には緩い流れ…しかし…~スプリンターズS回顧~
マイドです
昨日の↓のエントリ以後は…例の降着でウルトラファンタジー-サンカルロのワイドが的中に早変わりした某エモン君にメシをおごってもらいました。ただパトロールフィルムも見ましたが、降着になるほど斜行してましたかね~?その辺りの見方に自信があるわけではないので、もし詳しい方がいれば教えて頂きたいです。
でもって、ナカヤマフェスタは惜しすぎる2着…重馬場適性だけではあそこまではやれなかったでしょうし、ステイゴールドだけに来年もやれそうな感じですね~。
さて…意気消沈のまま、とりあえず回顧だけ…今週いっぱいは日本にいますが、水曜以降はまたまたバタバタしそうな気配ですので。
スプリンターズS
LAP 11.7-10.7-10.9-11.2-11.1-11.8=1:07.4
通過 33.3-44.5-55.6-67.4 上り 67.4-55.7-45.0-34.1
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
7 | △ | ウルトラファンタジー | 1.07.4 | 02-01 | 34.1 | |
14 | × | キンシャサノキセキ | 1.07.6 | 1 1/4+ハナ | 09-06 | 33.9 |
3 | △ | サンカルロ | 1.07.7 | 1/2 | 15-12 | 33.6 |
2 | ▲ | ダッシャーゴーゴー | 1.07.4 | 降着 | 10-06 | 33.5 |
8 | ○ | ワンカラット | 1.07.7 | クビ | 05-06 | 34.1 |
15 | × | ジェイケイセラヴィ | 1.07.7 | 頭 | 03-02 | 34.3 |
6 | ▽ | グリーンバーディー | 1.07.8 | クビ | 10-11 | 34.0 |
4 | アイルラヴァゲイン | 1.07.9 | 1/2 | 05-02 | 34.3 | |
13 | × | マルカフェニックス | 1.08.0 | 1/2 | 10-12 | 34.2 |
5 | ◎ | ビービーガルダン | 1.08.1 | 3/4 | 05-06 | 34.5 |
1 | サンダルフォン | 1.08.1 | クビ | 16-16 | 33.9 | |
16 | ウエスタンビーナス | 1.08.1 | 頭 | 03-02 | 34.7 | |
12 | ヘッドライナー | 1.08.3 | 1 1/4 | 05-06 | 34.7 | |
9 | ローレルゲレイロ | 1.08.4 | 3/4 | 01-02 | 35.1 | |
11 | プレミアムボックス | 1.08.6 | 1 1/4 | 14-12 | 34.6 | |
10 | ファイングレイン | 1.08.8 | 1 1/2 | 10-12 | 35.0 |
単勝 7 \2930
複勝 7 \900 / 14 \240 / 3 \450
枠連 4-7 \1020 (3)
馬連 07-14 \9900 (33)
ワイド 07-14 \3600 (38)/ 03-07 \6040 (50)/ 03-14 \1500 (19)
馬単 07-14 \22400 (69)
3連複 03-07-14 \50860 (125/560)
3連単 07-14-03 \358410 (791/3360)
見ものだった先行争いは二の脚速いウルトラファンタジーが抜けて決着…と思いきや、2F目でペースを緩めた隙にローレルゲレイロやビービーガルダンが外から迫ってくるという、妙な展開。現に1F目の11.7は過去10年で最速、逆に緩めた2F目が10.7とコチラは過去10年で最も遅い凹凸の少ない流れになった。結果的に前後半差+0.8という緩めの流れとなったものの、少なくとも日本のスプリント戦の構図とはちと違うものになったと思っていいだろう。
勝ったウルトラファンタジーは2F目で外から来られると、更に内からハナを主張して抵抗。結果的に直線で後ろとの差をつけると、そのままギリギリいっぱい残し切ってしまった。ペース配分としてどうだったのかは分からないが、この馬とて勝手の違う流れになってしまったことは間違いなく、それを凌いでのものだけに価値はあると言っていいし、香港馬の層の厚さを見せつける結果になった。新潟の直線ならば、もっと凄いパフォーマンスになった気が…
逆に2F目で前に迫っていった2頭をはじめとする先行馬たちは軒並みペースを崩されてしまった様な感じ。ペース適性で考えるとジェイケイセラヴィ辺りはもっとやれてもいいはずなのだが…一応度外視としておきたいが、ローレルゲレイロはこの流れでもスンナリと先手を取れない以上、逃げに固執するのであれば、今後もちょっと狙えそうにない。またビービーガルダンへの判断は人気が落ちればまた走るかもという事でちと保留。
そんな経緯もあって2着以降は、前の流れに巻き込まれなかった後方からレースを進めた馬たちが入ってきた。惜しくも降着になったダッシャーゴーゴーは得意とする速くない流れでいいパフォーマンスを見せることが出来た。今後も阪神や京都辺りの6F戦なら安定した結果が出せるはず。中山に限らずイン突きはリスクが伴うものであり、そういう意味では仕方無しの感もあるのだが…以下自粛。
キンシャサノキセキも結果的に一叩き出来ていれば…と思う様な内容。内を突いてきた馬たちと比べれば、ロスが多い競馬だった事は明らかなのだが、外目をスムーズにポジションアップする自身の持ち味が十分に出せているだけにその部分に注目しての評価アップはしないでいいだろう。
惜しかったのはサンカルロ…中山での差し馬のお手本のような騎乗だったのだが…もっと苦しい流れで力を出せる馬だけに、この流れでココまで来れたのはやはり力の裏返しと言える。ただマイルまでならこなせる下地は持っているとは言え、直線の長いコースでパフォーマンスが落ちるのは明白で、マイルCSでの判断は微妙…
ワンカラットは先団の流れに巻き込まれることなく、自身の競馬は出来たと言っていい。となれば、やはり野芝への適性という事になるのだろうか…となれば高松宮記念は狙って妙味あるという事になるのだが。
贔屓目に見るわけではないですが、3歳馬がココで出てきたことはスプリント戦線にも少し変化が出てきたのではないかと思います。後、香港馬はいつ何時でも買いなさいと言う事…しっかし、勝ち馬を子供扱いにしていたセイクリットキングダムが出てこれていたらどんなレースになっていたのでしょうかね?