2014 目黒記念 回顧
です、です。
ダービーデーの最終レースに組まれるようになって、東京2400mと2500mのペースデフォルトの違いがはっきりと分かるようになりましたが、今年もそんな感じのレースでした。急ぎ振り返っておきましょう。
2014年 6月 1日(日) 2回東京12日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【12R】 第128回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)[指定] 芝 2500m 16頭
LAP 7.1-11.6-11.2-12.6-12.5-12.4-12.4-12.3-11.8-11.9-11.8
通過 29.9-42.5-55.0-67.4 上り 71.2-58.9-47.1-35.2
馬 | 印 | 馬 名 | 騎手 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F | 人 |
14 | マイネルメダリスト | 蛯名 | 2.31.0 | 11-11-11-10 | 34.4 | 8 | ||
9 | ラブイズブーシェ | 古川 | 2.31.0 | 頭 | 07-09-10-10 | 34.4 | 12 | |
1 | プロモントーリオ | 三浦 | 2.31.0 | 頭 | 07-06-07-07 | 34.7 | 4 | |
11 | アウォーディー | 横山 | 2.31.0 | ハナ | 11-11-13-13 | 34.2 | 2 | |
7 | ラブリーデイ | 川田 | 2.31.2 | 1 | 02-02-02-02 | 35.3 | 1 | |
15 | ムスカテール | 内田 | 2.31.2 | クビ | 10-09-09-07 | 34.8 | 7 | |
2 | ステラウインド | 武豊 | 2.31.4 | 1 1/4 | 03-03-04-04 | 35.3 | 5 | |
13 | タマモベストプレイ | C.ウ | 2.31.5 | 3/4 | 06-06-07-07 | 35.1 | 3 | |
6 | グランデスバル | 杉原 | 2.31.6 | クビ | 01-01-01-01 | 35.8 | 9 | |
10 | アスカクリチャン | 北村 | 2.31.9 | 2 | 07-06-06-04 | 35.7 | 11 | |
12 | サイモントルナーレ | 横山 | 2.32.0 | 1/2 | 14-14-14-15 | 35.1 | 15 | |
3 | アドマイヤブルー | 岩田 | 2.32.1 | クビ | 05-03-04-04 | 36.0 | 6 | |
8 | アップルジャック | 江田 | 2.32.2 | 1/2 | 03-03-03-02 | 36.3 | 13 | |
16 | コスモロビン | 柴田 | 2.32.4 | 1 1/4 | 16-16-11-10 | 35.8 | 10 | |
4 | スマートギア | 松山 | 2.32.6 | 1 1/2 | 13-13-15-15 | 35.6 | 14 | |
5 | イケドラゴン | 石神 | 2.32.7 | 3/4 | 15-14-16-13 | 35.9 | 16 |
単勝 14 \1620
複勝 14 \440 / 9 \680 / 1 \320
枠連 5-7 \3280 (17)
馬連 09-14 \21380 (65)
ワイド 09-14 \4530 (60)/ 01-14 \1850 (20)/ 01-09 \3870 (55)
馬単 14-09 \42000 (126)
3連複 01-09-14 \55000 (170/560)
3連単 14-09-01 \427240 (1136/3360)
【ペース・展開おさらい】
グランデスバルがポンと出てそのままペースメイク…やや縦長になりかけた所でペースを落とし先団は一かたまりでのレースとなった。全体的なペースとしては4つ目の12.6を最下点とし、ゴールに向けて徐々にペースを上げていく後傾持続力勝負で、スタミナもそれなりに問われ、前の馬たちには少し辛い流れになったと思われる。馬場的にはやはりこのような流れになると外からの差しも届くような状況…今の東京らしいといえる馬場だったのではないだろうか。
【各馬ひとこと】
マイネルメダリスト:前を行く集団の後ろから。4角までは馬場の中ほどを通り、直線では外に振り向けて、外を並びかけてきたコスモロビンを押圧するようにして進路を確保し、そのまま伸び続けた。前走も惜しい競馬だったが、この馬の上がり限界を証明したようなレースで、それより僅かに上がりの掛かる展開で何とか届いたのが今回だった。準OPはスタミナを見せつけての勝利、OPでの2走はある程度上がりを繰り出して結果を出しており、6歳にして力を付けてきた印象…2000mでも短いだけに夏は使うところがないだろうが…とおもったら、宝塚記念に行くのね…さすがにちょっと買えないか。
ラブイズブーシェ:出遅れを巻き返しての中団イン。直線もラチ沿いを進み、少し狭くなりかけるところもあったが、概ねスムーズに脚を伸ばしてきた。持続力勝負やさらに苦しいペースでもしっかりと上がりの強調できる馬で、これ位は走れる馬だが、今回は立ち回りも上手かった。器用な馬で小回りでも対応力はあるだけに、この状態を維持できるならサマー2000でもそれなりにやれそう。
プロモントーリオ:前の5頭ほどを見るインから。直線は微妙に前が空かず、坂上から徐々に外目に切り替えつつの伸び脚だった。少し捌くのに手間取った感もあるが、持続力で勝負したい馬だけに、仕方ない面もあるし、力を出せたと言っていい内容だった。次は降級することになるが、物理的に速い脚はない馬だけに、意外とコースを選びそう。夏の間に出てくるのであれば、その辺りは注意しておきたい。
アウォーディー:後ろ目のインコース。直線も馬群の中に突っ込んで最後は内を選択。2着馬と合わせるようにして伸びてきたが、最後の最後でほんの少し遅れてしまった。長丁場ならペース問わずに脚を使える馬だが、軽量ながら格上のここでも引けを取らなかった。次走は1000万下に出られるのだが、さすがに普通に通過できるはず。再昇級しているであろう秋を楽しみにしておきたい。
ラブリーデイ:この馬らしい積極的な競馬。直線早々に先頭に立ったが、さすがにラストは脚が鈍ってしまった。とは言え、この馬の特性を活かした競馬だっただけに仕方ない面もあるか。G1での勝負はもうワンパンチ必要だが、このクラスなら大負けしない立ち回りは続けられそうだ。
ムスカテール:この枠なりに4角外を回して早めに脚を使い出したのだが、坂上から徐々に劣勢になり雪崩れ込むようにゴール。トップハンデでこの着差なら特に評価を変える必要もないが、逆に新しい何かが見えたわけでもなく…
タマモトッププレイ:中団から見せ場らしい見せ場もなかったが、さほど止まってもいない…そもそも、この距離のレースは合わないのだが、中距離戦に使ってきた時には必ず不得手な上がりを求められるレースになっており、力を出せる舞台で戦えていないというのが現状。これでもっと人気が落ちてくれれば非常にありがたいのだが。
正直、この馬場ならばもう少し速い時計が出てもおかしくないと思うのですが、その辺りはレースレベルがどうだったのかという部分も残るレースでした。勝ち馬は宝塚記念のようですが、今年のメンバーならさすがに厳しいでしょうね。
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