重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 10/15 秋華賞篇

 JRAより来年の重賞と開催日割が発表になりましたね。明日付でちょっと詳しく見てみようと思います。とりあえずG1を振り返ります。

 

秋華賞

Lap・馬場振り返り

12.2-11.0-12.4-11.9-11.6-12.0-12.1-12.5-12.1-12.4=2:00.2

 カワキタエンカがハナで、少し離れてアエロリットという想定通りの図式だったが、読めなかったのが中盤の速さ。5F目で最速Lapを記録してからの我慢比べ…残り3Fで12.5と緩んでいるものの、その部分で後続との差が縮まっていることを考えると、どの馬にも相当の負荷が掛かる消耗戦に近いレースだったといえるだろう。基本的に差してくる馬が有利だったといえるのだが、基礎体力のない馬は直線を待たずして余力が無くなっていたと見るべき。また馬場的には、当日いろいろとツイートした様に、最後まで内が悪くなっていなかったと捉えておく。

 

気になっていた馬

◎ 04 モズカッチャン(3着/5人気)

 →厳しい流れを前受けし、4角で一気に先頭に立ったが、勝ち馬に交わされラストのラストで2着馬にも交わされてしまった。今回も立ち回り巧者ぶりは生かしたと言えるが、基本性能が高かったからこそ粘れているのであり、力の裏返しとも言えるだろう。ある程度の上がり勝負なら対応できるだけに、エリザベス女王杯でもチャンスはあっておかしくない。再度内が欲しいところだが。

 

その他の馬

 ディアドラ:出遅れて後方4番手も3角から内に潜り込むと、直線では外々を回った2着馬の後ろにつけてきっちり差し切った。タイムライン上でも数多く書かれていたが、素晴らしい鞍上のリカバリーだった。器用さも持ち合わせている分、力通りという評価にならないのは仕方ないが、世代トップクラスであることには間違いない。ただ上がり勝負では分が悪いだけに、今後もコースとメンバー次第で上げ下げが必要な馬と言える。ベタだが、次がエリ女ならあまり買いたいとは思わない。

 リスグラシューペースを読んで後ろ目から構えた上での正攻法。4角以降は、3着馬を絶好の標的と見て何とか交わしたのだが、さらに後ろからの1頭には抵抗できなかった。3~4角は勝ちに行くべく外目を回したのだが、その辺りは器用さの差が出てしまったということだろう。桜花賞と合わせて考えても、スタミナ勝負でこそといえる馬…ここから先も条件を選びそうだ。

 ラビットラン:枠なりにソコソコ高い位置からの競馬になったが、前を行く3着馬が4角以降外目に向けてくれたおかげで、かなりスムーズな競馬が出来ていた。結果的に溜めない競馬をしたことに対してはさておき、前の3頭とは少し差を感じる結果になったことは違いない。前走の回顧でも言ったが、とりあえずはタッチングスピーチ的な扱いで見ておきたい。

 ワキタエンカ:向正面でペースアップをし、一旦は息を入れたものの直線で再加速…これで掲示板を確保している以上、ポテンシャル的には相当以上のものを持っていると判断せざるを得ない。単騎ならコースは選ばないだろうが、ギアアップ能力も持っているだけに直線の長いコースのほうが持ち味を生かせる可能性は高く、今後も注目の一頭。もしエリザベス女王杯に出てきてもマークは必要だろう。

 アエロリット:やや掛かり気味に2番手。4角で促しかけた所に外目からモズカッチャンが迫ってきたのだが、同じような加速は見せられなかった。距離云々というより、この流れで掛かってしまう以上、距離を伸ばした舞台では分が悪いのは仕方なし。短縮で改めて。

 ポールヴァンドル:4角までは勝ち馬とほぼ同じ位置もそこから外に振って伸びを欠いてしまった。もったいなさの残る敗戦で見直し可能。持続力勝負の牝馬限定重賞あたりなら十分戦えるはず。

 ファンディーナ:好発から2列目を取りに行く作戦。3~4角にかけてはいい感じに見えたのだが、同じくモズカッチャンが動いた際に抵抗できずにズルズルと下がっていってしまった。結果的に皐月賞より厳しいレースになってしまったことが大きな敗因だろうが、それがあったとしても物足りなさが目立つ敗戦だった。噛み合えばすごいパフォーマンスを発揮できるのだろうが、スイートスポットがかなり狭いのかもしれない。とりあえず前半がゆっくり入れる舞台でもう一度見直したいが…

 

 

 流れは読み違いましたが、それを覆す激走を見せてくれたモズカッチャンには感謝…と言いたいのですが、馬連勝負と書いていたように、3着ではあまり意味がありませんでした。せめて2着ならディアドラ相手の馬連だけでもトリガミはなかっただけに… 






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