重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 10/28 その1 スワンS篇

 今週も3日間開催…11/3はJBCの為に空けてあげればいいと思うんですがね…わざわざ3場を2日ずつに分割しなくても…(ぶつくさ)ん?金曜から開催ってことは、もう週末の出走馬が確定してるんですよね…なんかあっという間感が凄まじいんですが。

 

 そんなこと言ってる場合じゃないですね。残りの2重賞回顧、とっとと参りましょう。

 

スワンS

Lap・馬場振り返り

12.2-11.0-11.7-11.7-11.7-11.9-12.2=1:22.4

 バランス的には最初の1F目だけが速く、後は重馬場なりに標準より少しずつ掛かってたという印象。その分、前後半の分割では前傾という形にはなっているが、特にその部分を考慮する必要はなく、京都外回り7Fらしい緩みのないLapだったと見ておきたい。馬場的には雨が降る中、不良に向かいつつある重馬場での競馬。このレース以前はラチ沿いピタリを回った馬の粘るシーンなども見られたのだが、基本は外差し優勢の状況。ただこのレースに限って言えば各馬(ジョッキー)が外への意識が強すぎて、結果的に内からソコソコ馬場のいい所をチョイスした馬たちのコース利が勝ったということ。奇しくも翌日の天皇賞のヒントがココに隠されていたということになる。

 

気になっていた馬

▲ 18 カラクレナイ(16着/4人気)

 →外を通るのは枠的に仕方なし…それでも少し掛かり気味の追走だった。直線も一瞬は伸びかけるものの、最後は失速し流してゴール。位置、コース取り共に好走要素がない状況だっただけに、特に評価を落とす必要はないのだが、追って案外だったのは気にかかる所。次も半信半疑で見ておきたい。

 

その他の馬

 サングレーザー:出負けで後方内目から。3角で中団まで巻き返すと、そのまま内をじわっと上昇しつつ、直線序盤までにコース利を使って一気に前に迫り、先に抜けた2着馬との叩き合いを制した。基本的に緩みの少ないレースで上がりを生かす競馬があっていると思うのだが、その中でも一瞬のトップスピードやギアアップにも対応できる下地はあり、次以降も高いレベルで安定感のある競馬が見られそう。マイルCSも守備範囲と言えるが、後は他の有力馬との力関係…個人的にはまだ半信半疑。

 ヒルノデイバロー:この馬も出はあまり良い方ではなかったのだが、果敢に巻き返して先団キープ。直線の反応はいまいちだったが、しぶとく伸び続けて叩き合いに持ち込んだ。厳し目のペースのほうが適性がある馬で、かつ位置取りの利も重なっての激走となったが、基本は内枠で期待値が上がる馬であり、重賞でも条件が揃えばしっかり押さえておくべき存在と言える。

 レッツゴードンキ枠なり、またこの馬の特性を活かしながら内を進んでいく競馬。ただいつもより高い位置での競馬で、前を壁にして脚を溜められるような競馬にならなかったのが痛かった。3着ながら情状酌量の余地がある競馬と言える。ただマイルでは相当恵まれないと厳しいだけに、次の買いフラグというわけではない事は付け加えておこう。

 ビップライブリー:前半はレッツゴードンキを前に見る位置。全馬の中で最も内目を進んで直線は勝ち馬に併せるシーンもあったのだが、伸び脚では明らかに見劣ってしまった。典型的な7F専用馬で相手なりに走れる強みは見せたが、これより上を望むのは酷というものだろう。

 ダノンメジャー:好発でトウショウピストを行かせての番手。馬場を選びながら直線先頭に立ったが、ラストで甘くなってしまった。この距離でもスピード負けしなかった事は収穫で、むしろ今後はこのくらいの距離(6Fでも)使って欲しいと思わせる結果だった。外枠なら先行策でも問題ないはず。

 ジューヌエコールこの距離でも行きたがっており、6Fでこその馬になってしまった。ここは参考外としたい。

 セイウンコウセイ:先行すると見せかけて控えて中団からも直線は手応えなし。もう少し高い位置で競馬すればいいと思うのは私だけだろうか?

