2019 シンザン記念の回顧
これは痛いニュースです。4歳だけにここで無理する必要はないとは思うので、今年1年無双して満を持して来年…という流れを願うばかりです。
シンザン記念
Lap・馬場振り返り
12.3-10.8-11.6-12.6-12.5-12.1-12.1-11.7=1:35.7
前日の金杯よりテンが速く、その分中盤はしっかりと緩む展開。ただ坂を下りきってもさほどペースが上がらず、ラスト1Fに最速を記録してのゴールとなった。前傾かつ上がり1F最速というのはあまり見ないLap構成なのだが、映像を見てもやはり差す側が少し仕掛けが遅かったのではないかと思わせる内容。それ以上に先行馬が不甲斐なかった分、差し馬台頭と結果になったが、時計のレベルとしてはかなり遅いものになってしまった。
各馬振り返り
ヴァルディゼール：中団の内から。直線も内から抜けて外の馬に併せるようにして捻じ伏せた。緒戦も上がり1F最速Lapを勝ちきっており、連勝ながらまだ底を見せていない。レースセンスがかなり高そうで、どちらかと言えば小回りや内枠で真価を発揮しそうだ。ただ大物感はあまり感じられないので、トライアルが試金石になるかと。
マイネルフラップ：2戦続けてマイルで激走。共に上がりの掛かる流れだったので、そのような流れが合っているのは間違いなさそうだ。それに加え今回は隊列などの展開面もバッチリでかなりハマった印象が強い。2連続の好走に惑わされず、意外とスイートスポットは狭そうだと感じさせる結果だった。
ミッキーブリランテ：瞬間的な脚は持っていて一旦は抜け出すかと思ったが、ラストは甘くなってしまった。上位2頭と違って正攻法での競馬だった分の負けとも取れるので、そこまで評価を落とす必要はないだろう。ただ思ったより脚が使えない結果に終わってしまったのは、前で競馬したほうが良さそうな気配でもあり、ペースが上がらない距離延長のほうが持ち味を出せそう。
パッシングブルー：外目から勝ちを意識する競馬だったが…ちょっと力負けの感もあるが牝馬どおしならやれるシーンが有っても驚かない。
ハッピーアワー：前走同様に末に賭ける作戦だったが思ったより伸びず。そこそこ前半から流れると脚をそがれてしまっているだけに、上とは力負けと見るべき。恐らく距離短縮のほうが良いはず。
アントリューズ：3～4角で勝ち馬と並ぶような位置だったが、内で進路のあった勝ち馬とは対象的に外目で前が詰まってしまった。追い出されたのは残り1Fの辺りだったが、そこから最速Lapが記録されている以上、物理的にどうしようもない。とは言え、その部分で目立つ脚を使えなかったことも事実で、少し人気先行の嫌いがあったのかも。
展開があっていないのにも関わらず、意外にドカ負けしなかったのがこの馬→
（ゴータイミング）自己条件なら普通に勝ち上がれそうな感じなので、そこを経て重賞の舞台に戻ってきた時に再度見てみたいと思います。
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