重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先々週の反省 7/29 その1 アイビスSD篇

 久々の更新ですね。以前からそうですが、日本にいる時には著しく更新頻度が落ちます。中国からベトナムにやってきて、日本に帰る頻度が更に少なくなった最近では、その傾向に拍車がかかったようでして…という訳で、ここから当分戻る予定のない今から半年くらいは真面目に更新する…はずです。ちなみに日本でJRAの馬券を4日間買いましたが、都合8,000円プラスでの終了でした。特に初めの週は北の大地でケチョンケチョンにイワされましたので、そこから振り返っておくことにします。

 

アイビスSD

Lap・馬場振り返り

11.8-10.0-10.4-10.3-11.7=54.2

 このレースのデフォルトとしては、2F目の最高速Lapを経て、3F目で少し緩み、4F目での再加速、そしてラスト1Fの落ち込みなのだが、バランス的にはデフォルト通りと言える。細かい点で言えば緩みの部分がやや少なかった分、4F目の加速もコンマ1秒にとどまり、ラストの落ち込みが際立つ結果になったといえる。勝ち馬がラストのラストで差し込めたのは、その部分の影響もあったといえるだろう。

 

注目していた馬

 予想エントリを上げていないので、上げる必要もないかもしれないが、注目していたのはアクティブミノル。坂路ラスト1Fの11.4は中々見られない数字。新潟出身鞍上で大外とあれば、買わない手はないと思っていたら2番人気て…夏競馬のオッズの厳しさを改めて痛感。

 

各馬振り返り

 ラインミーティア直線における外枠の差し馬のお手本のような騎乗。外詰まりを上手く避けながら一旦は抜け出した2着馬をゴール寸前で捕らえきった。このコースしか走らないし、ペースに関わらず自身の脚は使える馬だが、馬券になるためには今回の様にラストでLapが急激に落ちるという後押しが必要という点だけは覚えておきたい。

 フィドゥーシア:二の脚速く楽にハナ。そのまま押し切るかに思われたが、ラストのラストで脚をすくわれてしまった。ただ乗り方に非があったわけでもなく、勝ち馬を褒めるしかない。ただラストが落ち込みすぎるLapはプラスではないだけに、残りのサマースプリントに出るなら、キーンランドカップもしくはセントウルSがいいと思うのだが。

 レジーナフォルテ:こちらも条件的には揃っており、それが反映された人気になっていたが、そんな中でも力は出し切れたと思わせる内容。ただ千直だけの馬ではないし、消耗Lapにも対応できる下地はあるだけに、自己条件なら普通に好勝負可能、重賞でも立ち回りひとつで充分期待できるはず。

 アクティブミノル人気でも割としっかり目にこの馬から流したのだが…フィドゥーシアに楽に並ばれてからは、頭を上げて外ラチにぶつかりそうになるシーンもあって終戦。以前の回顧でも書いたと思うが、ハナで進められるかが大きな条件となる馬だけに、その点は少し誤算だったということだろう。力がない馬ではないのだが、好走条件は意外と狭そうで…今後も注意が必要だ。

 アースエンジェル:少しゴチャ着くシーンもありながら、後方から脚を伸ばしてきた。ラインミーティアと枠が逆ならと思わないことも無いが、この馬も直線でしか走れないだけに、特にここで特筆することもないだろう。

 ネロ:やはりかなりのスピードを求められる舞台での58キロは厳しかった。ここは参考外でよいだろうが、元々そこまで強い馬ではないし、基本的にスピードの乗りがあまり良くない馬だけに、その辺りは注意が必要。買うならセントウルS

 

 

 このコースの外枠有利は既に広く知れ渡っていますが、外枠の差し馬は常に「外詰まり」をケアしながらの騎乗となります。もちろん外ラチ沿いにいては包まれるケースが多いのですが、今回の鞍上はそれがよく分かっていたような立ち回り。さすが西田Jという感じでした。また前段でも書いたとおり、条件問わず基本加速が伴うLap構成となりますので、同じ逃げ馬でも、行くだけ行ってどれだけ粘れるか系の馬は厳しいです。覚えておきましょう。




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先週の反省 7/23 その2 函館2歳S篇

 今日から日本滞在です。このエントリが上がる頃には一足早い休暇に突入して、とある所に旅立っているはずです。というわけで、今週末のエントリは恐らく無しということになります。ご了承下さい。