 

 

 基本的にマイルCSには繋がりにくいレースなのですが、今年も…な感じは否めませんね。阪神Cで狙えるかどうかを考えたほうが良さそうです。




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先週の反省 10/29 天皇賞(秋)篇

 まぁ…いろんなことが想定外の天皇賞でございました。しっかしあそこまで降るかね…水準的には前週の日曜日と同じくらいだったのではないでしょうか?

 

天皇賞(秋)

Lap・馬場振り返り

13.2-12.5-12.9-12.5-13.1-13.0-12.4-12.0-12.7-14.0=2:08.3

 1F平均12.83…中盤は13秒台を2回記録し緩んでいるようにみえるのだが、この時計から考えるとさほど緩んでいないと考えるべきだろう。そして直線入り口のラスト3F目で最速を記録し、ラストは我慢比べでの決着…バランス的にはイーブンでも渋った馬場らしい消耗戦と言える内容だった。また馬場的にはココまで水分を含んで、あからさまに悪い内を避ける競馬になると、内目からなるべく馬場の良い所を選んで走れる馬に分があった…これは渋った馬場に明らかに不安がある陣営は決して取らないコース取りをした馬が上位に来たことからも言えることなのだが、あくまで終わったあとの”結果論”であり、豪雨の中ではこういう傾向になりやすいということを示すものではない事は予めお断りしておきたい。

 

気になっていた馬

☆ 05 ヤマカツエース(11着/7人気)

 →リアルスティールを見る位置での競馬だが、ラストは全く伸びず。馬場が合わなかったということにしておくか…荒れ馬場自体は悪くないので、そこは忘れずにおきたいところだが。

 

その他の馬

 キタサンブラックもちろん出負けは想定していたわけではないだろうが、腹を括ったかのように内でポジションを上げ、早め先頭に立つと馬場の中央に寄せてラストまで踏ん張りぬいた。春はレコード決着、秋はこのドロンコで勝ち切っている時点で、適性関係なく現役最強と呼ぶにふさわしい存在…重馬場は苦にしない程度の巧拙と思うのだが、良馬場でこのスタートだったら、こういう結果になっていたとは思えず、そういう意味でも持っている馬とも言える。ただひとつだけ難癖…というより穴党が付け入るスキを探すとしたら、休み明けでも全くパフォーマンスを落とさない馬だけに、ここから先は少しづつ期待値が落ちていく事。JCでは今回のような3倍台のオッズはありえないだろうし、よしんばJCを勝ったとしたら、有馬はもっと下がるはずで、その辺りをうまく使えれば万々歳と言えるだろう。

 サトノクラウン渋った馬場巧者なのは周知の事実で、通ったコースも理想的といえる。それで負けたのだからどうしようもないという感想以外は思い浮かばない。基本的に後半苦しくなるレースでこそ買いたい馬であり、JCが良馬場なら素直に評価は下げるべきだろう。同じ買うなら有馬記念の方だろうが、それも状況次第という感じで…

 レインボーラインサトノクラウンを見るような位置から…3~4角も同じような位置取りを通りポジションを上げていったのだが、前とは差がつまらなかった。札幌記念の走りを見ても渋った馬場への適性はあったと思えるし、鞍上の判断も合いまっての激走になったといえる。ただ基本は他力本願な馬だけに、ここで評価を上げすぎることはしないでおきたい。

 リアルスティール好位の馬群の中…こんな馬場の中でも比較的正攻法に近い競馬だった。直線は内をすくった組にやられたが、他の馬は完封しての掲示板確保。これは立派といえる内容だろう。ただ毎日王冠でもしっかりと仕上がっていた感もあっただけに、上積みの面を見ても次以降の買いフラグは微妙と言えるのでは?

