重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2015 宝塚記念 回顧


まいどー!!です、bera-an2です。

まぁ派手にやらかしてくれましたねぇ。戦前は「ここまで条件が揃えば…」と大多数の方が思っていただろうし、それがオッズに反映されていたのですが、それをあざ笑うかのように…(笑)陣営の言うようにそれも彼の個性なんでしょう。4角手前で早々に「無事に回ってくるモード」に切り替えた鞍上を見つつ、個人的には違った意味で清々しさすら感じるレースでした。

レース結果

2015年 6月28日(日) 3回阪神8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第56回宝塚記念
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝・内 2200m 16頭

LAP 12.2-11.6-12.2-13.4-13.1-12.7-12.5-11.7-11.0-11.6-12.4=2:14.4
通過 36.0-49.4-62.5-75.2  上り 71.9-59.2-46.7-35.0


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
16
ラブリーデイ川田2.14.4
02-02-02-0234.86
6
デニムアンドルビー浜中2.14.4クビ15-15-14-1434.010
1
ショウナンパンドラ池添2.14.61 1/407-06-06-0734.711
14
トーホウジャッカル酒井2.14.71/207-08-08-0734.87
11
ヌーヴォレコルト岩田2.14.7クビ06-06-06-0634.93
8
ディアデラマドレ藤岡2.14.7ハナ10-10-10-0934.68
12
レッドデイヴィス松若2.14.8クビ01-01-01-0135.412
13
ラキシスC.ル2.14.8クビ10-10-10-1134.62
3
ネオブラックダイヤ秋山2.14.9クビ05-05-05-0335.113
9
トウシンモンステラ和田2.15.11 1/413-13-13-1234.816
7
ワンアンドオンリーM.デ2.15.1クビ07-08-08-0935.04
2
トーセンスターダム武豊2.15.21/204-03-03-0335.59
5
カレンミロティック蛯名2.15.4110-10-10-1235.25
10
オーシャンブルー松山2.15.53/403-03-03-0335.815
15
ゴールドシップ横山2.15.63/416-16-14-1535.11
4
アドマイヤスピカ幸英2.15.71/214-14-14-1535.114

単勝  16 \1420
複勝  16 \470 / 6 \640 / 1 \1630
枠連  3-8 \750 (3)
馬連  06-16 \12900 (37)
ワイド 06-16 \3490 (36)/ 01-16 \11080 (62)/ 01-06 \10140 (59)
馬単  16-06 \19250 (50)
3連複 01-06-16 \157770 (212/560)
3連単 16-06-01 \528510 (864/3360)

ペース・展開おさらい

ゴールドシップ以外にもラキシスも出遅れ。行く馬の一角だったカレンミロティックも挟まれて後方という色々予想外の多かったスタート。結局レッドデイヴィスが超スローでレースを作る展開に…数字的には上がり4つの勝負だったのだが、上がり3つ目が11.0という、この舞台ではまずお目にかかれないような数字も見せており、ギアアップ能力とトップスピードの速さも問われるレースになったことは間違いない。

馬場的には最終週で馬が走れば砂ぼこりが目立つような状況…掘れて時計のかかる末期状態の馬場だった事には違いないのだが、雨自体は金曜に降って以降、土日は全く降らず。日曜は朝から良馬場発表で、午後からは日差しがあったことを考えると、湿り気としてはかなり少なくなっていたと考えていいのではないだろうか。傾向としては内外、回りにかかわらず前で競馬した馬しかチャンスがないような特殊な状況…今開催は開幕週から比較的外差しも届くような状態だったのだが、土曜の湿った芝の中、馬場の外を通す馬がかなりも出てきた結果、外が荒れて伸びなくなったと見るのが妥当だろう。

各馬ひとこと

ラブリーデイ

暴れるゴールドシップを尻目にスタート決めてガッチリ好位。先にスピードアップした逃げ馬を余裕たっぷりに追走、直線早々にポンと抜け出すと2着馬の追撃を振り切り、初G1奪取。ギアアップが必要な後傾持続力勝負というのはこの馬にとってベストと言える流れ…それを外枠から上手く掴んだ勝利なのだが、昨年までOP特別1勝の中途半端ホースが、この上半期だけで4つ目の重賞勝ち。ちょっと記憶に無いのだが、力をつけたという点では間違いない。前付けしてもソコソコの瞬発力を持ち合わせているし時計勝負も対応可能となれば、秋天でも可能性が出てきたのではないだろうか。

