重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

先週の反省 7/23 その1 中京記念篇

 松山は第1打(OB)で終戦となってしまいましたが、スピースの底力に唸らされた見ごたえのある全英最終日でした。出だしからスコアを落とし、普通なら13番のティーショットで終わっていたはず…去年のマスターズの12番の出来事もありましたしね…でも今年のスピースは冷静で、アンプレヤブルを宣言し、ティーグラウンドではなく練習場方向に戻っての打ち直しを選択。最低限の失点であるボギーで切り抜けました。この時点でリーダーはクーチャーに変わったのですが、ここをボギーで凌いだこと事こそが、その後の大爆発(4ホールでバーディー、イーグル、バーディー、バーディー)に繋がり、終わってみれば4日間全てアンダーでの完全優勝を成し遂げたのです。1打の安定感という意味ではイマイチかもしれませんが、何だかんだあっても、結局はうまく纏めてしまうという意味でのそれは、とても24歳とは思えない所業です。その源はパター含めたショートゲームの上手さもさることながら、素晴らしいコースマネジメントによる所が非常に大きいと思います。ショットは真似できませんが、そのあたりの考え方はアマチュアも見習える部分ではないでしょうか。

 

 ちょっと日曜に大叩きした自身への戒めを長々と書きすぎました。一時帰国の前にサクッと回顧エントリを仕上げておきます。

 

中京記念

Lap・馬場振り返り

12.4-11.1-11.2-11.6-12.1-11.3-11.3-12.2=1:33.2

 トウショウピストがやや後ろを離してのペースメイク。4F目の12.1で後続が差を詰めており、4番手以降の馬換算ではイーブンラップからのラスト我慢比べという感じで捉えておきたい。馬場的には逃げ馬受難だった土曜から一転して、日曜の芝はラスト3Rが逃げ先行馬が最内をついての勝利と非常に分かりにくい週だった。雨の影響はなかったもの使われていく中で、徐々に外が消耗し、最内ラチ沿いの1頭分の優位性が高まったということだろう。ただ力のいる馬場ではあったものの、決して時計が掛かった訳ではないことは覚えておきたい。

 

気になった馬

☆ 08 アスカビレン(4着/4人気)

 →中団やや前から流れに乗っていたが、ラストの我慢比べで踏ん張りきれず。流れ的にも問題なかっただろうし、それでラスト踏ん張れずの4着…それも前と少し離されたならば、力及ばずと見るべきか。

 

その他の馬

  ウインガニオン:逃げ馬を行かせてマイペース。結果的に自身の得意ペースに持ち込んでの完勝だった。昨年のこの時期も3連勝と暑い時期があっているのだろう。また最内の馬場的優位性もあっただけに、手放しで評価できるほどではない。現時点では評価保留だが、ペース対応力に幅のある逃げ馬だけに、少なくとも関屋記念までは追っておいたほうが良さそうだ。

 グランシルク:道中高めの位置を取った分、最後の伸びを欠いた印象だが、この日の場合、溜めていたからと言っていい結果に結びついたわけでもなさそうで、そこは考慮しないで良いだろう。力は足りるものの、勝ち切るまではプラスαの要素が必要ということ。今後も大きく成長する要素がなければ、そんなお付き合いで考えておこう。

 ブラックムーン出負けして最後方から内を突く競馬。ガラ空きだけに全くロスなく伸びてきたが及ばず。この馬らしく最後の切れにかける作戦だったのだろうが、基本的にペースが合わなかった。更に決め脚を生かせる関屋記念のほうに適性がある事には違いないが、そもそも、この手の追い込み馬は常に差し不発のリスクを考えて予想をしなければならないだけに、現状は少し人気先行型と見ておくべき。

 ダノンリバティ:出負けしたわけではないが、上手く流れに乗れない感じで後ろからの競馬。最後はこの馬の脚は使ったものの、基本的に使える脚が長くないタイプであり、後方からでは持ち味が生きない。関屋記念にも適性はあるが、前目で競馬することが条件となる。ただその傾向もバレバレではあるので、次もしっかり人気しそうで、あまり旨味はないかも。

 

 

 1番人気の連敗記録は継続したものの、終わってみれば1~5人気が掲示板を独占するという中京記念とは思えない結果になりました。そんな中でも力を出せた馬、出せなかった馬両方いるだけに、その点はしっかりと把握して次につなげていく必要がありますね。






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