 マカヒキ後方から馬場の良い中でもなるべくロスなく内目を周り、直線もラスト2Fから外に出し、それなりに伸びたが掲示板が精一杯だった。ただ外を通した馬が有利な馬場でも無かったし、決して得手とはいえないこの馬場でも上がりを生かすレースが出来たことは、復活の兆しと一応見ておきたい。JCもメンバーと枠次第で狙って面白い存在になるかも。

 ソウルスターリング好位の外目から。内を掬う馬がいて位置取りを悪くしながらも、外々を進まざるをえない競馬だった。そもそも、そこまで強くない判定をしていたのだが、今回は中途半端な競馬とも取れる中で、大敗せずにこの位置でゴールできたことについては一定の評価をしておきたい。次走がどこになるかわからないが、上がり4F位の勝負になるレース…のような条件に注文はつくが、狙えるシーンはあるはずだ。

 サトノアラジン最初から勝負を捨てていたような後方待機…雨が全然ダメのようで仕方なしといえるだろう。

 

 

 4着以下が5馬身離されているのは間違いなく通った位置が影響しています。現状ではそこまでの力差は見なくてよいですが、勝ち馬は色々と別格な所をみせましたからね。個人的にはJCは間違いなく良い勝負をすると思っております。




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10/29 ちょっと気になる馬

 今日は所用の為、少し早めのUPとなります。

 

東京11R 天皇賞 秋(G1) 芝2000m

Lap・馬場想定

 終日降るのは間違いないだろうが、問題は量。とりあえずは先週のような異常状態までは降らないと思っておきたい。そうなれば土曜のレースでも見られたが、直線だけ先の馬が馬場の中ほどを走るようなレースになるはず…特にキタサンブラックは昨年のJCで見せているし、鞍上は先週の富士Sでも同じような形を作っているだけに、直線は少なくともこの馬を追いかけるレースになってくると見るのが自然だろう。その形を想定した場合、有利に働くのはキタサンより内目から外に寄せて追いかけられる馬、そして外回しに付き合わず1段後ろのラインから上がりを生かす馬と想定…ペース的には、ロードヴァンドールが単騎で行き、キタサンがその後ろでコントロールする展開を考えると、大きな緩みはないものの、前に厳しいペースにはならないだろうし、流れで極端に有利不利は無いと見ておきたい。

 

気になる馬

☆ 05 ヤマカツエース

 →前段で書いたキタサンに内目から寄せられる馬ということで抜擢。大阪杯の3着は大外枠からのものでそれなりにロスのあるものだったし、札幌記念は走らない夏場のもので特に悲観する内容でもなかった。とにかく好走パターンが多岐にわたる馬であり、後傾のロングスパート勝負…そして、荒れた馬場も問題なくこなせるタイプだけに、他の馬に強力に推す要素を持つ馬がいない中では、この馬の確実性はプラスに働くと考えたい。

 

馬券はどう買う?

 もちろん3連複で。キタサンはもちろん、サトノクラウンも内からキタサンに寄せていける可能性もあって外せない存在だけに、思い切って2列目は2頭に絞ってしまうのも手かも。↑で書いた「1段後ろから上がりを生かす馬」に魅力的な馬があまりいないだけに、3列目も内目を中心に据えてみたい。

 

 

その他気になる馬

▲ 新潟12R 

 →単騎ですんなりが条件の馬だけに、この距離延長はプラス。直線が長いコースも問題ないし、マーク薄く運べるならワンチャンあっておかしくない。






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10/28 ちょっと気になる馬

 分かっていましたが、また雨…こればかりは仕方ないですが、悪くなりすぎると連続開催の後半も馬場読みが難しくなりますからね。程々にしていただきたいものです。

 