 

函館2歳S

Lap・馬場振り返り

12.1-10.7-11.7-11.6-11.6-12.3=1:10.0

 →パッセがハナも、ウインジェルベーラが並ぎかけていき、ハイペースに…と思いきや、3F目には11.7と落ち込み、そこから4F、5F目で11.6を連ねて減速度合いは少なめのFinishとなった。前後半差は+1.0と一般的な6F戦とは少し違う部分の適性を求められた印象だ。馬場的には土曜の稍重スタートから回復した良馬場の施行だったが、同日未勝利が2:10.5だったことを考えると、時計的には少し物足りないと見るべきだろう。

 

気になった馬

△ パッセ(5着/5人気)

 →並ばれながらもハナをキープしたが、番手の馬に早々に交わされた後は、伸びず止まらずの強くない5着。このペースで立ち回れないようでは力的に足りなかったと見るしかないが、立ち回りの巧さは見え隠れしており、次以降も過度の期待は禁物なものの、条件次第では買ってみたい。

 

その他の馬

 カシアス:好位の外から正攻法。ゴール寸前で前を捕らえきった。前に有利な流れではあったが、この勝ちっぷりでは手放しに評価はできない。距離が伸びるのも微妙だし、次以降は苦戦と想定しておきたい。ただ7F戦のほうが良さげな印象で、京王杯辺りなら何とかなるかも。

 ウインジェルベーラ:逃げ馬をがっちりマーク。抜け出してからもしぶとく粘った。新馬戦の内容は平凡だったが、そこからはパフォーマンスを上げた形になる。また直線は尻尾を振りながらの走り…その点はまだ改善の余地はありそうで、少なくとも勝ち馬よりは先が見えそうだが。

 アリア:出負けを巻き返しての中団内目から。直線は外に出して追い上げたが勝ち馬と脚色が一緒になってしまった。追走に苦労していた感もあり、この馬もこの距離は少し忙しい印象。延長の舞台で今一度見てみたい。

 デルマキセキ:こちらもやや出負けも、スムーズに巻き返して先団。4角の捌きが今ひとつだったが、概ね力を出せたと言えるだろう。

 ナンヨープランタン:全くついて行けず。直線は伸びていたが全く惜しくない6着。新馬は更に緩いペースでそれを中団から差していることを考えると、6Fへの適性は全く無かったということだろう。ここは参考外としてよいが、そもそもスケール感のある馬でもなさそうで…

 

 

 もともと今年の函館6Fデビュー組はイマイチかなと思っていたのですが、それを裏付けるような2歳重賞の開幕となりました。ま、例年そうと言われればそうなんですがね…






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先週の反省 7/23 その1 中京記念篇

 松山は第1打(OB)で終戦となってしまいましたが、スピースの底力に唸らされた見ごたえのある全英最終日でした。出だしからスコアを落とし、普通なら13番のティーショットで終わっていたはず…去年のマスターズの12番の出来事もありましたしね…でも今年のスピースは冷静で、アンプレヤブルを宣言し、ティーグラウンドではなく練習場方向に戻っての打ち直しを選択。最低限の失点であるボギーで切り抜けました。この時点でリーダーはクーチャーに変わったのですが、ここをボギーで凌いだこと事こそが、その後の大爆発(4ホールでバーディー、イーグル、バーディー、バーディー)に繋がり、終わってみれば4日間全てアンダーでの完全優勝を成し遂げたのです。1打の安定感という意味ではイマイチかもしれませんが、何だかんだあっても、結局はうまく纏めてしまうという意味でのそれは、とても24歳とは思えない所業です。その源はパター含めたショートゲームの上手さもさることながら、素晴らしいコースマネジメントによる所が非常に大きいと思います。ショットは真似できませんが、そのあたりの考え方はアマチュアも見習える部分ではないでしょうか。

 

 ちょっと日曜に大叩きした自身への戒めを長々と書きすぎました。一時帰国の前にサクッと回顧エントリを仕上げておきます。

 

