2018JBCの回顧
一つ一つやっているヒマがないので、3レース分まとめて…
JCBスプリント
Lap・馬場振り返り
12.1-10.6-11.0-11.6-12.1-13.0=1:10.4
想定通り+3.0の激流だったが、このクラスになれば流石に前がぱったりと止まることはなく、個人的な狙いは実らず。何年競馬やってるねんと言われれば返す言葉もないが、京都のダ6FでG1級のレースが行われることもないので、その辺はご容赦を。
各馬振り返り
グレイスフルリープ：勝ち馬直後をピタリ。番手の同型ウインムートあたりが早々に垂れる中、残り300で勝ち馬の外に出してしっかり捕らえきった。2着馬だけをターゲットにする最高の騎乗…さすがルメールといったところだ。ココに来て走りに幅が出ているだけに、まだまだ稼ぎどころはありそう。
マテラスカイ：自身はほぼ馬なりだが、後ろを引きずり回してバテされるパターンに持ち込んだ。ペース的にも力は出せていると言っていいだろう。ココまでメンバーが揃うことは少ないだろうし、今後も自身のペースで走りさえすれば結果がついてくる可能性は大きい。
キタサンミカヅキ：押しても中団まで。4角以降外目に出して追いかけたが、ラストは前との差が詰まらず…思った位置を取れなかったものの、差しても競馬が出来るタイプで、この馬も力は出せたと言えるだろう。
モーニン：終始押し通し&3角以降外目を回すロスの多い競馬ながら、ラストの脚は目立っていた。この距離は明らかに短く、次走根岸Sなら勝負になるくらい復調してきたと見たい。
レッツゴードンキ：この馬のやりたい競馬は出来ていた筈で、緩やかに衰えの見られる結果と言っていいのでは。
キングズガード：冒頭の通り。最後方の舞台で激流になっても、それぞれのポジションで踏ん張れる馬がいるわけで、ハナからこの馬の狙い目はなかったということ。
JBCクラシック
Lap・馬場振り返り
7.1-11.2-11.9-12.9-12.2-11.5-11.8-12.2-12.7-13.2
平均的な流れも3角前でテイエムジンソクが前に並びかけ急激にペースアップ。上がり5F最速の我慢比べで、基本後ろの馬のレースになったと言える。
各馬振り返り
ケイティブレイブ：テイエムジンソクが動いたことで抜群に流れが向いたこともあるが、早めにサンライズに勝負をかけ競り落としたことは力の裏返しとも言える。今後も受けに回らず積極的に前を潰しにかかる競馬をすれば、簡単には止まらないはず。今回の鞍上はそれが出来たのだが…
オメガパフューム：勝ち馬の後ろを追走し、一旦は反応で劣ったがラスト1Fでジリジリと詰めてきた。3歳馬でこれだけのパフォーマンスが出来るのは流石の一言。激流でなくても平均的にさえ流れてくれれば、自身の脚でなんとかできるタイプで。来年以降が非常に楽しみになった。
サンライズソア：テイエムの早マクリを食らい、更にはテーオーエナジーにも競られ、流石にラストは甘くなってしまった。ただ今回は負けて強し。ペースさえ守ればもう少しやれるはずで、東京大賞典で是非見てみたい。
ノンコノユメ：G2以下ならこの馬が届いていたかも。と言う位に、この馬の流れになっただけに、ここは前を褒めるべき。
サウンドトゥルー：内を捌きつつ伸びる体制にあったが、伸びきれず。ここは力負けで衰えも見え隠れする感じなのかも。
JBCレディースクラシック
Lap・馬場振り返り
12.1-10.9-12.5-12.5-12.4-12.2-12.5-12.3-13.0=1:50.4
前半は競ってやや速く、その後も緩み無くきれいな一貫Lapを作っての我慢比べ。激流とまではいかないが、このレースも前の馬には厳しい流れになったと言える。
各馬振り返り
アンジュデジール：出していって好位狙いも1角ではすでに内。そこからはペースなりにポジションを上げ、最後は叩き合いを差し返しての戴冠だった。1角で内に入れたことはほぼ全てと言っていいが、厳しいペースのガチ勝負で勝ちきれただけに、今後は地方交流より牡馬との対戦も視野に入れたほうがいいと思う。逆に牝馬どおしなら斤量背負わされて勝ちきれずみたいなシーンも…
ラビットラン：人気馬らしく勝ちに行く競馬もやや甘くなってしまった。距離は目処がたったと言えるが、やはり短縮で見たい。フェブラリーに出るなら見直し可能。牡馬相手でも十分やれるはず。
ファッショニスタ：ゲート安目で差しに回り、かつ3～4角大外ぶん廻しで伸びてきた。流れは向いたと言えるが力がないと出来ない芸当で、それなりに評価はしておきたい。
クイーンマンボ：力関係含めたトータルで言えば、この馬の流れだったと思うのだが…立ち回りも理想でルメールも勝ったと思ったのではないだろうか。以前の状態までは戻りきっていないと思われる。
レディースクラシックで割りを食ってしまったのはこの馬→ 
（プリンシアコメータ）付いていく馬を間違えたかなという感じで、ラストはまともに追っていませんでした。この鞍上にしては珍しいなと言う印象です。
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