2014 ジャパンカップ 回顧
です、です。
いやはや…色々と誤算だらけのレースでございました。愚痴るつもりはありませんが、とりあえず淡々と振り返っていくことにします。
2014年11月30日(日) 5回東京9日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第34回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量) (国際)(指定) 芝 2400m 18頭
LAP 12.8-11.2-12.0-11.9-11.7-12.2-11.9-11.8-12.4-11.9-11.5
通過 36.0-47.9-59.6-71.8 上り 71.3-59.4-47.6-35.2
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
4 | エピファネイア | C.ス | 2.23.1 | 03-02-03-04 | 35.0 | 4 | ||
1 | ジャスタウェイ | 福永 | 2.23.8 | 4 | 10-08-08-08 | 35.1 | 3 | |
15 | スピルバーグ | 北村 | 2.23.9 | 1/2 | 15-16-15-13 | 34.8 | 6 | |
3 | ☆ | ジェンティルドンナ | R.ム | 2.24.0 | 3/4 | 07-07-06-05 | 35.5 | 1 |
6 | ○ | ハープスター | 川田 | 2.24.0 | クビ | 14-13-12-12 | 35.0 | 2 |
2 | アイヴァンホウ | F.ミ | 2.24.1 | 1/2 | 13-11-10-08 | 35.3 | 12 | |
10 | △ | ワンアンドオンリー | 横山 | 2.24.2 | クビ | 12-11-10-08 | 35.4 | 8 |
16 | フェノーメノ | 岩田 | 2.24.2 | ハナ | 10-13-14-11 | 35.3 | 9 | |
9 | × | イスラボニータ | 蛯名 | 2.24.4 | 1 1/4 | 08-08-08-05 | 35.9 | 5 |
12 | タマモベストプレイ | 津村 | 2.24.6 | 1 1/4 | 02-02-02-01 | 36.7 | 13 | |
8 | ◎ | デニムアンドルビー | 浜中 | 2.24.8 | 1 1/2 | 17-17-18-16 | 35.5 | 7 |
5 | △ | ヒットザターゲット | 武豊 | 2.25.2 | 2 1/2 | 15-15-16-13 | 36.0 | 10 |
17 | アンコイルド | 戸崎 | 2.25.6 | 2 1/2 | 03-04-04-02 | 37.6 | 17 | |
11 | トーセンジョーダン | P.ブ | 2.26.0 | 2 1/2 | 05-05-05-05 | 37.6 | 16 | |
13 | ディサイファ | G.ブ | 2.26.0 | クビ | 08-10-12-13 | 36.8 | 14 | |
7 | アップウィズザバーズ | E.ダ | 2.27.5 | 9 | 17-17-16-17 | 38.1 | 15 | |
14 | サトノシュレン | 川島 | 2.30.3 | 大差 | 01-01-01-02 | 42.3 | 18 | |
18 | トレーディングレザー | K.マ | 中止 | 05-05-07-18 | 11 |
単勝 4 \890
複勝 4 \320 / 1 \320 / 15 \410
枠連 1-2 \970 (3)
馬連 01-04 \4120 (18)
ワイド 01-04 \1780 (20)/ 04-15 \2170 (24)/ 01-15 \1980 (23)
馬単 04-01 \7800 (30)
3連複 01-04-15 \19750 (59/816)
3連単 04-01-15 \91790 (295/4896)
【ペース・展開おさらい】
サトノシュレンがペースを作ることは容易に想定できたのだが、問題はその内容。序盤こそ標準的な入りだったものの、中盤は多少の強弱はあったが緩める部分を全く作らずに直線へ…スタミナと底力が問われる流れになったと見てよいだろう。
