2015 函館スプリントステークス 回顧
です、です。
週に2つしか重賞がないのに積み残してしまいました…(汗) 今週は広州に滞在しますので、週末までにちゃんと巻き返す予定です。
レース結果
2015年 6月21日(日) 1回函館2日 天候 : 晴 馬場状態 : 良【11R】 第22回函館スプリントS
3歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指) 芝 1200m 16頭
LAP 11.7-10.3-11.0-11.6-11.8-11.9=1:08.3
通過 33.0-44.6-56.4-68.3 上り 68.3-56.6-46.3-35.3
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
9 | ティーハーフ | 国分 | 1.08.3 | 16-14 | 34.0 | 4 | ||
16 | アースソニック | 丸田 | 1.08.7 | 2 1/2 | 14-14 | 34.7 | 14 | |
13 | レンイングランド | 菱田 | 1.08.7 | ハナ | 11-12 | 34.9 | 12 | |
11 | セイコーライコウ | 柴田 | 1.08.8 | 3/4 | 11-10 | 35.0 | 7 | |
3 | アンバルブライベン | 田中 | 1.08.8 | ハナ | 02-02 | 35.7 | 2 | |
12 | マジンプロスパー | 北村 | 1.08.8 | ハナ | 09-10 | 35.1 | 9 | |
15 | クールホタルビ | 水口 | 1.08.9 | 3/4 | 11-12 | 35.1 | 15 | |
14 | スギノエンデバー | 岩田 | 1.09.0 | クビ | 14-14 | 35.0 | 6 | |
5 | エーシントップ | 川須 | 1.09.0 | 頭 | 02-02 | 35.8 | 8 | |
10 | サトノデプロマット | 和田 | 1.09.2 | 1 1/4 | 06-06 | 35.8 | 5 | |
4 | ヒラボクプリンス | 藤岡 | 1.09.2 | 頭 | 06-06 | 35.8 | 11 | |
2 | メイショウイザヨイ | 太宰 | 1.09.3 | 1/2 | 02-04 | 36.1 | 13 | |
8 | タガノアザガル | 松田 | 1.09.4 | クビ | 09-08 | 35.8 | 10 | |
7 | コパノリチャード | 武豊 | 1.09.4 | クビ | 02-04 | 36.2 | 1 | |
6 | ローブティサージュ | 三浦 | 1.09.5 | 3/4 | 08-08 | 36.0 | 3 | |
1 | フギン | 藤田 | 1.11.5 | 大差 | 01-01 | 38.5 | 16 |
単勝 9 \630
複勝 9 \250 / 16 \1380 / 13 \1310
枠連 5-8 \5250 (16)
馬連 09-16 \19550 (49)
ワイド 09-16 \5090 (49)/ 09-13 \4790 (46)/ 13-16 \21460 (102)
馬単 09-16 \29240 (81)
3連複 09-13-16 \200320 (323/560)
3連単 09-16-13 \944140 (1572/3360)
ペース・展開おさらい
アンバルブライベンは決して出が良いわけではなかった…ただそれは男藤田のフギンも同じ。それでもフギンが一目散先頭に立ち、それに付いて必死に巻き返しを図るアンバルブライベンという形の前半戦になり、結果、前半33.0という激流が生まれ、前の馬には厳しい展開になってしまった。…果たしてそうだろうか?同日の500万下と勝ちタイムが同じという点が、何よりそれを物語っているのだが、函館6Fの前半3Fというのはクラス毎に差が出にくく、タイムの差は後半の落ち込み度合いに大きく反映されるコースと言っていい。先の500万下では33.6-34.7=1:08.3という構成…これを考えると重賞クラスであれば、例え33.0で入ったとしても終いは最低限34.7は出して欲しかった所である。
ただ今回のポイントはフギンが(自身にとって)明らかなオーバーペースだったということ。これで逃げてこそのアンバルブライベンやエーシントップのパフォーマンスを半減させてしまった事は間違いなく、その辺りが後ろの馬の台頭を許してしまった要因だったのではないだろうか。
各馬ひとこと
ティーハーフ
3角までは少し離れた最後方。コーナーで徐々に外に出しながらポジションを上げると、直線ではその勢いのまま一気に前を捕らえ、最後は突き放してのゴール。3連勝は全て6F戦で、その内容がすべて異なるもの…ここも平凡な時計とはいえ、ダントツの上がりで突き抜けたことは評価できる。G1云々は別として、着実に力をつけておりサマースプリントは十分視界に入れていい内容だったと見ておきたい。アースソニック
外から無理せずに後方待機。先に上がっていった勝ち馬を追うように追撃を開始…勝ち馬にはあっという間に離されたが、自身もジリジリと伸びてゴール前で2着に浮上。平坦コースで道中で加速Lapを踏むようなレースがベストなのだが、この流れでも差し込めたことは驚き…と言うより前に、適正外の馬でも位置取りの利でここまで来れたかというのが正直な感想。特に評価を上げることはしなくて良い。レンイングランド
流れに乗りながら中団やや後方よりからの競馬。直線では前が狭くなったが、狭いところをジリジリと伸びてきた。3歳になって初の6F戦での結果だけに、この馬の守備範囲を改めて確認できたレースだったといえる。とは言え、大きく力をつけた内容というわけでもなく、これだけでは何とも言えない。セイコーライコウ
中団馬群の中から、直線で一瞬前が詰まりかけるもうまく前が開いて伸びてきた。昨年と同じ着ではあるが、内容的には昨年のほうが数段上。次走は恐らくアイビスSD…この馬にとって条件が大きく好転することになるが、個人的には半信半疑としておきたい。アンバルブライベン
56キロが響いたか、フギンにハナを取られてしまい、4角では惨敗もある手応えだったが、何とか掲示板は死守してのゴール。刻んだペースを見ても自身のポテンシャルを発揮した走りではない事は明らかで、特に評価を落とす必要はないだろう。斤量が落ちるような舞台があるなら、今夏でも巻き返しは可能。コパノリチャード
テンからかなり促しつつ番手キープも4角ですでに手応えなし。6Fの勝ち鞍は不良の高松宮記念だけであり、この距離での純粋なスピード比べは厳しいのかも。とは言え、腐ってもG1馬。この体たらくはちょっと不可解。ローブティサージュ
去年のストレイトガールほどではないが、終始インで詰まりっぱなし。どうしようもないレベルだった。もしアンバルブライベンがハナで前半33.0で入っていれば、この馬が逃げ切っていた可能性もあるんじゃないかと思います。そこにティーハーフが突っ込んで来てきわどい決着というパターンも無きにしもあらず…いずれにせよ、このレースで評価出来たのは勝ち馬のみだったということですよね…
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