重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 5/27 東京優駿篇

 ”馬を管理する男性(54)”ですか…栗東所属の調教師で54歳となると…北出・角居・友道の3つしかないんですよね。果たして真相は…

 

東京優駿

Lap・馬場振り返り

12.7-11.0-12.3-12.4-12.4-12.3-12.2-12.0-11.7-11.2-11.2-12.2=2:23.6

 前後半差で見ると十分スローと言える範疇だが、明確に息を入れるポイントはなく、ゴールに向かい少しずつ加速を続けて、最後は11.2を2つ繋げて出し切る競馬となった。そう考えるといくらスローとはいえ、後ろの馬たちがここまで来られない理由もないと思うのだが、ほぼ全馬が距離に対しての裏付けがない中でのレースになるだけに、その辺りは仕方のない部分とも言えるだろう。

 

ちょっとだけ気になっていた馬

△ 13 グレイル(14着/9人気)

 →この馬に関しては、明確に上がり負けと表することはできる。とにかく11.2の部分で全く前との差を詰めることが出来なかった。馬体に関してはかなりよく見えたので、例えば神戸新聞杯あたりで一発あっても驚かない。

△ 09 オウケンムーン(15着/13人気)

 →この流れで前付けできていたらワンチャンスあったんじゃないかなと思えるのだが…そもそもそれをしうるだけの力が無かったということだろう。距離も2000m前後がいいはず。

 

その他の馬

 ワグネリアン巷で散々言われているように、外から好位をもぎ取った時点でやるべきことの8割は終わったと言える競馬。馬の力はもちろんだが、今回ばかりはジョッキーがクローズアップされるべきレースだったと言えるだろう。基本的にコーナーでのハンドリングがうまくないだけに、差しに回るより先行、決め脚勝負より持続力勝負のほうがあっている馬という点においては、流れもこの馬には味方したと言える。裏を返せば馬の力が抜けていたと言うわけではないので、秋以降も条件を見極めながらの出し入れは必要と言えるだろう。

 エポカドーロ:こちらも自身でペースを作るという鞍上の英断…早めに11.7に上げてた後、11.2を2つ重ねて後続の脚を失わせた。皐月賞は恵まれたという印象はあったが、今回は新味を見せつつあわやのシーンを作っており、個人的には評価して良い内容と思う。折り合いにも苦労しておらず、距離的にも保ちそうで、順調に行けば秋こそ主役になれる可能性も。

 コズミックフォース:好発というより周りの馬のスタートがあまり良くなく、労せず好位へ。4角でも積極的に前に並びかけていき、最後の最後で遅れを取ったが、見せ場十分の内容だった。プリンシパルSでも自ら前を捕まえに行ってねじ伏せており、このような展開、流れがマッチした結果と言える。とりあえずセントライト記念は好走できそうだ。

 エタリオウ:出負けで後方から。4角までは内目で直線だけ外に出し、そこで他馬に迷惑をかける形になったが、Lapの落ちたラストで猛然と差を詰め、あわやのシーンまで持ち込んだ。一つ言えるのは距離適性面で他馬より一つ上のものを持っていたということだろう。それを考えると菊花賞への適性もそれなりにありそうで、秋も要注目の一頭。

 ブラストワンピース:出負け気味を巻き返して先団を見る位置から。直線は3着馬の外に出そうとしたが、勝ち馬にフタをされてしまい、返すように内の間へ行こうとした所はダノンプレミアムに入られ、踏み直すような形になってしまった。それがなければ3着争いには加われていた可能性もあり、ややもったいない結果といえる。ただラスト1Fでも巻き返して来る感じもなかっただけに、距離的には微妙なところと言えるのでは。スケール感はある反面、スタート含め器用さはあまりなさそうな感じで、その辺りが秋への課題と言えるだろう。

 ダノンプレミアム:インのポケットをやや掛かりながらの追走だったが、直線いざ追い出されたら思ったように伸びず。もちろん一頓挫あって皐月賞が使えなかった分もあるのだろうが、流れは決して悪くなかったように、ここは距離適性の差が出てしまった結果と言えるのではないだろうか?3歳の有力どころならば、ここまでは出走が義務付けられているようなもので、ここから先は適距離で強いところを見せてもらえれば。

 ゴーフォザサミット:1角でテーオーエナジーに入られ位置が悪くなったと言っているが、それが無くても大勢に影響はなかったのではないだろうか。また3角以降は勝ち馬を前に見つつ、外に出すタイミングもバッチリだった中で、最速区間で見劣ってしまっており、ここは力負けと見るべきだろう。距離が伸びて良さが出たクチで、もうひと皮むければ秋もチャンスはあるはず。

 ステルヴィオ外から差してくる馬の中では、まずこの馬の脚が目立ったのだが、最後は脚が止まってしまった。やはりこの距離は長いと見るべきだろう。

 キタノコマンドール出は悪くなかったが、あえて控えて後方から。3角以降は外目を押し上げていったが反応は鈍く、ラスト1Fでようやく伸びてきたのだが、全く惜しくない敗戦だった。結果論でいうと、後方を選択した時点で好走のチャンスは無かった…もっと言えば基本的にエンジンのかかりが遅いだけに、その辺りが加味された騎乗ではなかったということ。この馬自身力が付ききっていない所もあるだけに、何とも言えないが、皐月賞が評価されすぎたきらいもあり、その辺りは一度リセットして秋にもう一度見てみよう。

 

 ここには挙げませんでしたが、菊花賞に向けてちょっとだけ注目したい馬がおります… 

 

 




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