中京記念

Lap・馬場振り返り

12.4-11.1-11.2-11.6-12.1-11.3-11.3-12.2=1:33.2

 トウショウピストがやや後ろを離してのペースメイク。4F目の12.1で後続が差を詰めており、4番手以降の馬換算ではイーブンラップからのラスト我慢比べという感じで捉えておきたい。馬場的には逃げ馬受難だった土曜から一転して、日曜の芝はラスト3Rが逃げ先行馬が最内をついての勝利と非常に分かりにくい週だった。雨の影響はなかったもの使われていく中で、徐々に外が消耗し、最内ラチ沿いの1頭分の優位性が高まったということだろう。ただ力のいる馬場ではあったものの、決して時計が掛かった訳ではないことは覚えておきたい。

 

気になった馬

☆ 08 アスカビレン(4着/4人気)

 →中団やや前から流れに乗っていたが、ラストの我慢比べで踏ん張りきれず。流れ的にも問題なかっただろうし、それでラスト踏ん張れずの4着…それも前と少し離されたならば、力及ばずと見るべきか。

 

その他の馬

  ウインガニオン:逃げ馬を行かせてマイペース。結果的に自身の得意ペースに持ち込んでの完勝だった。昨年のこの時期も3連勝と暑い時期があっているのだろう。また最内の馬場的優位性もあっただけに、手放しで評価できるほどではない。現時点では評価保留だが、ペース対応力に幅のある逃げ馬だけに、少なくとも関屋記念までは追っておいたほうが良さそうだ。

 グランシルク:道中高めの位置を取った分、最後の伸びを欠いた印象だが、この日の場合、溜めていたからと言っていい結果に結びついたわけでもなさそうで、そこは考慮しないで良いだろう。力は足りるものの、勝ち切るまではプラスαの要素が必要ということ。今後も大きく成長する要素がなければ、そんなお付き合いで考えておこう。

 ブラックムーン出負けして最後方から内を突く競馬。ガラ空きだけに全くロスなく伸びてきたが及ばず。この馬らしく最後の切れにかける作戦だったのだろうが、基本的にペースが合わなかった。更に決め脚を生かせる関屋記念のほうに適性がある事には違いないが、そもそも、この手の追い込み馬は常に差し不発のリスクを考えて予想をしなければならないだけに、現状は少し人気先行型と見ておくべき。

 ダノンリバティ:出負けしたわけではないが、上手く流れに乗れない感じで後ろからの競馬。最後はこの馬の脚は使ったものの、基本的に使える脚が長くないタイプであり、後方からでは持ち味が生きない。関屋記念にも適性はあるが、前目で競馬することが条件となる。ただその傾向もバレバレではあるので、次もしっかり人気しそうで、あまり旨味はないかも。

 

 

 1番人気の連敗記録は継続したものの、終わってみれば1~5人気が掲示板を独占するという中京記念とは思えない結果になりました。そんな中でも力を出せた馬、出せなかった馬両方いるだけに、その点はしっかりと把握して次につなげていく必要がありますね。






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7/23 ちょっと気になる馬

 急遽、本日も棒を振り回すことになりましたので、早めにそして短めにお送りいたします。

 

中京11R 中京記念(G3) 芝1600m

気になる馬

▲ 08 アスカビレン

 →ヴィクトリアマイルでも少し推奨したのだが、内から乾く馬場を外目先行。更にギアアップ勝負になってしまい、持ち味が生かせずの敗戦。この着順でも悲観する必要はない。このコースなら極端に上がりに寄るレースにはならないだろうし、荒れ馬場も問題なし。ラストの我慢比べで内目から捌いて差してくるような展開になれば牡馬混合重賞でも十分勝負になるとみる。

 

 馬券はもちろん3連複メイン。相手筆頭は前目からでも競馬が出来るようになっているグランシルク、馬場の条件は好転するダノンリバティ、重賞では不得手な上がり勝負ばかりでもそれなりに結果を出せているマイネルアウラート、この辺りだが、ブラックムーンは溜めるだけ溜めての末脚勝負になりそうで、不発のシーンもありそう。3列目は手広く構えたい。ボーナスは2着まで上がれた時の馬連をこちらも少し手広く。

 

函館11R 函館2歳S(G3) 芝1200m

気になる馬

  →中央馬は最大戦歴が2の馬で比較が難しいが、初戦は楽に先行し、加速を含むLapでもかんたんに押し切った。血統的に見ても前傾のほうが合っていそうで、クラスの上がるココのほうが適正が高いのではという期待含めて買ってみたい。

 

