重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 9/1 札幌2歳S篇

 先週の3重賞の中で、このレースを一番早く回顧すべきだったかもしれませんね。開催が始まる前に急ぎ振り返っておきましょう。

 

札幌2歳S

Lap・馬場振り返り

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 サージュミノルが主張も1角ですぐに隊列が固まる…ややスロー気味からのロングスパート決着はこのレースのデフォルト通りと言えるのだが、より特徴的だったのが馬場。開催末期で内が悪くなったというより、スピードに任せて押し切る馬が持ち味を生かせず、逆に力任せに捲ってくるような馬の特性が活きる馬場だったということである。また、過去10年の良馬場で最も遅いレースだったという点からも、特殊な馬場だったという見立てが自然であり、このレースの結果だけを取っての評価はやめておいたほうが良さそうだ。

 

各馬振り返り

 ロックディスタウン:中団外目から前を行く2着馬を目標に歩を進め、ゴール前でクビながらキッチリと捕らえきった。跳びの大きな走りを見ていると、このコースは合っていなかったが、外目を楽に走らせた点はプラスに働いたといえる。このレース単体でと言うより、新潟外回りを32.6で差し切った新馬戦と合わせて考えると、やはり内容のある勝利…現状の2歳馬の中で総合力は最上位で、阪神JFでも勝ち負け可能だろう。

 ファストアプローチ:好位から4角でほぼ先頭の正攻法もラストは勝ち馬にねじ伏せられた。やや早仕掛けの感もあるが、馬場・鞍上も相まって力を出せた内容と見るべきだろう。東京の新馬で上がり負けして、札幌の未勝利で捲くって完勝している辺り、持続力に長けた馬と見ておきたいし、その勝利が開催2週目の高速馬場だった事から、力のいる馬場専用という訳でもなさそうだ。ただこの馬も跳びが大きいので、内に入ると割引かも。

 ダブルシャープ:無理せず序盤は下げた形だが結果的に最後方に。3角以降は大外を回して進出したが、直線序盤は伸びあぐねつつも、ラストでLapが落ちた時に前に迫ってきた。この馬に関し思うことは2点ある。まず1点は、かなり強引な競馬でこのレースにおいてはロスが多かったと思えるという事。もう1点はラスト2Fのところでは差が詰められず、1Fの所から伸びてきた事を考えると、時計の掛かる馬場が合っていたのではという点。合わせると、このレースに関してはもうちょっと上もあったと思えるのだが、今後中央の舞台で戦うにはちょっと適性がないのかなと…まぁそんな感じで。

 シスターフラッグ:この馬も函館開催最終日のやや時計の掛かる新馬戦を勝っての参戦で、馬場への適性は高かったと言える。この馬場で2戦しただけでは何とも言えないが、中央に戻った際には半信半疑で。ただこの馬自身、まだ伸びしろはありそうなだけに、そういう意味で蔑ろにはしないようにしておきたい。

 クリノクーニング:後方集団の競馬も3角以降、動くに動けず。最後はそれなりに伸びていただけに、今回は立ち回りが下手だったと言わざるをえない。この力のいる馬場も合わなかった可能性もあり、ここは参考外としてよいだろう。

 カレンチリエージョ:7頭立ての競馬から14頭立てになって馬群の中で怯んでしまった感じ。とは言え、3番人気になるほどの力関係でもなかったと見ておきたい。

 

 

 今回に限って言えば、馬場も特殊でしたし、内枠だったというだけで少し不利と見ても良いと思います。それを踏まえて考えても上位2頭はしっかりと評価すべき内容ではないでしょうか。特に勝ち馬…サンデーレーシングの大将格がようやく出てきましたかね。スペルヴィオだけではねぇ… 






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