2014 中京記念 回顧
です、です。
今週半ばより、上海・大連へ出張…帰った翌日から再度日本と、かなりバタバタ状態…それ以降も10月初旬までは長距離移動が重なり更新頻度がやばいことになりそうです。現状、ただでさえ少ないのに…2歳重賞などはシレッとスルーしちゃう可能性もありますが、ご了承下さい。
2014年 7月27日(日) 3回中京8日 天候 : 曇 馬場状態 : 稍重
【11R】 第62回トヨタ賞中京記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m 16頭
LAP 12.5-11.2-11.8-12.2-12.4-11.7-12.2-13.1=1:37.1
通過 35.5-47.7-60.1-71.8 上り 73.4-61.6-49.4-37.0
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
15 | サダムパテック | 田中 | 1.37.1 | 11-11-13 | 36.1 | 7 | ||
14 | ミッキードリーム | 太宰 | 1.37.1 | ハナ | 09-07-10 | 36.3 | 11 | |
8 | マジェスティハーツ | 森一 | 1.37.1 | クビ | 13-11-10 | 36.3 | 5 | |
7 | ブレイズアトレイル | 藤岡 | 1.37.3 | 1 1/4 | 09-07-09 | 36.6 | 6 | |
12 | オリービン | 武幸 | 1.37.3 | クビ | 07-05-06 | 36.7 | 10 | |
3 | ティアップゴールド | 国分 | 1.37.4 | 1/2 | 02-03-01 | 37.3 | 16 | |
13 | サトノギャラント | 北村 | 1.37.6 | 3/4 | 16-16-15 | 36.4 | 3 | |
1 | クラレント | 小牧 | 1.37.7 | 3/4 | 07-07-06 | 37.1 | 2 | |
2 | ゲシュタルト | 国分 | 1.37.7 | 頭 | 04-07-04 | 37.3 | 15 | |
5 | フラガラッハ | 高倉 | 1.37.9 | 1 1/4 | 13-14-13 | 36.8 | 1 | |
10 | ダイワマッジョーレ | 蛯名 | 1.38.2 | 2 | 11-11-10 | 37.4 | 4 | |
16 | ダノンヨーヨー | 浜中 | 1.38.2 | ハナ | 15-15-15 | 37.0 | 9 | |
11 | マイネルディアベル | 和田 | 1.38.8 | 3 1/2 | 04-02-04 | 38.4 | 13 | |
9 | クロフネサプライズ | 柴山 | 1.39.1 | 1 3/4 | 01-01-02 | 38.9 | 8 | |
6 | テイエムオオタカ | 嘉藤 | 1.39.5 | 2 1/2 | 04-05-06 | 38.9 | 14 | |
4 | クッカーニャ | 田中 | 1.39.8 | 2 | 02-03-03 | 39.5 | 12 |
単勝 15 \1520
複勝 15 \520 / 14 \640 / 8 \300
枠連 7-8 \1810 (11)
馬連 14-15 \20090 (61)
ワイド 14-15 \4350 (55)/ 08-15 \2630 (42)/ 08-14 \3860 (50)
馬単 15-14 \34650 (112)
3連複 08-14-15 \60030 (196/560)
3連単 15-14-08 \428240 (1262/3360)
【ペース・展開おさらい】
クロフネサプライズはスロー気味に落としたかった様な所もあったのだが、2・3番手がしっかりと圧を掛けるような形になり叶わず…結果、馬場を考えればかなり速めでの通過。4・5F目はそれなりに緩みを持たせ直線で再加速となったのだが、前半のツケが最後に回り最後は大きくLapを落としてのFinish。瞬発力というより底力がモノを言ったレースになったと言えるだろう。
馬場は降ったり止んだりを繰り返す雨のせいでかなり読みにくい状況…この日の中でも内目を使ったレースも行われており、徐々に悪化していったということか。このレースに限って言えば、先行馬は内を空けて4角を回ったにも関わらず、更に外の馬が届いており、末期に近い外差し馬場だったと見ておくのが正解かもしれない。
【各馬ひとこと】
サダムパテック:枠なりに終始馬場の荒れていない所を走り、直線も大外に出すとミッキードリームとの追い比べを制しての勝利。外差し馬場の恩恵に加え、上がりの掛かるレースで最速の上がりを出せるタイプ、かつ道悪巧者というのもプラスに働いたと見ていいだろう。もちろん、G1馬で前走でもさほど負けていないだけに、力的に上位だったこともあるだろうが、これで評価を大きく上げる必要はなく、関屋記念の上がり勝負でコロッと負けても特に不思議に思わない。
ミッキードリーム:4角までは中団の外も、コーナーで外目を目指した分、さらにポジションが悪くなったのだが、坂下から勝ち馬と馬体が合うとそのまま併せ馬で伸びてきた。速い上がりでは全く通用しない馬だけに、最終週に行われるこのレースにピッタリの馬と言えるのだが、条件さえ合えばこのクラスなら十分やれるということか。そんな条件が次いつやってくるのかは微妙だが…
マジェスティハーツ:スッと控えて後方待機。4角までは外目も視野に入れたポジション取りだったが、外目にも馬がいてロスが大きいと判断したのか、結局は馬群の内目から差しきりを図った。一旦は抜け出しかけたのだが、ラストは外の2頭に交わされての3着…この日の午前中からの流れを見ていると、このパターンのほうが良い結果が出ていただけに、決して責められる騎乗ではなかったと思えるし、逆に言えば力を示した一戦とも言える。関屋記念より是非新潟記念に出ていただきたい。
ブレイズアトレイル:序盤から外目を意識した乗り方。直線も馬場の中ほどで差し届く態勢まで持ってこれていたのだが、最後は脚色が鈍ってしまった。もう少しスピードの持続力を生かすレースのほうが良かったのは確かだが、OP入り後もコンマ5秒以内のレースを続けており、そのうち馬券圏内に入ってくると思われる。ただ関屋記念は少し上がり不足の予感も。
オリービン:中団やや前から外目を積極的に運んだが…道悪も上手いし、消耗戦に近いような流れでも苦にしない中での結果だけに、これ以上を求めるのはちと厳しいかも。
サトノギャラント:スタート一息で後方から。4角までは最内でロスなく前との差を詰め、直線だけ外目に出して追い上げたが、ラストは息切れ。こんな流れでも対応は出来るのだが、やはりもっと上がりを強調するようなレースの方が力を出せるだけに、真の狙い目は関屋記念だろう。どうせ人気すると思うが…
クラレント:この馬の脚質と枠を考えるとこの結果も仕方なし…この馬もどちらかと言えば関屋記念の方が適正が高そう。
フラガラッハ:これまでの連覇とは臨戦過程が違うだけに、ちょっと人気しすぎていた感もあり。今なら関屋記念<新潟記念のような気もするが、そこまでの信頼感がある馬ではないだけに、過信は禁物。
これまでも散々書いている通り、内が荒れる=外差しという訳ではありません。先行馬が馬場のいいところを選んで走れば、外を差す組はかなりの距離ロスを強いられ、結果届かない…なんて光景はよく見られるのですが、中京においてはその状況でスカスカになった馬の間を内目から差すというのが、ある意味定説になっていました。ただこのレースはそれよりも大外を通る方に優位性が見られたと言うことです。逆に言えば、次以降に活きるかどうかというのは微妙…サマーマイルシリーズ限って言えば、関屋記念とは求められるものが全く違うので、また一から組み立て直す必要がありますね。
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