重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2015 ヴィクトリアマイル 回顧


まいどー!!です、bera-an2です。

わずか1万票差…割合で言えば0.8ポイント差(49.6%対50.4%)でNoですか…個人的にはあれだけの大構想をぶちあげて、この差なら大健闘の部類なんじゃないかと思っております。ただ微差でもNOはNO。ハナ差4着でも大差シンガリ負けでも馬券の対象外という意味では同じである競馬と似たような所があるわけでして…ちょっと違いますかね?

レース結果

2015年 5月17日(日) 2回東京8日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第10回ヴィクトリアマイル
4歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 1600m 18頭

LAP 12.1-11.0-11.2-11.2-11.4-11.2-11.6-12.2=1:31.9
通過 34.3-45.5-56.9-68.1  上り 68.8-57.6-46.4-35.0


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
5ストレイトガール戸崎1.31.9
05-0533.05
7
ケイアイエレガント吉田1.31.902-0234.012
18
ミナレット江田1.32.21 3/401-0135.318
4レッドリヴェールC.ル1.32.41 1/204-0433.73
2×カフェブリリアント福永1.32.4クビ08-0633.34
15ヌーヴォレコルト岩田1.32.51/206-0633.51
6×ディアデラマドレ藤岡1.32.5ハナ14-1432.82
17ショウナンパンドラ浜中1.32.8209-0933.57
10
ハナズゴール丸田1.32.91/209-0933.616
11×スマートレイアー武豊1.33.01/218-1832.96
16
リトルゲルダM.デ1.33.13/403-0334.915
3スイートサルサ田中1.33.23/412-1333.89
8
バウンスシャッセ北村1.33.216-1533.411
9
ベルルミエール川島1.33.4106-0634.314
12
アルマディヴァン勝浦1.33.414-1533.617
1タガノエトワール川田1.33.61 1/409-0934.310
13メイショウマンボ武幸1.33.71/216-1533.98
14エスタンメルシー内田1.35.0812-0935.713

単勝  5 \1410
複勝  5 \490 / 7 \1020 / 18 \8500
枠連  3-4 \4510 (13)
馬連  05-07 \36880 (66)
ワイド 05-07 \5410 (54)/ 05-18 \86300 (145)/ 07-18 \86580 (146)
馬単  05-07 \73990 (129)
3連複 05-07-18 \2860480 (726/816)
3連単 05-07-18 \20705810 (4140/4896)

ペース・展開おさらい

字面的にはミナレットのハイLapの消耗戦だが、実質はそんなレースでなかったことは百も承知…簡単に分析しておこう。ポイントは幾つかあって…

・Lapバランス的に1~2F目はさほど速くない。
・3~5F目は過去にないくらいの速さだったが、その区間で2番手ケイアイエレガントとはコンマ8秒、3番手リトルゲルダとは1秒、4番手レッドリヴェールとは1.5秒ほど差を付けており、↑の1~2F目の推移と合わせて考えると、ケイアイエレガントの位置でやや遅め、リトルゲルダ以降の馬はスローの範疇であったと考えられる。ただしほぼ3~4F目だけでこの差がついており、追う側も上がり4F目あたりからはギアupをしていると見てよい。
・想像以上にミナレットが頑張った。

こんなところだろう。これらを踏まえながら↓へ…

各馬ひとこと

ストレイトガール

先行集団の一角から手応え抜群で前に迫ると、脚の鈍った2着馬をゴール板前直前で捕らえての初G1。この流れで33.0の脚が使えている以上、どう考えてもスプリンターではない。と、いうより総合力で一枚抜けたマイラーであると見てよいだろう。安田記念はもちろん、秋はマイルCSを目指した古馬混合の王道路線を所望したい…もし香港に行くなら香港マイルで。

ケイアイエレガント

↑で書いたとおり、この馬でややスローの上がり4F勝負の走りといった感じだろう。そう思えば京都牝馬S同様に十分こなせる範疇のペース…また前付けして一瞬のギアアップも出来る馬だけに、スムーズに前を追いかけられたと考えられる。必要以上にミナレットが頑張った分だけ、追う側のアドバンテージは余分に得られたとは思うので、次以降も同じ戦法が成り立つかどうかは微妙だが、マイペースならこれ位は十分やれる馬と言うこと。

ミナレット

もちろん舐められ逃げという面もあるのだが、東京でこのペースを作って、1:32.2で走れるとは誰も思っておらず、そういう意味ではこの馬自身もかなり頑張ったと間違いなく言える。溜め逃げして味のある馬ではないので、そのままのキャラを貫いてほしいと個人的には思うし、それが出来れば次はダメでも、それ以降でまたチャンスは出てくるはず。

レッドリヴェール

好位追走は鞍上の好判断と言えるのだが、それを含めても上がり負けの印象。この流れではココより上の着は無かったと思われるが、決して適正内ではなかっただけに、もっと流れる舞台でどうかを見てみたい所。安田記念は賞金的に厳しいだろうが…

カフェブリリアント

勝ち馬の直後からの伸び負け…この馬の方ががまだペース対応力はあったと思えるだけに、勝ち馬とは明確な差を見せられたと言って良い。とは言え、ラスト1Fでもそれなりに伸びており決して悲観する内容ではない。

ヌーヴォレコルト

外目の理想的な位置を早々に確保すると、直線手前で追い出し開始するが今ひとつ伸び切れず…勝ち馬あたりとは手応えの差は雲泥だった事を思えば、ローズSでこなしているとはいえ、上がりに寄った勝負は適性から外れると言っていいのだろう。そういう意味では自身の上がりは使えてるのかもしれない。

ディアデラマドレ

ダッシュ付かずに後方から…も、この馬の持ち味を活かすには特に影響のあるものではなかった。今回も上がり最速をマークしたが、抜けた値ではなくこの位置が精一杯。今回はガッツリと控えた訳ではないだけに、この結果も仕方なしだろう。決して弱い馬ではないが脚質を考えると、こんなこともあるさと思うよりほかない。

ショウナンパンドラ

この馬も自身の上がりは使えていると言って良い。ただヌーヴォレコルトマークで交わすに至らなかったということは、このクラスで威張れるほどの力があるわけではないということも言える。


実質スローの縦長というマジックに惑わされた鞍上が多くいたのは間違いないですが、ミナレット自身がLapを落とした最終盤に差し馬たちの中でも脚をなくしているのはそれなりにいた訳で、そんな馬たちは力的にここでは全然足りなかったと見るべきでしょうね…タガノエトワールもスイートサルサもそういうことです。申し訳ありません。逆に上位の馬たちはそれなりに評価すべき背景もあり、これがフロックだと思われるのであればもうワンチャンスあっていいかもしれませんね。




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