重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 11/12 その1 エリザベス女王杯篇

 いやぁ、久々にドハマリしたG1でした。当分こんなことも無いと思いますので、意気揚々と回顧していこうと思います。

 

エリザベス女王杯

Lap・馬場振り返り

12.5-11.3-12.7-12.8-12.7-12.8-12.9-12.2-11.6-11.2-11.6=2:14.3

 押してクインズミラーグロが主張も、クロコスミアはスッと引いて先行争いはなし。結果、超スローからの上がり4つの勝負となったのだが、坂の下り(上がり4F目)で12.2という数字では明確にペースが引き上げられたとも言えず、実質は上がり3Fの勝負だったと言って良いだろう。その割には3角までで縦長の隊列になっており、その時点で後方の馬はノーチャンス…力勝負とは程遠いG1となってしまった。

 馬場的には芝レースで2桁馬番が馬券圏内に入ったのはわずか3頭、その内2頭は逃げた馬という位に、ペース関わらず内目を通る馬が優勢だった一日。差す馬も内からというシーンが目立った。土曜日より顕著に傾向が見えており、雨馬場から一転、乾燥し内が踏み固められていく過程での傾向と捉えるべきだろう。

 

ちょっと気になっていた馬

☆ 04 クロコスミア(2着/9人気)

 →予想段階で書いた通り、ペースさえ守れば好走条件の幅は多岐にわたる馬であり、他に主張する馬がいた時点で慌てず控えた事がまず大きい。後は直線まで引きつけ、一気に後ろを出し抜き、あわやのシーンまで演出した。恵まれた点があるのはもちろんなのだが、この馬の力も認めるべき内容と個人的には思う…今後も狙えるシーンはいくらでもあるはずで、良いお付き合いをしたいところだ。

 

その他の馬

 モズカッチャン:勝ち馬と同じく前目でもしっかりと上がりをまとめられる馬。内枠を引いてこの流れになった時点で、好走は約束されたと言っていい結果だった。とは言え、秋華賞と合わせて考えれば、現役牝馬の中では屈指の力を持った馬というべき存在である事は疑いようもない。ただし牡馬と対峙してどうかまでは保留としておきたい。

 ミッキークイーンこの馬らしい正攻法の差し競馬。直線も馬場の中より外目を一気に伸びてきたが、わずかに届かなかった。自身の持てる脚は全て出してのものであり、この流れで突っ込んでこられたことは負けて強しといっていいだろう。牡馬と対峙してもそれなりにやれるだけの実績は持っているだけに、残り少ないであろう現役生活の中でも、まだ狙えるチャンスはあるはずだ。

 マキシマムドパリ:流れに助けられた一頭ではあるが、もう一つ上を狙うとしたらもっと早めに動かすべきだった。下り坂で躊躇したような感じも見て取れただけに余計にもったいなく感じる。そうしていたら3着があったかどうかは別として、もっと出し切る方法はあったのではないかというニュアンスで見て頂ければ。

 ヴィブロス外から高い位置を取る作戦。上手く収まったかに見えたが、かなり行きたがっており、4角ではすでにお釣りがない状態だった。決して力を出せない流れではなかっただけに、返す返すも外枠が響いた形になる。ただ基礎能力もペース適応力も高い馬だけに、次以降もいくらでも狙い所はある…むしろ強敵相手のほうがいい結果になる可能性すらあるのでは?

 スマートレイアー序盤は前目の位置。向正面では自身の前に動きやすいスペースを作りつつの追走だったが、3角手前で何としても前に馬を置いて落ち着かせたいヴィブロスがそのスペースに入ってしまい、3~4角で全く行き場を失ってしまった。かなりもったいない競馬で見直し可能。

 リスグラシュー出が悪く後方から。その時点でノーチャンスだったが、上がり勝負に分がない中でも自身の脚は使えており、悲観する内容ではない。条件さえ合えば巻き返しの要素は十分。来年の宝塚記念とかで好走しても決して驚かない。

 ルージュバック基本的に上がり勝負の馬だが、ギアアップ能力には欠けており、勢いをつけつつ加速していくのが理想型。そういう意味では今回の立ち回りは良さを生かせないそれだった。単発勝負の外国人Jの悪い面が出た一戦と言える。後方に陣取った以上、チャンスはなかったのかもしれないが、もったいない競馬だったことに違いはない。

 ディアドラ:位置取り面で好走の余地はなかったが、ペース適性としてはこなせないわけではなかっただけに、少なくとも上がり最速は出しておいて欲しかった所。まぁ夏の北海道から続けて使われてきただけに、疲れの面も否定できず、ここは参考外としておきたい。

 

 

 結果的にG1勝ちのないオーナー、厩舎、生産牧場の執念の乗り替わりが実った形になりました。我々はダビスタなんかのゲームですら、G1ともなればより良い鞍上を求めてしまうわけで、G1であと一歩足りなかった何かを引き寄せるために未知の魅力を引き出せる鞍上にスイッチすることは、ある意味必然と言っていいのかもしれません。ましてや、依頼を受ける側のジョッキーに対してどうこう思うことはお門違いというものです。それを踏まえても、ゴール後の馬上からおめでとうと祝福の声をかけた和田Jは真の人格者ですね。

 実は私…モズカッチャンが迫ってきたと知り、ゴール前は何故だか「和田粘れ!」と叫んでおりました。結果それは叶わなかったんですが、馬券的には2着付けしか買ってない3連単が当たってしまう事になりました。自身が馬券に向き合うにおいて、応援的な馬券を買う事は絶対にしないと決めている以上、配当金は当たり前のように次週の糧にすることになりますが、心情的には複雑な所もあったのも事実…次こそは頭付けの馬券を買って叫びたいものです。あ、3連複でもいいのか。





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