重賞回顧ブログ~The結果論~

レースの後からなら何とでも言える。そんな結果論から次の当たりを導き出すBlogです。

2歳牝馬には過酷な流れ…~阪神ジュベナイルフィリーズ回顧~


まいどー!!です、bera-an2です。

なぜかJRAホームページでの映像提供方式が変わりました。これまでは、そこからパトロールフィルムをダウンロードしていたのですが、今回の方式では上手くダウンロードが出来ません。ダウンロードすると、自分の好きなところで早送りと巻き戻しができるので、回顧に役立っていたのですが、それが出来ないのはかなり苦痛です。

これまではGetAFSStreamというソフトを使ってダウンロードしていたのですが、他にいい方法があるのであれば教えていただきたいですm(_ _)m

…という訳で、いきましょうか。パトロールフィルムがしっかり見れませんので、見えてない部分もあるやもしれませんが、ご了承下さいませ。


2012年12月 9日(日) 5回阪神4日 天候 : 晴  馬場状態 : 良
【11R】 第64回阪神ジュベナイルフィリーズ
2歳・オープン・G1(馬齢) (牝)(国際)(指定) 芝・外 1600m 18頭

LAP 12.4-10.5-11.2-11.8-11.9-12.2-11.5-12.7=1:34.2
通過 34.1-45.9-57.8-70.0  上り 71.3-60.1-48.3-36.4


馬 名騎手タイム着差通過順位上3F
1ローブティサージュ秋山1.34.2
10-0835.95
7
クロフネサプライズ柴山1.34.2クビ02-0236.315
10
レッドセシリア三浦1.34.3クビ15-1635.610
6
コレクターアイテム浜中1.34.43/410-1335.91
14
カラフルブラッサム和田1.34.53/417-1835.57
5
プリンセスジャック福永1.34.71 1/209-1136.36
18
アユサン丸山1.34.8クビ15-1136.44
8サンブルエミュー津村1.35.01 1/206-0536.82
15
ディアマイベイビー川田1.35.0クビ03-0337.08
4
メイショウマンボ飯田1.35.013-1436.414
16
フィールドメジャー国分1.35.11/210-0836.818
17
トーセンレディ藤田1.35.31 1/417-1736.517
2
タガノミューチャン藤岡1.35.4クビ01-0137.612
9
レッドマニッシュ北村1.35.413-1436.811
13
トークアンドレイ川島1.35.53/403-0537.313
12
エイシンラトゥナ幸英1.35.92 1/208-0837.69
3
サウンドリアーナM.デ1.36.03/406-0537.93
11
コウエイピース松山1.37.5903-0339.516

単勝  1 \810
複勝  1 \300 / 7 \2430 / 10 \1460
枠連  1-4 \2250 (10)
馬連  01-07 \35990 (67)
ワイド 01-07 \9190 (72)/ 01-10 \5710 (51)/ 07-10 \32480 (119)
馬単  01-07 \62100 (117)
3連複 01-07-10 \490320 (447/816)
3連単 01-07-10 \3047070 (2399/4896)

【ペース・展開おさらい】
行ければ行きたかったというタガノミューチャンがハナ。それにクロフネサプライズサウンドリアーナ辺りも間を開けずに追走し、3F通過の34.1は阪神外回り変更後の最速を記録。さらに例年であれば12秒台に入る4・5F目も11秒台で通過、それでいながら隊列は大きくバラけずに推移する緩まないペースとなった。その分、直線手前で緩みが入り、残り2Fで再加速したのだが、坂のあるラスト1Fで一気にLapを落としてのゴール。中盤までのペースを考えるとやはり前の馬にはかなり苦しく、さらに瞬発力より底力を問われる流れになったのではないだろうか。

また馬場だが、当然内は悪くないものの、インだけが伸びる馬場というわけではなかった。このレースに関して言えば、最後は我慢比べになるほどLapが落ちている=ほとんどの馬が脚を無くしているだけに、結果的に内をそつなく立ちまわった馬に分があったという見立てでいいのではないだろうか。

【各馬寸評】
ローブティサージュ
インの中団から。直線はやや外目に進路を求めると、粘るクロフネサプライズをゴール直前でわずかに交わしての戴冠。結果、内で上手く立ち回れた事も良かったが、前走の緩みの少ないレースで唯一大外から脚を伸ばしてきた底力が生きたといっていいだろう。今回は切れ味面での評価は出来なかったが、それなりの物を持っていると推測されるだけに、来年も主役級であることは間違いない。

クロフネサプライズ前走は持続力が問われる流れも、前半はかなり緩めの後傾持続力勝負だっただけに、この流れで、ましてや唯一先行勢で抵抗をみせての結果はまさにサプライズ。当然、底力が問われる流れでと言いたいのだが、距離が伸びれば伸びるほど求めるレースが少なくなるのは確実で、クラシック云々という結果ではなかったが、逆に短い距離での可能性を感じさせるパフォーマンスだった。

レッドセシリア:出負けからも、腹を括ったようにロスなく進めて、直線も最内を選択。前の馬の間を縫うようにきわどくさを詰めた。流れと位置取りを考えれば、結果的にハマったという見方もできなくはないが、わずか2戦目で、上がりのみの競馬だった新馬戦とは全く違う流れでも対応出来たことは、もってる基本性能は高いということだろう。ペース適性はまだ確立できないが、今後が楽しみな一頭。

コレクターアイテム:中団から3角以降は外目を選択。結果、4角では前と相当差がついてしまったが、ジリジリと伸びての4着。通った位置の差もあるだろうが、やはりもっと切れ味を活かすような流れの方がいいということだろう。むしろこの流れでもここまでやれたことは、次以降にプラスになると見ていいのではないだろうか。

カラフルブロッサム:出負けではないが、ダッシュ力に乏しく後方から。4角までは内目で直線外に出そうとするも、壁がありそのまま馬場の中ほどを選択すると、各馬が脚の上がった部分でもしっかりと伸びての掲示板。見るからに瞬発力に欠ける馬なだけに、流れとしては向いたといえるだろう。鞍上いわく「オークス向き」とのことだが、距離は向けど、切れ味面での評価はやはり欲しい所だ。

プリンセスジャック:中団の内目をそつのない競馬。最後も伸びそうで伸びずで、現時点での力差が見えた印象。切れに頼る競馬も合いそうになく、母同様に来年も伏兵の域を脱せない可能性が大きい。

サンブルエミューズ:先行策から直線では抜け出しかけるところもあったが、最後は脚が鈍ってしまった。鞍上は馬群の競馬に難アリという談話だったが、そこまで厳しい馬群だったとも思えず、この流れでは力負けといったところ。自分で上位評価しておきながら言ってしまうのもなんだが、そこまで強くなかった説が濃厚。

サウンドリアーナ戦前ではこの流れで最も力を出せる馬だと思っていたが…7F専用馬なのかも。

2歳G1にしては珍しく、底力をも問われるレースになりました。ただ来年のクラシックで同じレースになる保証はどこにもありません。むしろ、例年を取ってみると全く違うレースになる可能性が大きいですので、この結果が来年に直結するとは思えないのですが、このレース単体だけを取ってみれば、それなりのレースだったように思います。ココ数年は目玉になるような馬がインパクトのある勝ち方をしましたので、今年は物足りない印象もあるやもしれませんが…個人的にはそう思っとります。




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