2019 中京記念の回顧
今年2月に4年ぶりの小倉遠征を行った柴田善騎手がわずか5ヶ月後に再度遠征。夏の小倉開催騎乗は9年ぶり2回目、通算でも小倉騎乗は4日目です。過去3回はいずれも重賞騎乗のためでしたが、今回は何と新馬1鞍のために遠征。しかも除外の可能性もあった九州産馬限定新馬戦で、今週の騎乗はこれのみです。
— 中央競馬のためにならないツイート (@horsedatac) 2019年7月25日
いやはや…ちょっと主旨がよく分かりませんね。九州産の新馬は土曜日ですから、日曜~月曜にかけて釣りにでも行くんでしょうか…まぁほぼ余生ですから。あまり気にしないようにしましょう。
中京記念
Lap・馬場振り返り
12.4-11.3-11.6-11.4-11.3-11.4-11.9-12.3=1:33.6
ツーエムマイスターのペースは、前半こそ標準的と言える範疇だったが、中盤はむしろ少しペースを上げ、ラストは我慢比べに持ち込まれた。とは言え、全体のバランスを見ればイーブンに近いものがあり、後方の馬もしっかりと脚をためる場面もなかっただけに、しっかりとスピードの持続を問われるレースになったと言えるだろう。馬場的には内が伸びるというより、外があまり伸びないと言ったような状況で、差す馬も馬場の中ほどから脚を伸ばすシーンが多く見られた1日だった。
各馬振り返り
グルーヴィット:先団から控えるようにして中団へ。4角でムチが入って手応えはイマイチだったが、直線は2着馬と併せつつしぶとく伸びて、先に抜けた3着馬を捕らえきった。NHKマイルは不利もあったが、基本的には力負け…ただ高速馬場対応への疑問点という下地をも見せていただけに、このコース、馬場替わって勝ちきったという事は、その部分の高い適性を見せた結果とも言えるだろう。となると、残りのサマーマイルはあまりチャンスがないような気もするのだが、強いてあげれば京成杯のほうだろうか。
クリノガウディー:道中は勝ち馬直後をやや掛かり気味に追走。直線は馬場の中ほどから勝ち馬と併せるように伸びてきた。勝ち馬同様に、流れも馬場もマッチしていたと判断できるが、乗り難しい馬がいきなり差しに回って結果を出せる辺り、鞍上のファインプレーも込みでの結果と言えるのではないだろうか。この馬も買うなら京王杯と思うが、少なくともスピード負けはしない馬なので、抑えが利けば新潟でもやれる可能性はあると思う。
プリモシーン:やや出負けも高い位置を取り返しての競馬だったが、その分直線での脚はジリジリで、前の馬は何とか捕まえたものの、差し馬に対して抵抗しきれなかった。ハンデ差(実質トップハンデ)もあるので、特に評価を落とす必要はないが、上がりの掛かるような舞台はあまり合わない可能性が大きい。対して斤量を背負わされないであろう関屋記念なら巻き返し可能。
ミエノサクシード:出負け気味というのもあり、2角の時点で内を意識した位置取り。直線序盤は明確な進路がなく、追い出しをやや待たされる感もあったが、最後は2着馬の後を伸びてきた。それがなければ…というレベルでもなかったが、位置取りや流れ関係なく、常に一定の力を出せるのが強みであり、ここも想定の範囲内と言える。やや人気面からの旨味がなくなりつつあるので、買う時はオッズと相談してからとしたい。
グランドボヌール:好発決めて、前を譲ってのマイペース。そこまで厳しいペースではなかったのだが、距離不安を克服しての掲示板確保だった。ラストの止まり方からしてやはり7F戦で買いたい馬…朱鷺Sは人気になるだろうが、外せそうにない。
メンバー的にもコース的にも流れが読みづらい一戦だったことに違いありませんが、この流れが明らかに合わないよなと思わせたのが、この馬→(カテドラル)やはり上がりが生きる流れでこそという事なのでしょう。とりあえず関屋記念は巻き返し必至と思っておきます。
(↑よろしければクリックしてやって下さいませ)
(↑ブログ更新のメール配信をご希望の方は…開催日には、メール通知限定の狙い馬も配信してます)