重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 12/24 有馬記念篇

 有馬記念にはその年の世相が映されると言いますが、今年はどういうこじつけが良いでしょうかね(笑)個人的には「忖度競馬forキタサンブラック」が一番しっくり来ると思うのですが。道中は「ミルコ動くな!」とひたすら念じておりました。

 

有馬記念

Lap・馬場振り返り

6.8-11.6-11.9-12.2-12.3-13.3-13.2-12.8-12.2-12.1-11.7-11.2-12.3=2:33.6

 キタサンブラックがしっかりスタートを決めてペースメイク。想定通りに中盤はLapを落とす展開に持ち込んだ。ただ2回の13秒台はコーナーかつ上り坂の部分であり、それをすぎると徐々にペースを上げて持続力勝負へ持ち込んでおり、捲ってくる馬たちへの最低限のケアはされていたと思われる。そしてトドメは直線でのコンマ5秒のペースアップ。これで勝負アリだった。当日の馬場についてはTwitterでつぶやいていたように、外から来られないわけではないものの、内を進む馬のほうが優勢な状況だった。

 

ちょっと気になっていた馬

☆ 03 クイーンズリング(2着/8人気)

 →ルメールなら高い位置を意識した競馬をしてくれると思っていたが、その通りの競馬。3角以降いち早く促しに掛かりヒヤッとしたが、直線のギアアップにもしっかりと対応して、何とか2着を確保してくれた。決して瞬発色特化型ではない馬だが、秋2走は自身の脚だけはしっかりと使った上でそれなりに走れていただけに、流れさえ合えばこれくらいはやれる馬ということ。これで引退なので詳しい分析はさておき、とりあえずお疲れ様とありがとうを…

△ 06 サトノクロニクル(9着/11人気)

 →この馬もやりたい競馬は出来たはず…もう少し上がりが使えたとも取れるのだが、ギアアップ能力はかなり低いのでどうしようもないか…まぁクイーンズリングが来れる流れでは来られないというのも分かっていただけに、自分的には納得の決着と言える。

 

その他の馬

 キタサンブラック前段で書きたいことはほぼ書いてしまったのだが、一つ付け加えるとしたら、ラスト2F目の11.2という数字は、この日の中山芝の後半区間のLapでは最速だったということ(もちろん6F戦も含めての話)持続力勝負の中で先行馬がこのレベルのトップスピードまで高められる事の凄さを今一度確認すべきレースでもあった。現に他の先行馬はここで軒並み離されてしまった訳であり、今年の春天(個人的今年のベストG1レース)を始めとして厳しい中での競馬でしっかりと結果を出している馬が、今更このペースを刻んで楽勝したところで、それをその評価が落ちる事は全く無いということは声を大にして言っておきたい。

 シュヴァルグラン流石にJCの様に良い位置は取れずに中団から。3角以降はしっかりと動いて勢いをつけ、直線はスワーヴリチャードと併せるように伸びかかったが、内と外から挟まれブレーキをかけるシーンもありつつ、それでもファイトバックして際どい2着争いまで持ち込んだ。クイーンズリングの外斜行がもう少しひどければ降着案件まで行っていたのかもというレベル…個人的には超助かったのだが、陣営としてはやるせなさが残る結果だったと思う。ただ5歳秋にしてもう一段パフォーマンスを上げてきたのは間違いなく、来年は主役級の扱いは必須…上がり特化もポテンシャル特化の舞台も合わないので、今回のようなちょうどええ舞台ならG1にも手が届くはず。そういう意味ではまだ天皇賞のほうがチャンスはあると思うのだが。

 スワーヴリチャード:恒例のミルコ出負け。道中も馬群の中には入れず、逆に言えば上がっていくチャンスはいくらでもあったと言えるが、動かずに残り4Fから押して上がっていった。結局、直線ラストはヨレて失速…動くだけの勇気が無かったのか、動けなかったのか…消化不良といえる結果だが、右回りへの対応が第一だろう。

 ルージュバック出負けで最後方の内へ…直線だけ馬場の中ほどに誘導し、3・4着馬の後ろを伸びてきた。勝負に関係ない所の上がり最速、かつロスの無い競馬だっただけに特に評価できないが、上がりを強調しないレースでも今回のように末に徹したほうが結果が出る馬であることは覚えておこう。

 シャケトラ:上がり脚に劣る馬だけに、自身好走のためには積極的に鈴をつけに行く事が必須だったと思うのだが…この辺がいっくんがいっくんたる所以と言ってしまえばそれまでなのだが…キタサン忖度の一番手とも言える番手付けだったと言うことか。

 サトノクラウン促しても前に行けず中団から。道中はシュヴァルグランにフタをされるように馬群内に押し込められるような形だった。4角以降は外目に進路を求めるがすでにお釣りがなく、見せ場という見せ場は全く無かった。出走を最後まで迷っていた分、状態がなかったことが大きいと思うのだが、外目をグイグイと押し上げていくのが持ち味であり、ムーアに変わったことは全くプラスではないと思われる。

 

 

 常々言っているように、展開が合えば上位に来る馬は絞られるわけで、的中に一気に近づきます。今年で言えばエリザベス女王杯しかり、今回の有馬記念然りです。特に今回の有馬記念はその辺り含めて結構バッチリ読めていたので、払い戻しはベストではなかったですが、気持ちいい的中でした。毎回こうなればいいんですがねぇ。






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