重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2018阪神JFの回顧

 リスグラシューは惜しかったですが、後は…な感じで。純粋な力負けも展開に負けたたレースもありましたが、近年の香港勢は本当に力をつけてきています。内地のトレセンが出来れば、更に底上げが図られそうで日本のG1にも遠征…うかうかしれられない日がやってくるかもしれませんね。

 

阪神ジュヴェナイルフィリーズ

Lap・馬場振り返り

12.2-10.7-11.9-12.2-12.1-11.0-11.8-12.2=1:34.1

 内からベルスールが出るところをメイショウショウブが競って行き2F目はペースは速くなったのだが、前者がハナを取り切ると一気にペースダウン。緩みを作っての直線勝負となった。後半で特徴的なのは上がり3F目で一気に最速Lapを叩き出して我慢比べに持ち込んだこと。1.1のペースアップというのはやはり前を行く馬の中で対応できるものは少なく、それが後方からの差し込みを呼んだと言える。前哨戦で言えばアルテミスSに近かったと言えるだろう。

 

各馬振り返り

 ダノンファンタジーすっと控えて後方から。枠なりに外目を追走しつつ、直線入り口では先に動いた2着馬と馬体を併せつつ、すっと前に出て、その状態のまま一気に前を捕らえきった。前走もそうだったが、基本的に溜めて弾けさせる馬で、高い上がり性能を有していることは分かった。ただ前半中盤が厳し目のペースになった時にも、それが出来るのかという懸念点は拭えておらず、クラシックの明るい展望が開けたというわけでもない。あくまで有力どころの一角という感じで見ておこう。

 クロノジェネシス流れも悪くなかったし、しっかりと自身の脚を使えた分、結果的に出遅れさえなければいう感想が強く残る内容だった。鞍上の差含めてみても、勝ち馬と互角の力はあると個人的には見ている。バゴなので瞬発力特化型というわけではないだろうが、勝ち馬同様、しっかり流れた時にどんなパフォーマンスになるかは要チェック。

 ビーチサンバ:中団から直線外に出して追い上げたが、残り300時点で勝ち馬には並ばれており、勝てる要素の少ない3着だった。裏を返せばギアアップを必要とする勝負は向いていないということだろう。ただこういった馬のほうが立ち回る力もあり、来年以降ペースが上がったレースになった時に穴を開ける可能性が高いことは覚えておきたい。

 シェーングランツ:内目から直線だけ外目に。結果そこで若干もたついてしまった。出負けでもして後方から外を使う競馬だったらどうだったのか…枠的にも展開的にも不可抗力とは言え、少しもったいない競馬だった。距離が伸びるのも悪くなさそうで、個人的にはオークスで注目したい。

 プールヴィル:最速区間を最内で上手くやり過ごせた事が大きく、決してトップスピードに長ける馬ではない。それでも外の決め脚上位馬優勢の中で、メイショウショウブに挟まれながら、残り1Fからもう一度伸びたあたりは実力の片鱗を垣間見せただけに、来年も少し注目したい一頭。

 

 

 ギアアップが必要な外回りになって適正が比較的ハッキリと出るレースになったと思うのだが、行きっぷりからやはり距離が短いほうがベターだと感じたのはこの馬→
(ラブミーファイン)早い時期から完成していただけに上積みを望むのは難しいかもしれないが、春いっぱいくらいならどこかで巻き返しがあっても驚かない。







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