京都11R スワンS(G2) 芝1400m

Lap・馬場想定

 朝から1日降る予報…菊花賞まではもちろん行かないだろうが、しっかりと湿った馬場になると想定する。また金曜日の馬場の映像を見ている限り、内の数頭分がクッキリと悪くなってきており、この状況で湿るとやはり外が有利になるのではないかと決め打っての予想としたい。ペース的にはそこまで引っ張る馬がいなくても、外目の先行馬は馬場を利して早めにプレッシャーを掛けたいだろうし、デフォルト通りの凸凹の無いLapと見ておこう。

 

気になる馬

▲ 18 カラクレナイ

 →春は7Fで3連勝。8F戦は馬場の湿った桜花賞で4着、高速決着になったNHKマイルで惨敗と非常に分かりやすい馬かつ、ココでの好走条件が揃ったといえる一頭。重馬場なら安定感が増す鞍上を従え、3歳牝馬52キロを利すれば勝ち負けまで見えてくるのではないだろうか。

 

馬券はどう買う?

 基本は馬連流し。人気上位が盤石という感じでもないし、穴目の馬でもこれという馬もいないので、手広く構えたい所だが、厚く買うのは02 06 11 15 17辺りか。

 

 

その他気になる馬

◎ 京都8R 

 →外からじんわり番手もしくはハナなら押し切り可能。もう少し人気ないと思ったのだが…

☆ 東京9R 

 →前走は騎手が…本来は内枠ベストも、今の馬場なら巻き返し可能。ハンデ戦というのもこの馬にはプラス。






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先週の反省 10/21 富士S篇

 ロードヴァンドールは何とか出走枠に滑り込んだようですね。キタサンの盤石ぶりが増したような気もしますが、つまらんレースになる可能性が少しでも減ったのはいいことかなと思っております。

 

富士S

Lap・馬場振り返り

12.6-11.3-11.7-12.2-12.0-11.2-11.2-12.6=1:34.8

 不良馬場で判断が難しいが、最序盤はどの馬も様子見で3頭雁行のような形だった事、直線に入りラスト3~2Fで良馬場水準の11.2が出ていることから、バランスとしてはスローだったと言えるだろう。ただしラストは重馬場らしく大きくLapを落としてのFinish。この辺りが一介の上がり特化型では太刀打ちできなかった要因とも言えるのではないだろうか。

 

気になっていた馬

△ 08 ロードクエスト(12着/5人気)

 →出負けは想定内…どころか、じっくり運んで欲しいと願っていた人間としては良かったとすら思っていたのだが、すぐに中団まで巻き返しての競馬。道中も各馬よりやや内目を通しての競馬だったが、直線では反応しなかった。この道悪の舞台でこそと狙ったのだが、この結果ではどうしようもない…厚く買うシーンは当分来ないだろうと思わせた敗戦だった。

 

その他の馬

 エアスピネル行きたい馬を行かせての先行策。4角では外目を回して、内外別れながらも早め先頭であっさりと押し切った。道悪適性が高かったこともあるのだろうが、今年に入ってからは速い上がりや立ち回り勝負になって取りこぼすシーンがあった中で、ラストでしっかり掛かるこのレースでは強さを見せつけた。今年の京都もここまで雨馬場のレースが多く、4週後の本番でも時計勝負という可能性も低そうで、そうなれば好走の可能性は上がるのではないかと見る。

 イスラボニータ外から好発も控えるような形で好位のやや後方。団子状態で内に入れる隙間もなかった。それでも直線で勝ち馬を前にして追い出し開始されたが、差は余り詰まらずに2着まで。外目が優勢の馬場状態はプラスに働いたが、立ち回りとしては外枠のロスもあったし、ここまで悪い馬場の58キロでの結果なら及第点と言えるだろう。この馬も時計勝負は分が悪いので、想定される荒れ馬場なら次もチャンスが有っておかしくない。

 クルーガー:やや出負けして後方から。枠なりに外を回して直線でも最後方に近い位置だったが、そこから一気に前に取り付いてしぶとく伸びた。極端に速い上がり勝負はプラスではないだけに、流れ的には良かったといえる。恐らく道悪もかなり上手いのではないだろうか。個人的にはココの結果だけでは半信半疑。

