重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2019 オーシャンSの回顧

  正直、アーモンドアイの勝ちタイムにそこまで価値があるとは思っていませんが、それを「馬の脚に負担がかかる」やら「馬場のガラパゴス化」なんかという連中にはもっと辟易しております。ならいっその事、それが走りやすいのか走りにくいのかは別にして「○G~○Gの間でコントロールしまーす」くらいに言うしかないですよね。個人的にはそれが正着だとはとても思えないのですが、何にせよ開示される情報が増えるのは悪いことではない…そうも思っております。

 

オーシャンS

Lap・馬場振り返り

11.4-10.1-10.8-11.4-11.4-12.0=1:07.1

 セカンドダッシュの速いモズスーパーフレアが1F手前でハナに立つと、そのまま32.3-34.8という+2.5の前傾Lapを演出した。2番手ナックビーナスのLapでも32.9-34.4で+1.5の前傾なだけに、いかにモズスーパーフレアが速いかを示すレースだったのだが、後ろの馬が差してこられなかったのは、単純に上位2頭が強く、差す馬が弱かったという言う要素が強い。最後方の馬でも3F:34.3の通過であり、力のない馬たちは脚をためる余裕はなかったはず…ましてや追い上げる側はコースロスのある外目を回らされるのだから尚更だろう。そういう意味では比較的内目で脚を溜められた組が3着争いをしたのは必然とも言えるのではないだろうか。

 

各馬振り返り

 モズスーパーフレアテンのスピードで圧倒し後続を寄せ付けず。中山6Fでペースを上げると共にパフォーマンスも上げているあたり、いかにも上位条件で通用しそうな気配がするのは当たり前。何より、速すぎて他の馬が鈴を付けに行けないペースでも、この馬にとってはマイペースの範疇だという点が最大の長所。これがある限りはスピードを生かせる馬場ならば、負けようがないレベルと言えるだろう。そういう意味では最大の敵は馬場という事になる。次週からの中京芝には開幕週から注目しておきたい。

 ナックビーナス:前段の通り、この馬自身も+1.5の前傾Lapで走りつつ、後ろは完封。自身の好走を維持できるギリギリのペースだったと言えるだけに、前を捕まえに行かなかったことに関しては、個人的には仕方なしと思っている。逆に言えば、こんな馬場で勝ち馬に逆転の要素はほぼないという事なのだが、本番がそうなるかは分からないし、自身は昨年のパワー必須馬場で3着まで来ていることを考えると、全くノーチャンスというわけではなさそうだ。

 ダイメイフジ:連闘策。昨年も京阪杯から連闘で中山6Fを勝利しており、コレは一つのパターンということで今後も覚えておきたいが、6F戦ではほぼ中山でしか良積がなく、そのペースはバラバラなだけに、基本的には他場では大きく期待値が落ちるタイプとしておきたい。

 ペイシャフェリシタ:テンが速い分、位置取りは下がったが自身の脚は使えていた。概ね自身の力は出せていると言えるだろう。テンにも上がりにも強調できる部分はないが、立ち回りの力はあるだけに、枠は常にいい所を引きたいタイプで、重賞でもメンバー次第ではワンチャンあるはず。

 ショウナンアンセムこのペースでもスピード負けせずに追走、流れにも乗れていた。好走レンジが掴みにくい馬なのだが、今なら7Fまでの一貫Lapとかのほうが、いい結果が出るのかも。

 エントリーチケット:スタートでわずかに後手。ただこの流れではそれすら致命傷となってしまった。時計対応力の面でも厳しかったのかもしれないが、あまり伸びていなかった外目をそれなりに脚を使えていたので、条件が揃った時にもう一度狙ってみたい。

 ダイメイプリンセス:出遅れ後方から、3角以降は外を目指す競馬に切り替えた。全体にちぐはぐな競馬でここは参考外でよいだろう。

 ラブカンプー:序盤は問題なく追走できていたが、4角で一杯一杯…2走連続の大敗はだいぶ心配。少なくとも夏までは要らないだろう。

 

 

 いつもとだいぶ違う競馬でしたが、それはこの日の馬場を考えてのものだったようです、それでも大敗しなかったので、本来の競馬に戻れば…と改めて思わせたのはこの馬→(ナインテイルズ)恐らく当たりの激しめのジョッキーが乗ったほうがいいと思いますので、その辺りも注目してみていただければと思います。







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