重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2019 平安Sの回顧

 この馬のことですね。父Soldier Hollow(サドラー系)母父Tiger Hill(デインヒル系)というコテコテのヨーロッパ系でした。レース結果を見る限り、前走の時点では別のオーナーだったみたいなので、このレースを見てトレードに走ったということでしょう。キーファーズさんはセレクトでも当たりを引けていなかったですからねぇ。こういうやり方もアリなのかもしれませんねぇ。万が一オークス勝つなら次は凱旋門みたいな感じになるでしょうから、それはそれで楽しみだったりするのですが。

 

平安S

Lap・馬場振り返り

7.1-11.2-11.6-12.9-12.8-12.9-12.2-12.1-12.5-12.8=1:58.1

 サンライズソアが内目から出る所を、マイネルオフィールが並びかけるようにしてスタンド前へ。1~2角の時点ではそこそこ縦長になっていたのだが、中盤の緩んだ区間で後ろの馬たちが差を詰め、3角以降はひと塊になっての差し比べとなった。ラストは時計が掛かったが、メンバーの質と、全体のLapバランスから見ると、もう少し纏めてほしかったというのが正直な所だ。ただこの日はスタンドから向正面にかけて強烈な風が吹いており、時計レベルはさほど変わらないものの、ダート1800m以上レースは前週までの逃げ先行天国と比べ、差しが届くようになっていた事もあり、何らかの影響があったのかもしれない。とにかく特殊な条件だった点だけでも覚えておいたほうが良さそうだ。

 

各馬振り返り

 チュウワウィザード:隣のサンライズが勢いよく行って、自身は馬なりで後方から。3角を前にして外から追撃体制を整えたのだが、ペースが上がった際にイマイチ反応できずに、外々を回らされて逆にポジションを下げて直線を迎えることになってしまった。それでも2着馬と併せるような形でグイグイと伸びて、ラストはハナだけ前に出てのゴールだった。4角以降、減速Lapになったことは大きかったが、この馬とて自身の競馬が出来たわけではないので、斤量面を考えてもそれなりに優秀と言える内容。破った面子を考えても、G1で勝負できるレベルまで来たと言っていいだろう。

 モズアトラクション:出負けで後方。3角までは最内でそこから外から勢いをつけてスピードに乗ると、一旦差し切りが見える所までの接戦に持ち込んだ。OPに上がってからの2走が見どころのない競馬だったが、一応の上がりは示しており、ダート長丁場の差し比べでこその馬であることを考えると、ここも小銭はおいておくべき存在だったと言うこと。成績にムラのある脚質だけに、特に評価を上げる必要もないが、条件が揃いそうな時には必ず一考しよう。

 オメガパフューム:差し組の中では早め進出…通常の展開だったが、この馬が勝ちパターンと言っていいはずなのだが、ラストは止まって更に後ろの馬に差されてしまった。一応12.2-12.1の部分でしっかりと自ら押し上げての結果だけに、斤量も合わせて考えると決して悲観すべき内容ではない。帝王賞は流れ一つで勝ち負けまで考えたい。

 アナザートゥルース:好位のやや後ろから。この馬も3~4角の道中で外目に出して、オメガパフュームと同じ様なところから差すような形で伸びてきた。ラストは力負けだが、決して弱い内容ではない。力のいるダートも合いそうなので、地方交流でもそこそこ戦えそう。

 サンライズソア:3角以降は後ろの先行勢の手応えが一気に悪くなり、出し抜くチャンスだったのだが、ラストは意外と踏ん張れなかった。数字以上にプレッシャーの掛かる展開だったこともあるのだが、完全に格下の馬だったし、時計面から見てももう少しなんとかしてならなかったものか…後は古馬になってカタカナジョッキーのときしか好走していないというのも何かのポイントなのかも。

 

 

 直線馬群の中で下がってくる先行馬をさばくのに手間取っていたのが、この馬→(ジョーダンキング)それがなかったら勝ち負けというレベルではなかったので、そこまで買いかぶる必要もないですが、長丁場のダートならOPでも戦えるものは出していると思うので、引き続き少しだけ注目しておきたいです。






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