重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 8/20 その1 札幌記念篇

 いやはや…意外と政次ロスだったりします。えっと、おんな城主直虎の話ですね…ラストの磔のシーンで直虎と目があった時…2人の間で交わされた無言の会話…そして政次の最期…グッと来るものがあります。辞世の句もそうですね~。まぁオッサンのキモい戯言はおいといて、札幌記念を振り返っておきましょう。豪快に見当違いでした。

 

札幌記念

Lap・馬場振り返り

12.7-11.0-11.7-13.0-12.3-12.1-11.9-11.9-11.8-12.0=2:00.4

 ロードヴァンドールのペースで前後半差が-1.0。4F目で一気に13.0へ緩めた事が効いてのもので、それ以外は明確なポイントはなく、スローと言っていい範疇…なのだが、上がり6Fの72.0は過去10年で最速タイ、なおかつ終始加速が求められる流れと、前の馬が楽できるペースだったかと言われれば、そうではない背景も見て取れる。また馬場的には前週に雨の中競馬が行われた影響で、開幕2週より少し時計は掛かっているものの、むしろ極端な状況からは脱したといった感じの状態ながら、逃げ馬には少し辛い馬場になっていたことも、前の馬が残れなかった要因の一つになったと言えるだろう。ただそれを踏まえても、強い先行馬たちが全く残せないペースではなかったし、ちょっと不可解さの残る結果だった。また時計面から見るレースレベルもかなり低いと言わざるをえない。

 

気になっていた馬

△ 08 ツクバアズマオー(11着/11人気)

 →前半からチグハグなレースで力を出し切れていない印象…ただもう少し上がりが掛かってほしかったものの、ここまで負けているのも事実で、次以降も狙いづらい。

 

その他の馬

 サクラアンプルール後傾持続力勝負の内枠で立ち回りを生かすパターンはこの馬の最も得意とする所であり、それを存分に生かした形で差し切った。強敵撃破と相成ったが、個人的にはそこまで評価を上げることはせずに、適性条件下でなら狙える存在と言う点は変えずに見ておきたい。また1枠で来るのは一週遅いと鞍上にはキツく申しておきたい。

 ナリタハリケーン4角までは内で、そこから上手く勢いを殺さずに外目に誘導すると、先に抜け出した勝ち馬をすんでの所まで追い詰めた。函館記念も内を使い、直線出前が壁になりながらも最後まで伸びていただけに、今回はそこに立ち回りと馬場のアシストが入っての結果ということだろう。ハマった感も否めず、大きく評価を上げる必要はないが、個人的にはもう少し距離の伸びる舞台なら、引き続き買ってみたい所だ。

 ヤマカツエース字面より苦しい流れだった事はあれど、普通に見て完全にこの馬の勝ちパターンだったと思うし、上の2頭にたやすく負けてしまう馬でもない…無理やり理由を作るとすれば夏場は走らないという事くらいなのだが…

 サウンズオブアース好位のインから。直線で行きたい所を2着馬に行かれてしまったが、それは使える脚が短いからこそ…距離は違っても、いつもより高い位置をとっても結果的にはさして変わらなかった。つまりはそういう事だ。

 エアスピネル2角で少し掛かり気味も、トータル的にはコントロール出来ていたと思う。それを踏まえれば距離という見方もできるが、4歳になってのパフォーマンスを見ていると成長力のほうに疑問符をつけるのが正しいのかも。出れば人気する馬だけに、そういう意味では今後も扱いにくい存在と言えよう。

 マウントロブソンスタートで寄られ後方から進めるも、押し上げも効かずに見せ場なし。情状酌量の余地はあるものの、3歳時にエアスピネルとの比較で常時遅れを取っていた馬だけに、見方を変えれば必然とも言える。いずれにせよモレイラが人気を吸い取っていた事は間違いない。個人的にはもっとスタミナを問う流れで見てみたい。

 

 上位馬の強さよりも、人気どころの不甲斐なさが目立つレースでした。そういう意味でも上位馬にはあまり信頼を置けないですね…とか言ってたら、ヘヴンリーロマンスの様にそのまま天皇賞も勝っちゃったりするかもしれませんが…





(↑よろしければクリックしてやって下さいませ)

フォローする