重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2018ホープフルSの回顧

 29日が土曜日だったこともプラスに働いたんでしょうね。それだけではなく他の地方も今年は軒並み売上を増やしているよう…ばんえいも1日3億売ったなんて話も聞きますし。地方競馬は全て地方自治体の運営ですが、良いときだけ吸い上げまくって、ダメになると廃止だ廃止だと騒ぎ立てるのはヤメにして、上手く均衡を取りつつやっていっていただきたいもんです。

 

ホープフルS

Lap・馬場振り返り

12.8-12.0-13.0-12.5-12.2-11.8-11.8-12.2-11.5-11.8=2:01.6

 逃げると目されたキングリスティアが出遅れ…一瞬サートゥルナーリアが押し出されるかシーンもあったが、結局は1角で外からコスモカレンドゥラが出て決着。前半3Fはどスローと言っていい入りとなった。その分、レースの動き出しは早く残り5Fから。4角手前で緩みがあったものの、ゴールまで11秒台を連ねる持続力勝負での決着となった。ただ緩んだ部分で差す馬も差を詰められる状況だったわけで、決して前の馬に有利だったというわけではない。この部分で位置取り面で割を喰った馬もいたのは覚えておきたい。

 

各馬振り返り

 サートゥルナーリア:外から行かせて番手確保。その分、前がペースを落とした時に待たされ、前も横も閉められかけたが、鼻面をねじ込んでグイと抜け出してきた。前走までも楽勝だったが、一気にメンバーが上がったこの舞台…さらに前段でも書いたが、内で立ち回った馬に決していいとは言えない流れでも対応してきた。特筆すべきは一連の流れをノーステッキで余裕を持って対処できたこと。現時点での完成度はもちろんのこと、更に上のギアを持ち合わせていることの一端を見せたレースになったと言えるだろう。現時点では文句なしのクラシック候補。血統的に気性の危うさがあるので、2400mまでは未知数だが、少なくとも皐月賞は有力。後は脚元だけ…

 アドマイヤジャスタ:出は普通で勝ち馬マークの位置から、3角で交わして早めのスパートだった。とはいえ、この馬の特性を活かした好騎乗で、この馬の勝ちパターンだったとも言える。それでいて勝ち馬にねじ伏せられたのだから、力負けと言う以外無い。現状これ以上を望むのは難しいかもしれないが、まだ完成途上の面もあるだろうし、今後の成長に期待。

 ニシノデイジー勝ち馬直後の位置だった分、勝負どころで更に動くに動けず。直線も勝ち馬の空けた進路を追うように伸びてきた。とはいえ、明らかな踏み遅れ…折り合いに気を使った分というのもあるが、大舞台ではやはり鞍上が大きくモノを言うというのを改めて感じさせる内容だった。その分、評価は下げる必要もない。

 コスモカレンドゥラ:有力どころに促されるかのようにハナ。結果的にそれが奏功したと言える。ギアアップ対応もできる先行馬だけに、溜めたのも悪くなかっただろうし、逆に言えば前とは完全に力負け。重賞まで意識できるような内容ではなかった。

 ブレイキングドーン:ちょっと気になっていた馬。序盤は勝ち馬の後ろに入り、勝負どころで積極的に外から迫っていったが、直線で勝ち馬に弾かれたように、ラストまで抵抗できなかった。序盤にやや折り合いが悪かったことはあるのだが、流れも立ち回りも決して悪くなかっただけに、力負けと言ってもいいだろう。

 ヴァンドギャルド控えて後方。3角から進出開始し直線入り口では前を射程に入れたのだが、坂の手前までで2度挟まれてしまった。それでもラスト1Fは伸びているだけに、不利はそれなりに応えたと言えるだろう。ここは参考外、素体もいいものを持っていると思わせる内容だったので、次走も注目したい。

 

 

 こう書いてしまってはバレバレだが、内にモタれ追い通しながら、一応上がり最速で上がってきたのがこの馬→(キングリスティア)自身の競馬ではなかったことも明らかで、自己条件なら十分巻き返し可能だろう。





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