 レッドアンシェル:最内の2番手も実質ハナ。直線も唯一最内を進んですんでの所まで粘りを見せた。鞍上が言うように重馬場巧者のようなのだが、この状況で前目からギアアップを見せて粘りこめた点は評価できる。次がどこかは分からないが、コース問わずに注目したい。

 ペルシアンナイト:勝ち馬を前に見る位置から。4角手前で前が外目に切り替えたことにより自然と進路は開けたのだが、追い出してからは今ひとつ伸びきれず。休み明けだけに情状酌量の余地はあるのだが、この流れと馬場でレッドアンシェルに負けてしまう様では…というのが、正直な所。シンザン記念も渋馬場だっただけに、元々この馬場が合わない可能性もあるが…

 グランシルク:イスラボニータを見る位置から直線では馬群を割って出て来るかと思いきや案外…京王杯で道悪はこなしていただけに、問題ないと思っていたのだが…速い上がりには適性があっても、急激にギアアップするような展開では力が出せない側面もあり、前走の勝ちっぷりだけを評価するのは危険だったと言うこと。スイートスポットに嵌まらないレースであれば、危うい人気馬になりうるということは覚えておきたい。

 

 

 どうやら今週末も雨模様らしいですね…馬場傾向さえしっかりと見えていたらそこまで悩むことはないのですが、事前予想は難しくなりますね…

 





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先週の反省 10/22 菊花賞篇

 GACKT、馬主にならないかな…

 

 

菊花賞

Lap・馬場振り返り

13.2-12.6-12.0-13.1-13.2-13.5-14.5-14.3-13.5-13.0-13.1-12.9-13.4-12.7-13.9=3:18.9

 1F平均13.26という超極悪馬場…全体のLapバランスで見ても、前半やや早く、中盤は標準的で、上がりがかかったという形なのだが、上がり6Fから坂の上り含めてペースが上がっていっており、数字以上の負荷がかかっていたことは間違いない。どの側面を切り取っても消耗戦だったと言えるレースだった。

 

気になっていた馬

☆ 02 ウインガナドル(16着/7人気)

 →前半でマイスタイルに競られた時点で終了…ちなみに後半はアダムバローズにハナを取られており(キセキのアシスト?)結果、2-2-2-16という通過順での敗戦となった。負けるべくして負けたといえるのだが、個人的反省は「極悪の不良馬場=どこを通っても同じ=内有利」という図式にこだわりすぎた事…実際は外差しが決まっていたにも関わらず、長丁場の縦長になるレースは違うはずとTwitterで書きまくっていたわけで…個人的に推察の域をはるかに超えた、お手上げ状態の馬場だった。

 

その他の馬

 キセキ:出負けで後方からも向正面以降で少しずつペースアップ。4角では前を射程圏に入れ、ラストの我慢比べで後続を突き放した。夏のレースを見ても、神戸新聞杯を見ても、このペースに適性があったとはとても思えず、また跳びの大きさから道悪も決して良くない中でのパフォーマンスは、力の差をしっかりと見せつけたという事だろう。少し大げさかもしれないが、このまま順調に行けば、現役最強レベルに到達出来る可能性を秘めた一頭と言える。個人的願望は、激戦の疲れを癒やして秋は全休。来年の春天でむっちゃ強い勝ち方をして欲しい所だ。

 クリンチャー:押せど行けずに中団から…ここまではプラン外だったのかもしれないが、1周目スタンド前で外に出すと、向正面で緩んだ場面から徐々にポジションを上げ始め、直線入り口では2番手…勝ち馬には及ばなかったが、その他の馬の追撃は封じ切った。各所でも書かれているが、脚が速くないこの馬の特性と馬場を生かしきった鞍上の好騎乗の賜物といえるだろう。逆に言えば、これ以上を求めるのは難しいのかもしれないのだが、マエコーさん、思い切って欧州長期滞在とかいかが?