デニムアンドルビー

スタートして窮屈な形になって後方から。3角までは少し前とスペースを作りながらの最後方だったが、4角までにコーナーワークと自身のスピードアップで差を詰めつつ直線入り口にかけて徐々に外に振り向けると、直線はその勢いのまま一気に伸びてきた。昨年は上がり5つの勝負をソコソコの位置につけての5着だったが、今年は更にスローの上がり4つの勝負でこの結果。やはり流れとしては今年の方が合っていたということなのだろうが、その流れが読めたかと言われれば…距離は伸びても問題ないだけに、JCでも有馬記念でも流れさえ味方につければ、チャンスはあるということだろう。

ショウナンパンドラ

序盤はポジションを取りに行く感じだったが、結局は3列目の最内。終始その位置で機会を伺いながら直線…序盤は少し詰まり気味だったものの、すぐに前が綺麗に空いて、その隙を突いてグイッと伸びてきた。一か八には違いないが、上手く得意のイン差しがハマった結果と言えるだろう。また想定より遅くなり、一応上がりを求められるような流れになったことも大きい。このメンバー相手の好走でも特に評価を上げる必要なないだろう。

トーホウジャッカル

中団をやや掛かり気味に追走。終始外目を回ってきたが直線では一瞬あわやのシーンを作った。1~3着馬は4角までは内目を進んできたのだが、この馬だけはそうではなく、臨戦過程も決してベストではない中でのパフォーマンスは力の証明と見ていいだろう。とは言え、どんな条件でも走れるというわけではないので、条件を見極めてということになるが。

ヌーヴォレコルト

前よりの中団外目を宥めながらの追走。勝負どころでは積極的に前に並んでいったのだが、ラストは今ひとつ伸び切れずだった。器用さがあり内を立ち回れるだけに、正攻法で勝負した結果がこれということで良いだろう。特に大きく評価を落とす内容ではない。条件が整えば秋天でも十分やれるだけのものがあると個人的には見ているのだが…

ラキシス

少し出負けで、中団後ろの外目からの競馬。3角以降は外目を回しながら追撃を開始したが、見どころらしい見どころもなく後方に沈んでしまった。大阪杯こそポテンシャル勝負で勝ち切ったのだが、それ以前のこの馬は、この程度の上がり勝負は大好物の部類だったのだが…外を回ったロスがあったにせよ、もう少し何とかして欲しかった。牡馬相手のガチ勝負なら少し評価を落とさざるをえないか。

ワンアンドオンリー

中団馬群の中から。直線も決して十分な進路を確保できていたわけではないが、自身の脚があるならば抜けてこられたと思えるだけに、やはりココで威張れるほどの力があるというわけでもなさそう。いずれにせよ器用さには欠ける馬だけに、小回りなら外目を回らないと持ち味が生きないのは間違いない。

ゴールドシップ

あえて何も書かないでおこう。


…と思いましたが、レース回顧というより、締めの一文込みで、この馬を絡めた馬券的な反省を一つ…確かに出遅れリスクがあったのは事実…ただ、レースを引っ張る馬がいない事、1コーナーまでかなりの距離があること、故にたとえ出遅れたとしても十分巻き返しは可能だろう…更には得意な力のいる馬場、外枠などなど、かなりの条件がこの馬の3連覇を後押ししていると思い込んでおりました。またオッズを見ると同じような発想の人間が相当数いたという事なんでしょう。

ただ、裏腹に様々な不確定要素があったのもこれまた事実…半年前にスローのAJCCで惨敗したのを忘れたでしょうか?多頭数で出遅れると影響が大きいし、逆に3連覇した阪神大賞典、そしてこのレースの過去2年も全て13頭立て以下のレース…そう思えば紛れが生じる可能性もあっただけに、この馬にとって1倍台というのは「どんな条件であれ過剰人気」であると思うのが妥当だったと今更ながら気付かされました。通常、私のような穴寄りの予想をする人間は、1倍台の馬に死角が見えると「シメシメ…」と思うわけです。何故か今回はその発想には至らなかった…ここが大きな反省点です。仮にこの馬の馬券を買うとしても、他方で「もし来ないことを想定すると…」という発想でも予想を組み立てるべきでした。そうすれば、今回の馬券は決して買えないものではなかったと思います。

一介の未勝利戦だと、そこまで考えて意味があるケースは少ないと思うのですが、一応全ての重賞を回顧している人間が、G1予想でそんな発想が出てこないのは何のために回顧してるんだ??…今更ながら、そんなふうに軽く自己嫌悪に陥っています。ここでストレス発散して週末に注力しようと思います。





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