重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 9/9 その2 京成杯AH篇

 

 これで秋のローテの組み方が難しくなりましたね。秋の福島は1000万の2600m戦があるのか…まだ500万下に出られるのでそちらも選択肢に入ってくると思うのですが、そうなれば石神クンを乗せてあげてほしいなぁと。

 

京成杯AH

Lap・馬場振り返り

12.5-10.7-11.5-12.2-11.2-11.4-11.5-11.4=1:32.4

 最内からミュゼエイリアンが行く所をショウナンアンセムとベステンダンクが押して競っていく序盤戦。絵面的には速そうに見えるのだが、数字を見ると決してそんなことはない。そして4F目に12秒台まで緩んだ所でウインガニオンが仕掛けてハナに行くことでペースアップ。結果的に5F目が最速区間となってゴールまで末脚比べが続いた。数字上は-1.4の後傾Lapだが、数字以上に前に厳しい流れになったこと明らかで、それが先行馬の早め失速を呼び、内は渋滞が発生…結果的に外目の差し馬がスムーズに脚を伸ばしてくる要因の一端となったと言える。この日を通じて全体的に差し馬の台頭が目立った中山芝だが、そのほとんどが人気馬であり、馬場的な偏りはあまりなかったと見ておきたい。

 

各馬振り返り

 ミッキーグローリー:中団待機。ペースの上がった後半戦から外目をジワジワと進出し、残り1Fで前を射程に入れると最後までしっかりと脚を伸ばした。とにかくトップスピードの質では勝負したくない、決め脚勝負は不向きというディープらしからぬ馬で、今回のペースも合っていたし、その特性を活かした乗り方だったと言える。ただ力をつけているのは明らかで、マイルCSはペースも合う可能性が高いので、少しだけ注目しておきたい。

 ワントゥワン:出が悪いのはいつものことで、後方待機から4角で大外に振り向けて一気に伸びてきた。現状いい脚を長く使うより、グッと凝縮させて一気に爆発させる乗り方が合っており、そういう意味では中山コースも苦にならなかったと言える。また4角でひと脚で前を捕まえられるような形で馬群が凝縮していたこともプラスだった。この乗り方をしている以上、距離はもう少し長くてもいいのかもしれないし、流れ一つでやれてしまう可能性もゼロではないが、安定感を求めるのであればやはり7F戦。スワンSでも流れ問わずに縦長にならないようなレースならいいところがあっておかしくない。

 ロジクライショウナンアンセムが押して主張し内に切れ込んできた分、無理せずにいつもより1列後ろからの競馬になり、直線も前が空いたのだが伸び方は地味でラストに3着まで持ってくるのが精一杯という感じだった。ギアアップ能力に長けた馬ではなく、溜めた脚を自在に弾けさせることが出来ない分、今回は内枠が仇になったという感じだ。少し不運なところもあっただけに、前との差はあまりないと考え、次走が富士Sでメンバーに対して差がないのであれば巻き返しは可能と見ておきたい。

 ロードクエスト前走同様に出していく作戦…ロジクライを内に押し込める位に出したのだが、掛かってしまいかつ、早々に垂れたミュゼエイリアンが邪魔になって位置取りを悪くしてしまった。最後は根性で伸びているだけに、かなりもったいない競馬。まぁそれがなければ勝ち負けというレベルでもなかったので、そこまで評価を上げる必要もないがG3では勝負になっておかしくない位の所までは立て直してきたと言える。

 ゴールドサーベラス出負けもペースが上がらない内に巻き返して中団。ペースが速くなった後も外目を進出し前に迫ったが、目立つ伸びはなくジリジリと伸びて掲示板は確保できた。中山マイル巧者であることに加え、結果的に外目を一定の脚を使い続ける馬にペースが向いたことも好走要因の一つだろう。流石に再現性に乏しい好走で、ちょっと評価できそうにない。

 ヒーズインラブ:掛かり気味なのを抑えながらの追走も、直線見せ場さえ作れなかった。ダービー卿でも同じように掛かり気味であり、その部分は考慮の必要はないが、基本気むずかしいタイプの馬だけに、安定感がないのが欠点。力的にG3辺りなら通用するが狙い所がかなり難しくいいお付き合いはできそうにない。

 

 

 この流れでも勝負どころで強気に張って行ったのがこの馬… ヤングマンパワーもともと、このコースへの適性は低いだけに、結果を気にする必要はなく富士Sに出るなら流れ一つでやれておかしくないはず。あくまで流れが向けばの話ですが。







(↑よろしければクリックしてやって下さいませ)

(↑ブログ更新のメール配信をご希望の方は…開催日には、メール通知限定の狙い馬も配信してます)

フォローする