 ポポカテペトルこちらもやや出負けで後方から。各馬が外を回す中、比較的馬場の中ほどを使って位置を上げると、あわや2着のシーンまで追い上げてきた。恐らくだが相当の道悪巧者。またディープ産駒ながら使える上がりに限界がある馬で、今後も時計の掛かる馬場、上がりの掛かるレースを狙って出し入れしたいところだ。下手をすると脚の遅いステイヤーになりそうな気もするが…

 マイネルヴンシュ:ミッキースワローをマークするような競馬だったが、前がバテるとそれに変わって伸びてきた。終わったところですごい脚を見せていただけに、ちょっと差し遅れ…付いていく馬を間違えた間感も否めない。次以降は条件戦だが、上がりのかかる条件でこその馬で、この結果だけを鵜呑みにして無条件に買いに走るのは避けたほうが良いだろう。

 ダンビュライト:馬場選びも間違えずに4角先頭の正攻法。結果的にいい目標にされてしまった感もあるのだが、概ね力を出せたといえるだろう。勝ち切るまでのパフォーマンスが見せられるスイートスポットが狭い器用貧乏型だけに、今後もそういう取り扱いで…

 ミッキースワロー:道中は掛かり気味…2周目3角以降は積極的に運んで4角では前を射程に入れていたが、ラスト1Fで失速してしまった。ここで掲示板を確保できなかったことで特に評価ダウンをする必要はないが、ペースというより、自身の持っている10秒台の脚を生かせるような舞台のほうが良いのは間違いなく、直線の長いコースより中山の良馬場でもう一度見てみたい馬と言える。

 アルアイン自身の舞台ではない中で、力は出せたといえる範疇の結果…適距離に戻って再度見直したい。極端な上がり勝負は向かないタイプなので、一貫Lapのマイル戦などで。

 

 馬によっては一生に一度しか走らない距離かもしれないですし、それに加えてこの馬場…結果だけを鵜呑みには出来ませんが、勝った馬は評価されて然るべきのパフォーマンスだったと思います。今後も順調に行ってほしいものです。

 






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10/22 ちょっと気になる馬

 雨…ですね。競馬の予想としては能力や適性の比較という本流とは違うアプローチが必要になってくるような気がします。

 

京都11R 菊花賞(G1) 芝3000m

Lap・馬場想定

 昨日から降り続く雨…すでに馬場の水分含有は飽和状態と見るべき。となると、もはやどこを通っても同じという状況ではないだろうか。例年と趣きは違えど、内の優位性は変わらないと見たい。またこの舞台、馬場でこそ思い切って行きたい馬もいそうで、このレースに限って言えば様子見のスローは考えなくて良いのではないだろうか?厳しい消耗戦を想定するものの、馬場状態から後ろからの差しは届きづらいレースになると見ておきたい。

 

気になる馬

☆ 02 ウインガナドル

 →ここまで書いておきながら、ペースを作る馬を挙げないのは愚の骨頂。ここはマイネルデスポットの再現を狙う。マイペースで行ければしぶとい事は既に実証済みであり、こういう舞台では色気をもって控えるより、思い切って行った方が好結果につながる…と思っておきたい。

 

馬券はどう買う?

 とはいえ、弱気に3連複で。2列目は04 05 10 11 12 16の6頭で、3列目はさらに手広く。あまり強弱は付けずに超高目までみた投網漁法で臨みたい。プラスαを狙うなら馬連、津村のG1制覇を期待する方なら馬単を。

 

その他気になる馬

▲ 東京11R 

 →行ければしぶとい馬でココは望みが叶いそう。馬場の後押しもあれば逃げ切りまであっておかしくない。

▲ 新潟12R 

 →理由は↑の馬とほぼ同じ。距離短縮で単騎なら馬場関係なく粘れるはず。逃げる馬を見つけられれば競馬で負けることはないというというのは事実なのだから…

 






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