重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2018有馬記念の回顧

  これゴルフネットワークで3日とも見たのですが、ライダーカップやプレジデントカップと同じで、やっぱり団体戦は面白いです。個人としては福田真未さんが一推しですね。来年のツアーでも応援しよう。

 

有馬記念

Lap・馬場振り返り

6.8-11.6-11.8-11.9-12.2-12.8-12.6-12.2-11.6-11.8-11.8-12.2-12.9=2:32.2

 キセキが出るところをミッキーロケットもそこそこ行く気配。前半3つの時計は平均的なのだが、その区間で前の2頭はずっと外目を通っており、更に負荷は大きかったはず。そのまま緩みを作るも、12.8が1区間のみ…そこから12.6-12.2と加速していき、向正面中ほどで11.6と最速を記録する近年の有馬記念では珍しいポテンシャル戦での決着となった。位置取りは後ろのほうが有利だっただろうが、馬自身に力がないと対応できる代物ではなかっただけに、ガチンコに近い勝負だったと言える。

 

各馬振り返り

 ブラストワンピース:中団やや前から正攻法。3~4角でも絶好の手応えで前に迫ると坂上先頭で2着馬の追撃を封じ込んだ。菊花賞のような上がりの質を求められるようなレースは不向きであることは分かっていたが、これだけのポテンシャル特化とも言えるレースで勝ちきったことは大きい。毎日杯こそ内でギアアップをしつつ抜けてきたが、この馬の強みはやはり持続力~底力勝負で上がりを強調できる部分。天皇賞春は流れ一つだが、宝塚記念は好勝負必至。

 レイデオロ3~4角で手応えがイマイチになりながらもラストまでしっかり伸びて前に迫った。決して得意と言えないペースでもここまでの結果を出せたことはやはり力の裏返しと見るべきだろう。特に勝ち馬とは2キロ差がある中での結果なので、決して悲観する内容ではないし、来年も主役の一端を担えるだけのものを見せたレースと言えるだろう。

 シュヴァルグラン枠的に前を目指すのは難しかったが、しっかりと中団やや後ろの内目に入れて追走。直線だけ2着馬の直後に出して追いかけてきた。勝ち負けまで目指したかどうかはともかく、最善を尽くした乗り方だったと言える。ペースも悪くなかったし、その分少し前との差があるのかなと思わせる内容だったことも事実。現役続行のようだが、G1で勝ち負けするためには、最低一つ何かの要素で恵まれないと厳しいと言えるのでは。

 ミッキーロケット:キセキが離したときに追いかけず、自身が蓋をしつつ走れるペースを守って入着。ペース的には悪くなかったし、力は出し切れたと言えるだろう。宝塚記念はメンバー的に恵まれたところもあっただけに、現状のこの位置が正しい評価と言えるのではないだろうか。

 キセキ:やはり外からハナを取り切るのは厳しいコース。更にミッキーロケットが内に入れることなく序盤を進めたため、余計に外を回らせれることになった。それでいてこの馬の持ち味を活かすべく向正面で再加速し、残り100mまでは先頭を守り掲示板は死守。好走要素がほぼないと言える中では最大限に頑張ったと評価したい。昨秋の菊花賞勝ち以後、調子が戻らず迎えたこの秋…この馬のおかげで見応えのあるレースをたくさん見せてもらえたことに感謝したいし、自身も大きく展望が開けた4レースだったのではないだろうか。来年は戴冠を期待。

 サトノダイヤモンド引退レースにふさわしい流れだったし、それでこの位置であれば力負けと言わざるを得ない。お疲れ様でした。

 モズカッチャン:出していきつつもオジュウチョウサンの後ろ。流れも決して悪いとは思わなかったが、直線では思ったほど伸びなかった。明確な敗因がつかめないのだが、いろいろ見てみると返し馬の時点で暴走気味だったようで、それが影響していた可能性が高そうだ。一応参考外としておきたい。

 オジュウチョウサン上がり5F最速のペースでもしっかりと付いて行けた時点で一回の障害馬とは全く違うものを持っていることは明白。リッジマンよりは先着しているだけにダイヤモンドS辺りなら勝負になっておかしくない。ホントに狙えそうなのは来年のステイヤーズSだが。(アルバートはどうなるのだろうか)

 

【追記】

 ミッキースワロー:忘れていたちょっと気になっていた馬。出負け→ポツンから見どころのない上がり最速タイで2018年を締めくくった。ただこれは馬も鞍上も責めるつもりはなく、キセキが向正面でペースを上げてしまった時点で、この馬の一瞬の脚を生かす展開にはなり得なかったということ。そしてそのペースは想像の範疇だっただけに、そこに至らなかった自身の想像力不足ということになる。平にお詫び申し上げる次第である。サーセンでした。

 

 

 勝ち負けを目指す競馬はしていないのかもしれませんが、自身の脚はしっかりと使ったと言えるのがこの馬→(サクラアンプルール4角までの乗り方も良かったです。AJCCあたりならいい勝負が出来るはず。







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