重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2019 中山牝馬Sの回顧

 トライアルも終わったのでターゲットをポチポチしながら今年の桜花賞の出走ボーダーがどれくらいか確かめていたのですが、先週で1勝馬が3頭も権利を獲得したため、一気にハードルが上がる結果となりました。詳しくは適当にググってもらえれば分かりますが、フラワーCは1勝馬と2勝馬の登録しか無く、勝ち馬は(加算1750万)無条件ボーダークリア、2勝馬は2着でも(加算700万)1600万となり、現時点での推定ボーダーラインに割り込んでくる事になります。現時点での1600万持ちはエルフィンS勝ちのアクアミラビリス、フェアリーS2着のホウオウラビリンスなんですが、もしフラワーCの勝ち馬が桜花賞に進み、2勝馬が2着になって、こちらも出走するとなると2/3の抽選が発生することになります。OPや重賞を乱立しすぎた感はありますね…やはり。

 

中山牝馬S

Lap・馬場振り返り

12.5-11.6-11.9-12.3-11.5-12.4-12.2-11.4-11.9=1:47.7

 カワキタエンカがポンとハナ。2角までは気持ち速いかなという感じの中で、4F目でペースを落とした時に、外からワンブレスアウェイが掛かり気味に前を突っつきに行って、即座にペースアップ…そしてまたまたペースダウン。前後半のバランスで言えばスローの範疇なのだが、これだけ大きな乱高下に巻き込まれた前目の馬は、やはり苦しかったと見るべきで、逆に2度目の緩みの部分で、労せず前の馬との差を詰められた後ろの馬(特に渋滞の起こらなかった外目の馬)に分のあるレースだったと言えるだろう。

 

各馬振り返り

 フロンテアクイーン:中団外目から先に動いたフローレスマジックを目標にシブトイ脚でギリギリ残しきった。前述の通りのペース構成、上がりに寄り過ぎない流れ、早めに動いた馬を目標にする挙動、どれを取っても完璧に近い内容だったと言えるし、それが善戦キャラが「1」を取れた理由ということなのだろう。特に評価を上げる必要はないし、福島牝馬Sで再現性はあっても、ヴィクトリアマイルではさすがに難しいのでは。

 ウラヌスチャーム:挟まれて後方から。3~4角でスッと勝ち馬の後ろにつけ、外目を勢いをつけながら伸びてきた。結果的にこの馬も後ろからの競馬になったことはプラスに働いたし、前走のように流れが上がりに寄り過ぎなかったことも良かった。したがって勝ち馬と同じく福島牝馬では買えても、ヴィクトリアマイルは…という感じ。距離が伸びるのは悪くないので、その辺りも注意したいところだ。

 アッフィラート:3角では勝ち馬の外に位置していたが、上がっていく時にやや遅れ、その空きに2着馬に内から入られ、自身は更に外を回らされる形になってしまった。この辺りは上手くミナリクやられた武藤くんという事で、それが着差になって現れたということだろう。恐らくこれでラストランなので、これ以上は…

 デンコウアンジュ昨年の3着に続いて、今年は外からあわやのシーンを作った。いつも言っているがとにかく掴みどころのない馬なので、今後もヒモで常時買っておいて損はない馬…次走は惨敗しそうなので(根拠なし)その次か、その次あたりで来るかも(?)

 フローレスマジック向正面で積極的にポジションを上げ、4角では先頭に近い位置まで押し上げたが、流石にお釣りがなくなってしまった。元々もっと上がりに寄ったレースで力を出せる馬で、この舞台で掲示板を確保できたことはようやく噛み合ってきたかなと思わせる内容。次がもっと上がりが求められる舞台なら、積極的に買ってみたい。

 ノームコア:お釣りのない先行馬たちが何頭も前にいて、どうしようもない状況…さすがにここは参考外としておきたい。分かりやす過ぎて人気が落ちるとは思えないが。

 アドマイヤリード:気になっていた馬。3~4角で外を目指していったが、前が詰まりながらも外に持っていったため、直線を向いた時にはかなり位置取りが悪くなってしまっていた。明確に不利があったという訳ではないが、これも内枠の宿命といっていいのでは。また決して力上位というわけではなかったので、こういった細かい所で着が落ちてしまうのも仕方のない所。牝馬限定のハンデ戦で56キロで出られるのは美味しく感じてしまうので、また条件が揃いそうな時に買ってみたい。

 ミッキーチャーム:先行勢のメンツを見て控えようと思ったのだろうが、ガッツリと行きたがってしまった。まぁ逃げ馬の大敗は気にする必要はない。やはり行ってこその馬だとおもうので、それが叶う舞台で再度…陣営は腹をくくるしか無いと思うけど。

 

 

 この馬→(クロコスミア)もペースを考慮し、最初から行く気は全くなし。更に勝負どころは前2頭がもたついたおかげでちょっと後手を踏むシーンがあり、全くこの馬の競馬ではなかったのですが、それなりに伸びてはいたので、衰えはないなと改めて感じることの出来たレースでした。一応次走は注目です。







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