 馬券は3連複だが、絞りにくいので思い切ってカシアスとの2頭軸で。ボーナスは思い切って単勝で。






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先週の反省 7/16 函館記念篇

  次週中頃から10日ほど日本に帰るのですが、それから戻ってくるまで、かなりグダグダのエントリが続きそうです。とりあえず先週唯一の重賞だったレースを振り返っておきます。

 

函館記念

Lap・馬場振り返り

12.5-11.1-12.0-12.4-12.6-12.3-12.1-12.2-11.8-12.2=2:01.2

 このレースのデフォルトが前傾Lapであるため、5F分割では60.6-60.6のイーブンとは言え、例年との比較でいえば気持ち遅めといったところ。ただどの馬も力を出せるLap構成だったことには違いなく、その辺りを気に留める必要はないだろう。馬場的には雨がひどくなった8R以降からは悪化の一途。速い時計への対応力や枠(内枠優勢)を予想のポイントに挙げていた方は全滅と言っていい内容だったのではないだろうか。

 

気になった馬

△ 09 スーパームーン(16着/13人気)

 →終始外々を周り、全く見せ場なし。馬場が合わなかったこともあるので参考外としてもよいのだが、ここまで負けるとは…カッコワル(私がという意です)

 

その他の馬

 ルミナスウォリアー:中団外目から積極的に押し上げると、直線早々に先頭に立ちそのまま押し切った。渋った馬場への適性もそうだが、動き出しのタイミング含めて完璧な立ち回りだった。個人的には時計勝負想定でさっさと消してしまった馬だけに、どうしようもなかったのだが、もし残りのサマー2000の舞台に出てきたとしても、早い時計の勝負になるような馬場なら積極的に嫌っていきたいところだ。

 タマモベストプレイ3角以降、ズルズルと沈んでいくかの様な手の動かし方だったが、ラストはしぶとく差し返すような脚で2着争いを制した。この馬もパワーのいる馬場、上がりの掛かる馬場になったことが幸いしたことは間違いなく、あまり再現性のない2着といえる。

 ヤマカツライデン:外から主張しペースメイク。マイネルミラノもステイインシアトル競らず、しっかりとペースを守れた事が粘りに繋がったといえる。とは言え、中央場所のG2以上では全く歯が立っていなかっただけに、そこを覆すだけのモノがあったかは微妙。

 アングライフェン:好位から上手く立ち回っていたが、最後はガス欠。こちらは逆にこの馬場と流れが災いしたクチ。良馬場の上がり勝負ならもう少しやれるはずで、残るサマー2000なら断然新潟記念向きだろう。

 ケイティプライド:この馬も上がりが速くなくなった事がプラスに転じた一頭。レースぶりも立ち回りもベストだと思ったのだが…小回りの機動力はある馬だけに、条件さえ揃えば、まだやれておかしくない。

 サトノアレス:直線までは内で、ラストは外から伸びてきていた。少し踏み遅れの感もあるし、トップスピードを求められない馬場になったのもこの馬にはマイナスだった。また鞍上の言うようにこの流れの10F戦は長い印象。狙うなら距離短縮の舞台で。

 ステイインシアトル:鳴尾記念から求められる物が180度変わった舞台だったが、ペース的に適性が無いわけではなく、一番の敗因はペースを作れなかったことだろう。後傾持続力勝負なら全然やれるだけに、新潟記念あたりに出てきても一応警戒しておきたい。

 

 

 突発的な事象で全く条件が変わってしまったレースだけに、この着順だけを見て色々判断するのは難しい…というか、鵜呑みにしてはいけないということです。また事前に買ってた私は外れるべくして外れたということですが、馬場が分かっていたとしてもタマモベストプレイは買ってないので、どのみち同じという事です、はい。






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7/15 ちょっと気になる馬

 明日は棒振り遊びに興じますので、早めかつ手短に済ませておこうと思います。

 

函館11R 函館記念(G3) 芝2000m

ちょっと気になる馬

△ 09 スーパームーン

 →今年の巴賞は極端に上がりに寄ったLap構成であり、先行して切れ負けした組は適性外と言え、今年も巻き返しの要素は十分といえる。その中で注目は5着のスーパームーン。前走とて流れが合わない中でもこの馬の脚は使えており、8歳でも能力落ちは無いと判断。先行勢が多くしっかりと流れるココのほうに適性があるのは明らか、さらにココに来て55キロに1キロ減となったハンデも有利に映る。勝ち切るまではともかく、3着なら十分可能性があると見たい。

馬券はどう買う?

