穴を探して入りましょう~七夕賞回顧~
です、です。
なでしこジャパンに歓喜し、美香さんと藍さんの頑張りにも心打たれ…来週は全英オープンもあるし、競馬以外が忙しくなりそうな気配です。
その前にやるべき事はやっておきましょうか…いろんな誤算があったとは言え、悲惨な結果に終わってしまった七夕賞からですね、やはり。
2011年 7月10日(日) 3回中山8日 天候 : 晴 馬場状態 : 良
【11R】 第47回七夕賞
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2000m 17頭
LAP 12.3-11.1-12.4-12.4-13.2-12.0-11.7-11.5-11.7-12.2=2:00.5
通過 35.8-48.2-61.4-73.4 上り 72.3-59.1-47.1-35.4
馬 | 印 | 馬名 | タイム | 着差 | 通過順位 | 上3F |
15 | △ | イタリアンレッド | 2.00.5 | 13-13-08-06 | 34.9 | |
10 | × | タッチミーノット | 2.00.5 | クビ | 06-08-08-11 | 34.8 |
2 | アニメイトバイオ | 2.00.8 | 1 3/4 | 06-06-08-06 | 35.1 | |
13 | シャドウゲイト | 2.00.9 | 3/4 | 03-03-03-03 | 35.7 | |
12 | ドモナラズ | 2.01.0 | クビ | 14-14-12-13 | 35.1 | |
7 | × | アドマイヤメジャー | 2.01.0 | クビ | 12-09-04-04 | 35.6 |
16 | コスモファントム | 2.01.1 | クビ | 04-03-04-04 | 35.7 | |
3 | × | オペラブラーボ | 2.01.1 | クビ | 09-09-12-11 | 35.2 |
8 | マッハヴェロシティ | 2.01.2 | クビ | 14-14-12-13 | 35.3 | |
11 | △ | ダンツホウテイ | 2.01.2 | ハナ | 17-16-16-15 | 34.9 |
1 | エーシンジーライン | 2.01.4 | 1 1/4 | 01-01-01-02 | 36.3 | |
9 | ○ | キャプテントゥーレ | 2.01.4 | クビ | 02-02-02-01 | 36.3 |
6 | ▲ | ケイアイドウソジン | 2.01.5 | クビ | 11-09-08-06 | 35.9 |
17 | トウショウウェイヴ | 2.01.7 | 1 | 16-16-17-17 | 35.1 | |
4 | ◎ | サンライズベガ | 2.01.9 | 1 1/2 | 04-03-04-06 | 36.5 |
5 | △ | マゼラン | 2.01.9 | ハナ | 06-06-04-06 | 36.5 |
14 | ロードキャニオン | 2.02.4 | 3 | 10-09-15-16 | 36.3 |
単勝 15 \1770
複勝 15 \480 / 10 \250 / 2 \320
枠連 5-8 \620 (1)
馬連 10-15 \3950 (15)
ワイド 10-15 \1470 (15)/ 02-15 \1890 (19)/ 02-10 \1280 (13)
馬単 15-10 \11100 (38)
3連複 02-10-15 \13120 (45/680)
3連単 15-10-02 \84620 (268/4080)
まず第一の誤算はエーシンジーラインが主張し、キャプテントゥーレはハナを放棄してしまったという事、これにより35.8-48.2-61.4という完全にスロー…しかも5F目には13秒台すら記録するような激遅の流れになってしまった。5F以降はしっかりとLapを踏んでロングスパート戦となったものの、前半の遅さがもたらしたのは一団での競馬。これにより恩恵を受けた馬、持ち味を出せなかった馬にはっきりと別れてしまった。更にもうひとつの誤算は馬場…土曜日の段階では内もソコソコ踏ん張れる状態だったのが、日曜メインの時点では壊滅…ソコでもはっきりと明暗が分かれてしまった様に思える。
勝ったイタリアンレッドは、コーナー4つの苦しい競馬で結果が出せる馬なだけに、流れ的にもバッチリだったが、一団の競馬で前との差を詰めやすかったこと、一見ロスの多い外枠も馬場のいいところを走れるプラス要因になった事、更には軽量と全てを味方につけた勝利…牡馬混合重賞で掲示板どまりだったのを一押しする要素は山ほどあったということである。ただ基本的には他力本願タイプの馬だけに、今回の結果だけを見て鵜呑みには出来ないというのが正直なところ…次走人気になるようなら軽視して良いタイプと言えよう。
タッチミーノットは勝負どころで押して押しての追走。スムーズにポジションアップしていった勝ち馬とは対照的だったが、エンジンがかかってからはしっかりと伸びて2着キープ。この走りを見る限り、やはり直線の長いコースで瞬発力を生かす競馬のほうが合っていそう。それでもここまでこれたのはやはり力があるからであり、そういう意味では次以降も注目しておきたい一頭である。
完全無視に見事反発してくれたアニメイトバイオだが、枠を利していつもより前目での競馬。直線もあまり馬場の良くない内をついて伸びてきた。切れ味に寄った馬という評価だったが、よく見てみるとロングスパート戦でも瞬発力が見せられるタイプであり、真っ先に軽視するべき馬ではなかったということだろう…器用に立ち回れる分、小回りのほうが特性を出せるのではないかとも思えるだけに、そういう意味で今後もチェックはしておきたい。
唯一先行馬で掲示板に残ったのがシャドウゲイト。荒れ馬場得意、更に先行でも馬場のいいところを通れたのは大きかったのだが、58を背負ってのパフォーマンスだけに、今後も条件さえ合えば穴を開けられるだけのものは持っていると改めて感じさせる内容だった。
さて、個人的には戦犯と名指ししたいキャプテントゥーレ…この馬場で逃げと言う戦法に対して躊躇することは仕方のないことと思うし、控えるという選択肢もおかしくはないと個人的には思った…ただアッサリと番手で前を甘やかす競馬では、持ち味が生きないことも間違いないだけに、控えてもしっかりと前に圧を掛けていく競馬をしていただきたかったというのが正直なところである。結果論で言えば、あまりに逆流が多く、どうやっても勝ちという結果には繋がらなかったかもしれない。だったら、持ち味出して沈没したほうがいいじゃない…というのは、ワタシの勝手な考えなのだが…後で、鞍上の「逃げたほうが良かった」というラジニケの談話を見て「だったら…以下略」と突っ込んだのは言うまでもない。
一番、字数を取ったのがキャプテントゥーレだったと言うのはご愛嬌…どちらかと言えば、去年のドモナラズと同じような評価…要はこのレースだけ見ても何とも言えない…と言う表現が一番しっくり来るレースだったと思います。そんな訳で、◎や▲への言い訳はスルーしておくことにしましょう。