重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2019 京都金杯の回顧

 前日のエントリでも書きましたが、7歳になって中山記念でいきなり先行し、さらに押し切ってしまった時はかなりの衝撃…そして8歳引退前3戦のパフォーマンスがかなり色濃く残っております。8歳で平地G1を勝つ馬はもう現れないのではないでしょうかね。安らかに…

 

京都金杯

Lap・馬場振り返り

12.3-11.2-11.8-12.2-12.2-12.0-11.5-11.7=1:34.9

 4F分割でもきれいなイーブンLapだが、特徴的なのが坂の下りから直線序盤にかけての5~6F目でも11秒台に入らなかったこと。その部分で後ろの馬は労せず差を詰めることが出来た上、内目の馬は逃げ馬がフタをしてしまっているせいで、窮屈な場面が発生。結果、外のロスを差し引いてもスムーズに回せた馬の方に有利に働く結果となった。以前の高速馬場ではあまり見られなかった光景であり、この辺りは来年以降も注目したい部分である。

 

各馬振り返り

 パクスアメリカーナ:正攻法で完勝。外目の枠もそうだし、瞬発力をさほど必要としない展開も向いたと言える。瞬発力がまったくないわけではないので、総合力で上でもやれそうな気配は漂っているが、32秒台に入るような高速馬場はやはり不安に映るだけに、東京新聞杯に出るなら馬場はしっかりと見ておきたい所。

 マイスタイル:外の特権で内の馬を行かせて自身は好位置に収まる。徐々にペースが上がっていくにつてポジションをジリジリと上げて抜け出しを図ったが、勝ち馬には抵抗できなかった。スピード負けしない馬だけに距離短縮が上手くハマったと言える。ペース適性は幅広く、いかにテンポ良く進められるかがカギの馬だけに、常に注意は必要。鞍上は変えたほうが安定感は上がると思うのだが…

 ミエノサクシード:勝ち馬の後を追うように伸びてきた。普通にOP特別で勝ち負け出来ていた馬だけに、ここは流石に舐められた人気だった。この馬も極端な時計勝負と上がりの質を問うような流れは不向きなので、次以降もコースとメンバー次第ではワンチャンの可能性は常に考えておきたい。

 アドマイヤアルバ:スタートは出て割としっかりと付いていくことが出来たが、直線でやや渋滞に巻き込まれ、100mほどどこを突くか躊躇するようなシーンがあったのが悔やまれる。やはり上がりが速すぎないほうが持ち味を生かせるので、そういう意味では流れが速くなりやすいこの距離のほうがあっているのかも…個人的には長めの距離も使ってほしいのだが。

 グァンチャーレ前2頭の間にすっぽりとハマり、捌くのに時間をかけてしまった。流れも悪くなかったし、それがなければ…と思わせる内容だったが、あくまで重賞で好戦できるレベルの馬であることは忘れずに。

 サラキア:この馬も内で割を喰ったクチだが、グアンチャーレの後の進路は空いている中でも、伸びる感はなかった。ディープ産駒に合う馬場ではなかったし、やはり瞬発力と上がりを生かす競馬でこそということだろう。

 カツジ:マイルCSの好走で人気になったが、元々京都外回りが合うキャラではなさそう。中山替わりで見直したいが、出遅れぐせをどうにかしない限り、積極的に買うのは難しい。

 

 

 ここも伸びそうで伸びなかったのですが、何とか復調の気配を見せてきたんじゃないかと思わせたのがこの馬→(ヒーズインラブ)次走は舞台にかかわらず、一応見ておくようにしたいです。





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