 馬券はもちろん3連複。Bコースに変わってまたも内目先行有利になった馬場を考えても2列目も内枠優先で考えたい。ただ極端に絞らず手広く構えて超高目までカバーできるようにはしておこう。






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先週の反省 7/9 その2 七夕賞篇

 チームプレーは是か非か?競馬法上はもちろん非なんですが、実態を見たら認める方向で考えるというのが自然じゃないかなと思ったりも…ただ今回の場合はクラブ馬ですからね、出資してる会員さん的にはどう映ったのでしょうか…その辺は気になるところです。早速ってもう金曜ですが、急ぎ振り返っていきましょう。

 

七夕賞

馬場・Lap振り返り

12.0-10.5-11.4-12.2-11.9-12.0-11.6-11.8-11.9-12.9=1:58.2

 →58.2-60.0というバランスは前傾には違いないのだが、フェイマスエンドが抵抗し2F目で10.5までペースが上がったことが大きかった。捲ってきた勝ち馬のLapでもラストは落ち込んでおり、どの馬も底力が問われたレースだったといえるだろう。馬場的には4日目にしてやや差しが優勢になってきたという感じ。特にコーナー4つのレースで顕著だった。両者を合わせて考えると、このレースに限って言えば、後ろにいればいるほど優位性が高かったということになるか。

 

気になった馬

☆ 03 フェルメッツァ(5着/8人気)

 →もっと高い位置への意識はあったのだが、他が速く中団前目からのレースに。3角早々に手が動き出したものの、手応え以上にしぶとさを見せ掲示板は確保できた。流れ的には悪くなかったし、力負けの要素もあるのだが、時計的に対応できなかった向きもあり、条件さえ揃えば重賞でももう少しやれておかしくない評価は不変で。

 

その他の馬

 ゼーヴィント2着馬を追うように積極的にポジションアップも手応えは今ひとつ。それでもしぶとく伸びて2着馬を捕らえきった。流れ的には悪くなかったしメンバー的にも順当勝ちと言える内容だろう。ペース適性的にはローカル巧者と位置づけになってしまうが、中央なら中山でも戦えそうだ。と思ったら、骨折のようで…

 マイネルフロストマルターズアポジーの失速で早々に先頭に立つことになったが、この馬自身の手応えは楽。そのまま押し切るかに見えたがラストは失速してしまった。このペースを前目で運んでいる以上、それは仕方なし。むしろこのペースでやれた事への驚きのほうが大きい。基本人気になりにくいキャラだけに、ブリンカーの効果が続いている間は追いかけて損はなさそう。

 ソールインパクト:3角以降は勝ち馬を追う形でジリジリと。上がり最速を出して差してくるタイプではないだけに、この馬にとっても流れは合っていた。今回は位置取りの利もあっただけに、自己条件に戻った際は、本来の勝ち味に遅いタイプであることを忘れず、適性を見極めて出し入れしたい所だ。

 スズカデヴィアス:4角ではノリさんにやられたと思ったが、直線は思ったほど伸びず。そこはやはりペース適性ということだろう。基本的にはサマー2000の流れはどこも合わないだけに、次以降出てくるとしてもあまり触手は動かない。

 タツゴウゲキ:勝負どころから直線にかけて進路を切り替える不利あり。脚は止まっていなかっただけに地力強化は間違いない所。自己条件なら条件問わずに狙いたい。もし重賞に出るような場合でもワンチャンあり。

 ヴォージュ:位置取り的には逆流…ペース適性的にもココまでの前傾では厳しかったと言うことだろう。ここは特に評価を落とさずに次走もう一度見てみたい。新潟記念なら買えそうだが…

 マルターズアポジーフェイマスエンドに競られた事は痛かったが、それでも早々に失速するのは不可解。状態的にベストでなかった可能性もある。何れにせよ参考外。

 

 ハンデ戦ながら57キロのワンツーと実績上位馬がそのまま力を見せた形になりました。ただタイム的には1:58.2ながら、同日9Rの1000万下牝馬限定戦で1:58.8が出ており本来であれば57秒台が出てもおかしくない状況とも取れるだけに、ちょっと微妙かなというのが正直なところです。ただその織姫賞で逃げ切ったコパノマリーンは次走注目ですよ。





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