馬場は土曜の午前にまとまって、夜に少し降ってからの回復途中でのレース…発表は良だったが、先週までの良馬場水準には全く戻っておらず、ある程度水の含んだ馬場だった。傾向としては先週までの内優勢は無くなったが、外差しでもなくフラットに近い状態…騎手も傾向を掴みあぐねているような感じだったのではないだろうか。
【各馬ひとこと】
エピファネイア:引っ張りきりの手応えで、直線まで持ったまま…GOを出すとあっさりと抜け出し後続に影すら踏ませなかった。上がりの勝負にならなかった事はプラスに働いたが、しっかり負荷のかかる流れを最も負荷のかかる位置から押し切ってしまったことは、能力の証明に他ならない。そんなに強かったなら早めに言って欲しかったというのが本音だが、返し馬で暴走したり、レースでもこのペースで引っ張ってくれている馬がいる中で、ある意味紙一重の状況での追走になっている事を考えれば、まさに諸刃の剣…強かったことは認めながらも、好走にはかなり条件がついて回りそうな予感。有馬記念参戦決定のようだが、鞍上や同型含めて精査が必要だろう。
ジャスタウェイ:内から正攻法…勝負どころでも持ったままだったが、さすがに前には届かなかった。立ち回りもベストに近かったと思われる。ベストは10Fまでだろうが、しっかりと流れるこの距離でも結果を出せたことは大きいし、有馬記念に出るなら普通に買い…果たして出てくるのだろうか。
スピルバーグ:後方のインから、直線も内を突いてしっかりと伸びた。この流れでも結果を出せたことは、この馬にとっては大きなプラスだが、出が悪くなくてもダッシュがつきにくい馬で、常に後方からのレースを余儀なくされるだけに、機動力を求められる小回りは合いそうにない…有馬に出るならよほど前崩れにならない限り…といった感じか。
ジェンティルドンナ:枠なりに馬なりで好位につけての追走。直線は馬場の中ほどに出そうとした所、イスラボニータに阻まれ、内に切り替えての追撃となったが、思ったように伸びなかった。まぁ適正外の流れならば仕方なしといったところ。有馬記念も適性から外れるだけに、買わない方向で良いのではないだろうか。
ハープスター:直線外から抜けきれるかと思ったが、ラストは脚色が一緒になってしまった。勝負どころで故障した馬に接触し躓いており、その影響はかなり大きかったと思われる。それを思えば十分及第点。来年も牡馬の王道路線で頑張っていただきたいし、それで結果が出せるレベルの馬である事は間違いない。
ワンアンドオンリー:この馬も少し故障した馬のアオリを喰らってしまった。ハープスターと馬体があってからはもう一度喰らいついており、決して悪くない内容。来年以降、もう少し力をつければ宝塚記念あたりは面白いところがあっても良い。
フェノーメノ:立ち回りも流れも悪くなかったはず。立て直しにはもう少し時間がいるのかも…
イスラボニータ:この馬も直線半ばまで持ったまま。ただ追い出してグッとは伸びなかった。いつもの走りをしながらの結果だけに、この距離のガチンコ底力勝負では分が悪いという事で良いのではないだろうか。特に評価を落とす必要はない。
タマモホットプレイ:撃沈ペースの割にはまだ踏ん張れており、有馬に出るなら小銭は置いておきたいタイプかも。
デニムアンドルビー:このペースでは無理筋…適正内のペースのレースなら見直せるはず。
馬券的にはペースを読み違えている以上、当たる要素はどこにもない…そんな感じのレースでした。まぁある意味清々しいと言う事で…(負け惜しみ)それにしてもエピファネイアは強かった。長く乗り続けなければいけない鞍上が、完成形を見据え、折り合いを重視しながらここまでやってきた印象の馬ですが、一発勝負で乗った外国人Jがイチかバチかで紙一重の所まで攻めて勝ち切ってしまう…どっちが正義なんでしょうかね…まぁ福永クンに関してはそれが出来ないキャラというのもあるでしょうが…どちらかと言えばそつなく乗るタイプですからねぇ。どうやらブドーJが体重調整に苦しみ免許返上で帰国するらしく、有馬の週は外国人枠が1つ空くようなんですが、どうなるんでしょうか…
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